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ATOMIC ROOSTER (2006年)
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ATOMIC ROOSTER
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解説 - ATOMIC ROOSTER
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コメント・評価

Recent 50 Comments



1. ひょうすべ ★★ (2003-05-01 01:18:00)

たぶんヴィンセントクレインは、第一期DPやヴァニラファッジのようなキーボードを主体としたブラックサバスを作りたかったのだろう。
しかし出来上がったデビューアルバムは完全にプログレハード。
それもこれもニック・グラハムとカール・パーマーのせいなのだ。
ヴィンセントの思惑は外れてしまうが、この絶妙なバランスが、なぜか高い評価を得てしまう。
その為ヴィンセントは「曲のスコアは全て自分が書いた。彼らはただ演奏しただけだ」と苦しい言い訳をしなくてはならなくなる。
カール・パーマーはその後、ご存知EL&Pへ
ニック・グラハムはしばらく音沙汰がなかったが、CHEAP TRICKの全米№1“THE FLAME"の共作者としてクレジットされている。
ヴィンセントは2ND以降、本来やりたかった事を実現し、英国B級ロックの王者として君臨するが、このアルバムはその中でも異色作として未だに人気のある作品である。



2. 柴が2匹(会社から) ★★ (2004-03-17 18:22:00)

70年発売の1stアルバム。
今となってはカール・パーマーが一時在籍していたバンド、という扱いしかされていない印象を受け
ますが、実際は鍵盤奏者がメインのHRバンドです。クラシックをモチーフにジャズの即興性を取り
入れたサウンドです。上記のひょうすべさんが仰るとおり、メンバー間の微妙な音楽性の違いなどが
うまい事ひとつにまとまった作品かと思います。




3. 殺戮の聖典 ★★ (2008-04-06 19:17:00)

THE CRAZY WORLD OF ARTHUR BROWNにいたヴィンセント・クレイン(Key、Vo)とカール・パーマー(Dr)が、ニック・グラハム(B、Vo)と結成した3ピース・バンドによる'70年発表のデビュー・アルバム。
メロディアスかつエキサイティングなヴィンセントのオルガンを中心に据えたサウンドはプログレッシヴ・ロック的ですらあり、驚異的な歌唱力を誇るニックと手数の多いテクニカルなドラミングを披露するカールの驚異的なプレイにも目を見張るものがある。
疾走感に満ちたハード・ロッキングなシングル曲「FRIDAY THE THIRTEENTH」や冬の雪景色をそのままサウンドに昇華させたような哀愁漂う「WINTER」といった名曲を始め、ヴィンセントが幻惑的なオルガン・プレイを聴かせる「AND SO TO BED」、ブラスによるオープニングが壮大な「BROKEN WINGS」、ハイ・テンションなインスト・チューン「BEFORE TOMORROW」、オルガンの音色が名曲「A WHITER SHADE OF PALE」を想起させるバラード「BANSTEAD」、ファンキーなギターが印象的な「S.L.Y」、カールが恐ろしく手数の多いドラミングを聴かせる「DECLINE AND FALL」、各楽器が渾然一体となって迫る「PLAY THE GAME」といった楽曲も悪くない。
ニックとカールは、このデビュー・アルバムに参加したのみで脱退(カールはのちにEMARSON,LAKE & PALMAERを結成)してしまう。



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