アルバム" The Last of the Fallen Heroes"に2曲のボーナスを加えてミックス違い1曲を差し替えてリマスターを施した新装盤で、どうせ購入するならこっちをお薦めする 音も良くなってるのでよりダイナミックさが伝わると思う 作品そのものは全曲良くはないけど、名曲①を筆頭に②④⑦⑧そして今回ボーナスとなるデモver.なもののこちらも良い⑭など聴き所は押えてあると思います。
新たにイアン・パリーを迎えた布陣で録音されたモノの完成時には殆ど活動停止が決定的だったようで、名バラード"As The Last Teardrop Falls"をシングルとして発表しただけで実質的には活動停止という憂き目に... ソンな中、この名曲ほ含むベスト盤"The Last Teardrop '84-'92(その新録の内6曲を収録)を最初に聴いたときにシビれたね その他新曲も良かったけど、この曲はマジで震えたよ(ナンでこんなスゴい曲を作ったのに活動停止なのよって) 前作でも同系統の名曲"Cry Of The Sirens"なんちゅーのもあったが、この"The Last Of The Fallen Heroes"の素晴らしさと言ったら... 前任者とはタイプは違うが、イアン・パリーの自信に溢れた絶唱と相まった感動の名曲です...小生にとっては。
このバンドの魅力の一つでもある叙情的な面を強く押し出した名曲の一つ。 そして名作となる次作4thでも"Cry Of The Sirens"という名曲を生み出しますが、本曲がその大きな布石となったのは言うまでもありませんし、ソレはあのイアン・パリーを迎えた実質的ラスト作となる変則的ベスト盤にも収録される名曲"Last Of The Fallen Heroes"で結実する訳です。
このバンドはヤッパリg.のアルイエン・ルッカセンのバンドという思いが強いし、今はレオン・グーウィ―中心に復活も果たしてるけど、個人的には"全くの別バンド!?"ってな感じかな?。 で、邦題"明日への賭け"と題された3作で、全体的には明るく陽気なムードがアルバム全体を覆っていますが、時折見せる欧州的で叙情的な面が顔を出すのもとても魅力で、タイトル曲①や③⑨辺りの陽気なムードが支配的な楽曲もあるかと思えば、名盤となる次作への布石とも云える⑦"Women In The World"などはその叙情的な面を前面に押し出した様式的展開を見せる名曲と云えるだろうか?。
実質のラスト作品となった名作(その後、レオンを中心に復活するが)。 まず、③"Cry Of The Sirens"、⑥"Castles in The Air"そして⑧"Children Of The Streets"は本作中にあって飛び抜けている曲々。 ③は叙情的な様式美的楽曲でルッカセンの作曲能力の一つのピークを迎えたと感じさせる名曲中の名曲で、その後イアン・パリーが参加した"The Last Of The Fallen Heroes"や"Wings Of An Arrow"辺りの楽曲に通じてくる展開の1曲。 ⑥はアコギからの叙情的な展開から一転する怒涛の疾走ナンバーで、これまた前述③同様にルッカセンのコンポーズ力の高さを知る事の出来る名曲の1つ。またレオンの歌唱も曲にマッチしていて素晴らしい。 ⑧も⑥に近い楽曲で、展開的にはサビでの疾走感は最早ハードロックというよりはへヴィメタルなのでは...という破壊力を持った曲。 そしてこのバンドの魅力はルッカセンのコンポーズ力の高さとリードではなくほぼリズムに徹すザクザクとしたリズムG.であるし、ソレはゲストG.として参加したラナ・レーンの作品中一番メタルっぽいと称される"Secrets Of Astrology"[2000年]作品でも聴く事が出来る。
Voが案外、David Lee Rothを意識したのかな、という気がしました。垢抜け切れなくて(明るくなりきれない、と言った方がいいのかな)、でも歌とは関係の無い部分で、ゴージャスな方面への強い憧憬を感じさせます。VANDENBERGに続いて欲しいなあとも、思ったものです。 アメリカン的には垢抜け切れない曲調、だけどメジャーキーできらっと光るメロディーがここかしこに鏤められています。メジャーキーにこそ、彼等の持ち味が出ていた気がします。Engines、Take Me To The Limit、で僕の大好きなRock n' Roll Shower、やっぱり僕はこのアルバムが大好きです。