“心の名盤"の1枚 Y&T、GREATWHITE、RIVERDOGSと並ぶAAHR(←ADULT AMERICAN HARD ROCKの略。※ひょうすべ命名)の雄のデビュー&ラストアルバム。 LAーMETALが若者の音楽とすれば、AAHRはじっくり聴かせる大人のハードロックです。なかでもこの鮫島は、LA-METAL、BAD BOYS ROCK'N'ROLL、そして欧州系ハードポップが美味くMIXされ独自の世界を作ってます。 このアルバムを聴いた後、LA-METALの次はきっとこのジャンルが流行ると思ってました。 しかも、あのアクセルローズが“影響を受けたヴォーカリスト"でこのバンドのヴォーカル、リチャードブラックを挙げていました。 このように話題性あり。曲良し。演奏能力あり。歌上手し。捨て曲なし。カヴァー有り。独創性ありながら聴きやすいアルバムでしたが、ルックスが並の為、売れませんでした。 う~ん怖いですね~LA-METALムーヴメントは・・・。 その結果、この1枚で解散。ホントに惜しいバンドでした。 *隠れファンの方多いよね?(特に30代中盤以降も方)
HM/HRシーンが盛り上がった80年代。その頃活動していた幾多のバンドの中で・・・ 実力があって曲もイイのに「鳴かず飛ばず(ある意味泣いた?)」で売れなかった、という存在のアメリカにおける代表格がこの人達。 当時ギラギラしたLAメタル主流の時勢に、何ともライトで落ち着いた味わい深いロックサウンドを聞かせてくれた彼ら。 力まず気取らずと云うか、確かな演奏&歌唱力からくる余裕と優しさみたいなものが、この作品からは感じられるのです。 個人的には②Shake for Me、④Bad for Each Other、⑧Why Should I Believe、⑨Ready or Notなんか特に聞き惚れてしまいます。 この頃のアメリカンHR系が好きな人なら「必携」と言っても過言ではない・・・んじゃないですかね? コレ。 今聴いたら「地味」って言う人もいるかもしれませんが。