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EXECUTIONER'S SONG (1985年)
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EXECUTIONER'S SONG
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解説 - EXECUTIONER'S SONG
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コメント・評価

Recent 50 Comments



1. ローランDEATH ★★ (2003-03-26 19:20:00)

カミソリの如き爆走スラッシュを信条とするRAZORの1985年作の1st。
この作品では、VENOMタイプの曲が並んでいるが、彼等特有のサウンドの「キレ」が実に心地よい。
ジャケもなかなかいい味出してます!スラッシュ・ファンには是非とも聞いてもらいたいですな!!




2. noiseism ★★ (2005-04-04 20:09:00)

デビューEPからするとちょっとスラッシュ気味になってきた。
相変わらず先走りっぷりの素晴らしいボーカル! 勢い(だけ)は充分あるし、聴いて損無し!
ジャケットは…芸術です(笑)




3. すりっぷのっと ★★ (2005-07-01 20:56:00)

84年発表のデビューEPは聴いたことないですが、この1stはかなり優秀な作品だと思います。
正直なところB級だがとにかく勢いに任せたハチャメチャな疾走スラッシュを堪能できます。noiseismさんのおっしゃる「先走りっぷりの素晴らしいボーカル?」も強烈ですぜ。
当時のカナディアンスラッシュ勢は魅力的なバンドが多いですが、このバンドもその中の一つです。
あのジャケットは……芸術ですか!?(笑)。2ndの方が大分マシな気が……




4. 火薬バカ一代 ★★★ (2017-01-12 00:32:19)

サクセスとか、世間の流行り廃りとか、そういった世俗的事象には一切無頓着のままに、HR/HMシーンの裏街道を爆走し続けたカナダのスラッシュ・メタル番長、RAZORが’85年に発表した1stフル・アルバム。
トラッシーなジャケット・イラストといい、そこいらの公民館を借りてテレコで一発録りしました的プロダクションといい、突貫工事感が半端ない本作はハッキリ言ってチープ(尤も、この時期のスラッシュ・メタル・アルバムは多かれ少なかれそんな感じでしたけど)。リズムガン無視で強引にシャウトを捻じ込んで来るステイス“シープドッグ”マクラーレンの金切Voから、演奏がズレようが走ろうが「細けぇことはいいんだよ!」とばかりに突進を繰り返す楽器隊まで、ファイト一発!なラフさ加減に濃厚に息衝くのは、スラッシュと言うよりもパンキッシュなクソッタレ・スピリッツ。しかしながら昔は呆気に取られたそうした部分にこそ、今聴き返すと逆に轟々とメタル魂を燃え上がらされてしまうのが不思議でして、特に一心不乱にGリフを刻んで刻んで刻みまくるリーダー、デイヴ・カルロのリフ・カッター無双ぶりが痛快な“TAKE THE TORCH”なんて、鳥肌モノの名曲ですよ。
現代の感覚からすれば、もはや特別速いわけでもアグレッシブなわけでもない音かもしれませんが、しかし、ギアの壊れた自転車をそれでも猛然と漕ぎ倒すかのような、この鬼気迫る前のめりっぷりはやはりスペシャル。並のエクストリーム・メタル・バンドなんぞ足元にも寄り付かせない、破れかぶれなテンションの高さが痛快極まる1枚です。




5. 失恋船長 ★★★ (2022-10-04 06:49:15)

記念すべき彼らのメジャーデビュー作。オープニングから自主制作盤が続くのだが、より尖りまくりの③から新生サウンドの幕開けといくのだろう、個人的には頭2曲の掴みで気分は上々、そこから雪崩の如く爆走メタルへと流れるのだが、低予算&厳しいレコーディングスケジュールを想像させる突貫工事サウンドに、もうチョイなんとかならんのかと言いたくなるのですが、メジャー盤と言っても色々ありますからね、バンドとしては少々厳しい思いもあるでしょうが、正直言って、純粋無垢なメタルスピリットは限界点を突破、そのグツグツと沸き立つメタルに対する忠誠心と、生の演奏をパッケージした今作の持つ高潔なる精神性は、テクノロジーの恩恵に頼りまくり、誰が参加したなんて、どうでも良いような今風のメタルバンドなど、イチミリも寄せ付けないオーラが出まくっています。

日頃の雑誌のレビューを中心に音源を漁るキャリアの長いライトリスナーの目には今後も止まることはないでしょうが、今の若い人たちはもっと柔軟に音楽に触れ、知識や情報の入れ方も様々、彼らがインタビューで答えたように、思わぬ形でリバイバルが起きます。
日本で言えば、今、海外のマニアがシティポップにハマりオリジナルのアナログ盤を探す姿がテレ東の番組でも紹介されたりと、サブスクリプションやYouTubeのおかげで、コアなバンドに再度スポットライトが当たっています。

こういうのは既存のメディアでは絶対に不可能だったはず。三流アーティストがサブスク死ねといっていたが、それは、日本人を相手に流行曲を作っていた典型的な一発屋の戯れ言。自肩は強いが売れなかっただけの名品が、必ずや日の光を浴びる日が来るという事を、最新のテクノロジーが若い人中心に掘り起こしたのだから痛快です。

2005、6年くらいからは顕著にリバイバルブームが起きました。ワタクシのような過去にしがみついて音楽を聴くレトロマイスターには、たまらない日々でございます。勿論、Spotifyが教えてくれるメタル系アーティストの95%は知りませんが、それなりの知識があるので、全く困りません。こうして過去と向きあい、今となっては手に入らないような名品に出会えます。
今作など、昨今のメジャーシーンから見れば、バラバラに切り刻まれ屠殺場に捨てられていたようなアルバムだ。一部のマニアが愛で時代錯誤を共有する代物であろう。
それが、ある意味、世界に散らばるコアなメタルファンを再度振り向かせるパワーがあった事に衝撃と共に感動を覚えますね。

信じるモノは救われる。RAZORもそうならば嬉しい限りです。本物が見捨てられるなんておかしな話ですよ。



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