68年の第2作目。エアーズが抜け、ヒュー・ホッパーが参加。 まずお洒落なイントロダクション的に語りが入り「Hibou, Anemone And Bear」が始まった瞬間「あっ!」と思うだろう。そう、この曲がマシーンのその後を決定付けていると言っても良い。明らかにホッパー節が炸裂しており、彼のマシーンへの貢献度が一発で分かる代物だ。 1stに比べると曲もバラエティに富み聴き応えあり。陳腐な表現で申し訳ないが、おもちゃ箱をひっくり返したようなアルバムである。英国アルファべットが出てきたり、スペイン語が出てきたり。歌詞をじっくり読んでみても面白いのではないだろうか。 中でも「As Long As He Lies Perfectly Still」は素晴らしい曲。マシーンの曲の中でこんなに甘美で、且つなんとか口ずさむことの出来る歌メロは希有だ。 全17曲、一気に聴くべし。 カンタベリーの真髄はこの作品なのだから。
2. 名無し ★★★ (2015-03-13 01:39:10)
B面最初のAs Long As He Lies Perfectly Stillという二分足らずの曲があまりにも素晴らしい。ピアノとファズベースとドラムと歌だけでこんなにも十分。熱く煮えたぎるようで氷のように目覚ましく混沌としていて底抜けに透明。 音楽史に永遠に記憶されるべき名曲。