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Aeons of Magick (Usher-to-the-ETHER)


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Aeons of Magick

うげ、いつのまにかSIRIUSまでw。
シンフォニックの極み、みたいな感じですよね。期待した通りの音です。
音圧からメロディまで、圧倒的な完成度だと思いました。初聴のときは、あぁこれ以上のシンフォニック系は出ないだろうなぁ、みたいに思いました。
ただ、それが弱点だったように思います。すべて予想できるんです。
シンフォニックブラックの完成形のひとつ。好きな人ならヘビーローテ確実。損は無いです。ここまでやってるブラックって最近無いですよね。みんな、ブラック色が薄い。

fortis ★★ (2008-10-25 12:08:00)


Aeons of Magick

2000年発表の1st。

EMPERORのSamothのレーベルから発売され、プロデュースにも彼が関わり、レビューでもEMPERORやLIMBONIC ARTが引き合いに出されて褒められるなど、話題性でも事欠かない作品ですが、確かにこのアルバムはそれだけの事があるスケールを持ってると思います。

LIMBONIC ARTの初期作やNOKTURNAL MORTUMの1stがシンフォニック・ブラックの名盤として評価されているのって、甘美で荘厳なメロディによるある意味での聴きやすさと、キーボードがバンドサウンドを呑み込んだ音像のエクストリームさの按配が絶妙だったからだと思ってるんですが、このアルバムではその路線を正統に引き継いだシンフォニック・ブラックを演ってますね。

蛇口全開レベルの洪水キーボードや超リアルなプラネタリウムを見せるかのような宇宙的なメロディなどは、上記した中でもLIMBONIC ARTの2ndと最も近いと思います。シンフォニックブラックに興味がない人が聴いてでさえ認めざるを得ないであろう煌びやかさ・スケールの大きさなど、クオリティでも肉薄するものがあると思います。演奏時間といいアルバムの構成といい、こっちの方が少しコンパクトな印象がありますね。ただ、タイトルトラックで低音デスも使ってるんですが、折角こういう声出せるなら他の曲でも使った方がメリハリが付いたんじゃないかと、ちょっと残念に思う所も。

シンフォニック・ブラック、特にキーボードを軸にした作風の物が好きならば必聴。超えたとまで言えるかは分かりませんが、LIMBONIC ARTにも聴き劣りしない作品ですよ。

Usher-to-the-ETHER ★★★ (2008-07-05 21:48:00)