ダビングテープしか持っていなかったのですが、私もついに中古盤を購入しました。誰もが認める"ZEPクローン"に否定派は多いと思いますが、それと同じくらい肯定派も多いと思います。ZEPファンであればこそ大歓迎なんじゃないでしょうか。私はもちろん肯定派、もっとやってーって感じです(笑) なんだかんだ言ってもロバ・プラに激似のVoはずば抜けた歌唱力の持ち主で(伸びのあるきれいなハイトーンが心地よい)表現力もありとにかく実力のある人。ブルージーなギタリストはルックスに難はあるものの(笑)ギターテクニックの凄さは半端ではありません。かなりの経験を積んでいますね、この人は。実力の備わった一流ミュージシャンたちを"なんちゃってZEP"で片付けてしまうのはもったいなすぎます。 クラシカルでブルージーな骨太ロックは、近頃のノイズ的サウンドに慣れきった耳にはとても新鮮でなんだかホッとしますね。余計な神経を使わなくていいし。シンプルなロックはいいですね。 全曲捨て曲なしと感じるのはZEP似のせいなのか、KINGDOM COME自身の本来の力なのか疑問に残るところではありますが、錯覚でも何でもグイグイと引き寄せられる凄いパワーがあることは紛れもない事実です。全曲自信を持っておすすめしますが、中でも③「WHAT LOVE CAN BE」は超必聴!!レニーの愛の絶叫に平常心を保っていられる人が果たしているでしょうか!感情移入必至の絶品バラード。HR/HMバラード史上トップクラスの名曲です。泣けますよォ~ ZEPファンはもちろん、ZEPをかじったことのある人に是非聴いてもらいたいですね。のけぞるくらいに驚いて下さい。
レニー・ウルフさんにもう少し配慮があったら一発屋で終わらなかったであろうに……。パクリや物まねなんて誰でもやっている。THE BEATLESだって平然とパクリについて容認しているし、ZEPなんかはパクリ王だしブラックモアだって結構叩けばほこりが出る。ここでもう少し開き直って、たとえJOKEでも「私達ZEPが大好きで」と言っておけばよかったんだが。それはさておき、これってモロにZEPのいい所取りまくりじゃありませんか?特に「GET IT ON」聞いた時、「カシミール」のカヴァーか再録か?と思ったら、違ったんですね。ZEPのHRが好きな若い人で頭の柔らかい人はチャレンジしてください。
皆さん、なかなか手厳しい。確かにZEPなんですが、ここはけなす場所ではないので…。 いやいや、今となっては…の聴き方で。 じっくり聴いてみると、80年代後半のハードロックの醍醐味は全て吸収しており、バンドとしてのバランスもよく、初めて聴く曲もなぜか懐かしく聞こえたりもします。当時は"Get It On"しか知りませんでしたが、もろ"Since I've Been Loving You"しちゃってるM-3"What Love Can Be"なんかも結構気に入ったりしてます。好きで尊敬しているバンドの真似とまではいかないまでも、憧憬から始まり傾倒していった末、クオリティーが高かったが故に、バッシングにあった彼らをかわいそうには思います。偏見なしで聞くと以外に楽しめるので驚きました。全米12位を記録。ああ、この時代は…(涙)
はっきり言って、WHITESNAKEの"STILL OF THE NIGHT"の方がよっぽどエグいパクり方だと思う。 ・・・・って、そういえばプラントも怒ってたなあ・・・ 確かにカラオケの歌まね気分で、歌い回しまでコピーしちゃったのはいただけないが、声質もそこまで言うほど似てないし何より曲が良すぎ! アルバム全体でも捨て曲がないしまとまってます。 硬質な音質もいい感じで、リマスター盤は明らかに音質が向上! ドラムもなかなかうまい! ツェッペリン好きでも興味なくても、とりあえず聴いとけ!
88年のデビュー作品。 当時はZEPに似すぎている、と随分批判の多かった作品だけど、僕個人としてはZEP自体をそんなに聴いたことがなかったので、全く先入観なく聴けて、普通にいい作品だと思った。逆に元STONE FURYのレニーが脚光を浴びてラッキー、っていう感じだったかな。 楽曲的にはヘヴィーな“Living Out Of Touch"、名バラード“What Love Can Be"、力強いメロディが印象的な“Hideaway",“shout It Out"あたりがお奨め。今でもたまに聴きたくなる、そんな作品ですね、僕にとっては。