この曲を聴け!
Demon & Eleven Children (1971年)
MyPage

Demon & Eleven Children
モバイル向きページ 
解説 - Demon & Eleven Children
→解説を作成・修正
コメント・評価

Recent 50 Comments



1. 野崎 ★★ (2006-07-09 01:07:00)

「カタカナ英語」で不評の大沢博美(男性です、念のため)の歌ですが、僕は気にはならなかったですね。
だからと言って「アングラっぽくていい」って気持ちも無いんですが。歌にそこまで執着してないからか。
しかし歌には耳を塞いで貰うとして、演奏の方はとにかく聴くべきですよ。
特に「SOONER OR LATER」は自信を持って薦められる名曲。71年発表です。
あ、あとジャケットの悪魔は結構かわゆいと思います。モコモコしてそう。




2. 夢想家・I ★★ (2006-07-10 17:32:00)

はい、傑作です。
かなり、SABBATHからの影響が強く出ているアルバムだと思います。
ですが単なるフォロワーでは済まされないリフ作りの巧さ、曲展開の妙、演奏の切れなど驚くべき質の高さを誇ります、特にリフに関しては個人的にはSABBATH以上の冴えを感じる部分もありました。
↑でもおっしゃってますが私もヴォーカルは全然気になりませんでした、歌い回しが微妙にOzzyっぽいのが 「おっ」 って感じでしたが。
本作最大の聴き所はやはりギターでしょう、なんでもギタリストの竹田氏はこの当時16歳だったそう、この年齢でこの演奏はありえない ! (驚)
'70年代のロックバンドに魅了されるという人は後追いの若い人にも多いと思うんですがその対象はあくまで海外のバンドであって意外と国内のバンドは盲点になっているんじゃないでしょうか? このバンドをはじめ実はびっくりするほどすごいバンドが沢山あるので是非聴いてみるのをオススメいたします。




3. 失恋船長 ★★★ (2024-02-12 16:10:01)

今や音楽に国境なし、サブスクリプションサービスで音源に触れるので、予想もしないアーティストが世界的に認知されたりと何が起こるか分からないの時代が突入しました。少し前に出川哲朗が愛車のCDチェンジャーが壊れ聴けなくなったので、故障をしたものを直すとTVでやっていたが、今どき車でCDを聴くヤツがいないと言うことでメーカーは作っていない。
確かに私も車の中でCDを聴くという行為を10年近くやっていないのですが、今やカセットテープを聴く感覚でCDを聴くと小中学生が認識している時代なのだから当然でしょうね。そういう時代の副産物は、このようなロック黎明期を支えたバンドが逆輸入で海外のマニアに認められるという現象が起きているのだから驚きです。
71年とは言え大沢博美の英語の節回しが余りにも日本語していて笑える(これは洋楽を何十年聴かなくてもわかりますよ)

そういうジャパニーズロックな欠点はあれど、それを余りまくるバンドサウンドの凄み、特にギターの自由なマインド。ブラックモアタイプでもなければブライアン・メイでもマイケルでもない、70年代の初期だからこそ産み落とされた感性。サバスな要素というよりは桃時代を生き抜いた若者達が自ら辿り着いた境地と言えよう。
ホワイトブルースからの脱却。ブルースベースのロックサウンドは、濃度を高め独自性の高いサウンドを構築。今の感性で聴けば間違いなくプロトタイプDOOM ROCKと呼んでも差し支えがないだろう。

若いことは大沢の歌がどうにも苦手で手が出なかったのだが、オジサンになると旨味が違ってくる。叩き上げのバンドは力量が違う、テクノロジー恩恵を受けまくった昨今のクリエイトでは聴かれないサウンド、このギターサウンドは癖になりますね。

人間椅子が好きな人は是非とも、このバンドに触れて欲しい。71年に独自の目線で、この路線に辿り伝い男達がいたことに驚くだろう。アイオミではない竹田和夫のギターは個性剥き出し、変化自在のリズミカルなグルーブで魅了するリズム隊の凄み、やっぱりアンサンブルは重要ですよ、その一体感の上で、独自の目線で歌い上げた大沢の歌声も聴きすすめるウチに味わいが出てきて、最終的には問題なく完走です。

日本よりも世界が認め直したバンド。本気のドゥーム好きならば知っている存在なんですが、若い人にも是非とも知って欲しいバンドである。なんたって無料で聴ける時代が来たんですからね。



発言

評価:★★★ 素晴らしい!! ★★ 良い! まあまあ コメントのみ
→発言を修正・非表示 | 移動
→問題発言を非表示