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DIABOLUS ABSCONDITUS
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解説 - DIABOLUS ABSCONDITUS
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コメント・評価

Recent 50 Comments



1. Usher-to-the-ETHER ★★★ (2006-02-25 19:52:43)

オムニバスに提供した、20分を超える大作曲。
タイトルの意味は「隠れたる悪魔」で、おそらくイザヤ書の「隠れたる神(Deus Absconditus)」に対応してる表現だと思います。曲的には腐肉と膿漿混じりのカオティックなリフ、アコースティックパートを含む複雑な曲展開とミニアルバム「KENOSE」の路線を踏襲しつつも、生きるのが嫌になるくらいの厭世メロディを注入したブラック…といった感じなんですが、ここまでの曲って滅多に聴けないのでは…特に最初のスローパートの、単なる繰り返しではなく形を変えながら蠢くようなリフの反復が神々しい気持ち悪さで、最高。
例えるなら、普通のブラックが神に牙を剥く曲だとしたら、この曲は神の観念自体を聴き手の中から消失させて、やがて訪れる自我の消滅という事実を突きつけ心底震え上がらせる…とかそういうレベルです。
多分オムニバスで5000円以上もするし、Deathspell Omegaはこの一曲しか入っていないので敬遠されている方も多いと思われますが、「KENOSE」が気に入った人ならこれだけで充分元は取れたと思うこと間違いなしです。他のバンドもかなり良かったし、このオムニバスは購入の価値大有りです!!社長も喜びますよ(笑)




2. カズチン ★★★ (2007-05-23 01:08:35)

これはもう完全にプログレだよな。
曲展開は多く、中盤のアコースティックなパートが小休止な感じ。
相変わらず邪悪、でもこの曲に関しては邪悪さだけではない気がします。
この曲が収録されてるV.A盤のジャケとイメージが合う。
「kenose」とV.A提供の2曲とどういう順番でリリースされたか分からないけど、
この曲はまさにDEATHSPELL OMEGAの集大成的な曲だと思う。
個人的に「kenose Ⅱ」と同等くらい好き。




3. N男 ★★★ (2012-05-07 21:12:49)

ブラックメタルの長尺曲ではこの曲が一番好きです。
全体は明らかに4つの部分に分かれていますね。
<第1部分>0:00~
ひたすら反復される素材(=リフ)は至ってシンプルなのに、物凄い暗黒性。
この微妙な音やリフのアレンジは計算されたものでしょう、気が利いてます。
反復されるたびにどんどん不気味さを増して怖くなってきます・・・(汗)
この導入というには長大すぎる部分によってこの曲はかなり高次元の楽曲になり得ていると思います。
<第2部分>7:02~
疾走リフも最高に素晴らしい、間違いなくバンド史上屈指のリフです。
<第3部分>11:00~
はこのバンドにしては珍しくアコースティックサウンドに切り替わります。美しくも沈み込む感じです。
<第4部分>15:50~
再びブルータルパートに。ブラストとミドルパートを交えながら発展します。
19:26~と終盤でちょっと正統派なリフもちょっと出てきますが、基本邪悪でブルータル。
この第4部分だけで1曲としての機能を持ち合わせています。



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