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NO JIVE (1991年)
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NO JIVE
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解説 - NO JIVE
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コメント・評価

Recent 50 Comments



1. 柴が2匹(会社から) ★★ (2003-12-23 23:53:00)

18枚目のスタジオアルバム、(91年)
一時期参加していたギターのビリー・ランキンが参加しています。
久々に重厚なHR作品で、ごり押し・横ノリのヘビィロック、軽快・縦ノリのハード・ブギィな作品など
70年代以上にハードな内容でびっくりしました。
これはAC/DC等がすきな方なら一発ではまるアルバムではないでしょうか?




2. 失恋船長 ★★★ (2021-04-18 14:10:34)

時代の流れの中でもがき苦しんでいたベテランバンド。今作には、その紆余曲折を経て辿り着いた境地を感じる。変わることのない屈強な精神性、自分達が何者なのかを再度見直しアピールしてきたような印象を強く受ける。

ロックと言えば、これでしょうな音楽性、流行り廃りとは無縁のスタイル。その安定感と裏切らない音は、行きつけの大衆食堂のような居心地の良さがある。瓶ビール片手に上手い飯を腹いっぱい喰らいたい、町中華で飲ろうぜ、ノリで楽しみたいロックファンならば是非とも押さえて欲しい一枚である。

味わい深いマッカファーティの唄、堅実なプレイから弾き出されるいぶし銀のサウンドは、今では逆に新鮮に映るのではないだろうか、変わることを拒絶したバンドの強み。単なる70年代の焼き回しではない、鮮度も込め彼等は戻ってきたと感じるファンも多かったでしょう。
キャリアが生んだ新しい切り口、バラエティ豊かな楽曲をまとめ上げる説得力。地に足がついたベテランの持つ聴き手を安堵させる存在感、キャッチーさも忘れずに見事、イメージに沿ったスタイルを具現化しましたね。




3. 火薬バカ一代 ★★ (2024-08-28 00:35:58)

英国の重鎮NAZARETHが、オリジナル・メンバーのマニュエル・チャールストン(G)の脱退、後任としてビリー・ランキン(G)の出戻りという陣容替えを経て、セルフ・プロデュースでレコーディングを行い'91年に発表した18thアルバム。
とはいえ、申し訳ないことに血気盛んなメタル野郎だった当時はNAZARETHに対する興味はほぼゼロ。「まだやってたんだ」か、せいぜいで「GUNS ‘N’ ROSESのアクセル・ローズに影響を与えたベテラン・バンド」「ARTCHやARTILLERYが“RAZAMANAZ”をカヴァーしてたっけ?」程度の認識ぐらいしかなかったのですが、今もって現役を続行し新作までリリースする意気軒高ぶりをアピールする彼らゆえ、本作においても老け込みとは無縁。ダン・マッカファーティ(Vo)の特徴的な塩辛声を生かして、溌剌と疾走する③⑩あり、骨太なGリフをフィーチュアしてヘヴィに押し出してくる②⑥あり、枯れた哀愁にグッと来るバラード④あり、英国産ならではの魅力を湛えた二部構成からなる⑨あり、ジョニ・ミッチェルの“THIS FLIGHT TONIGHT”を再カヴァーした⑪あり…といった具合に、現役感と熟成感を程好く併せ持ったHRサウンドを自然体で奏でてくれて新鮮な印象を与えてくれます。中にはあからさまにヒット狙いの⑦みたいな(初期ファンが耳にしたら仰天しそうな)楽曲もあったりするのですが、バンドへの思い入れのなさが奏功してか普通に「ポップ&キャッチーで良い曲だなぁ」と感心させられたぐらいですよ。
これがNAZARETHの最高傑作なんてこたありませんが、噛むほどに味わいが増していく、ベテラン・バンドの技前が堪能できる一作に仕上がっています。



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