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HEX; OR PRINTING IN THE INFERNAL METHOD (2005年)
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HEX; OR PRINTING IN THE INFERNAL METHOD
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解説 - HEX; OR PRINTING IN THE INFERNAL METHOD
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Recent 50 Comments



1. Usher-to-the-ETHER ★★ (2008-07-23 18:24:00)

2006年発表の多分5th。
サブタイトルは恐らくイギリス・ロマン派の詩人ウィリアム・ブレイクが詞を銅版に腐食を
使って書き付けた印刷法の事で、ブレイク曰くこの印刷法には目に見える表面を融かし去り、
隠された無限を露わにする効果があるとか。
…何気にブレイクって暗黒メタルの連中に人気があるような(笑)。
さて、今までは耳で聴くというよりも体で感じるようなドローン/ドゥームを演ってきた
EARTHですが、今回は随分と方向性の違う音ですね…。ブルージーで寂寥感のあるインスト
作品で、アメリカの西部開拓によって住む場所を追われた先住民のドキュメタリー映画の
サウンドトラックに使われそうな、イマジネーションを刺激する音になってしまいました。
残響音の響かせ方など、音響へのこだわり方にはやはりドローンっぽさがあるかもしれません。
…でも、それだけじゃなく、スタイルは変わってもやはり体調悪いときに聴いたら更に
悪くなりそうな、ダークな雰囲気も漂ってる感じもするんですよね。「病んでる」とも、
「禍々しい」とも違う独自の暗黒性を追求している感じ。
「Earth2」辺りが体で感じられる音だったのに対し、こちらは聴き手の脳裡に映像を
描き出すような音で、どちらも聴覚器官を刺激する以上のものがあるという点では
共通しているように思います。正直、こういう作風って音と意識のシンクロ度が低い状態で
聴くとちょっとつまらなく感じてしまう事もあるんですが、ツボに嵌まったときの効果は
どんなエクストリームメタルよりも高いかもしれません。




2. ですら ★★★ (2011-12-30 02:23:11)

「ザ・ぐおんぐおん・バンド(笑)」Earthの再始動アルバム。4THアルバムです。正式メンバーはお馴染みディラン・カールソン(Gt)と女性ドラマーのアドリエンヌ・デイヴィスの二名。
ノイズに彩られた「Earth2」とは違って、クリアな音質のもとブルージーなフレーズがぐおーんと残響を伴って繰り返され、控えめなドラムといっしょになってのったりと進んでいく。時折神経毒のように紛れ込む不気味な音階が耳に刺激を与える。
展開性がないのは相変わらずなので、どこから聴き始めてもいいし、どこで聴き終えてもいい。
聴き込むことで、悠久の時の中に自分を落とし込んでいくような錯覚に捉われる。ていうか、何も考えずに聴くのが一番いい(笑)
次作「The Bees Made Honey In The Lion's Skull」と合わせて、睡眠や読書のお供にどうぞ。


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