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THE BEAUTY AND THE BEAST (1987年)
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THE BEAUTY AND THE BEAST
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解説 - THE BEAUTY AND THE BEAST
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コメント・評価

Recent 50 Comments



1. 失恋船長 ★★★ (2017-02-12 16:31:49)

前作で感じさせたメジャー感を倍増させた4枚目のアルバム。叙情的なメロディを軸に華やかさも加え、メンバーショットとジャケも刷新しイメージチェンジしていたので、然したる問題を感じないのですが、初期のパワーメタルサウンドに惹かれた人には随分と丸くなったなぁと感じるでしょうね。時代は1987年、それにしても恐ろしいですね。ポップさとキャッチネスさが増大しようとも、メロディックなギターリフとフレーズの美味しさ、明るい目の音だが、欧州産の湿り気もあったりと、ポップになったSINNERを思わせる音楽性にシフトする事に成功しています。表題曲の③なんてびっくりするくらいコマーシャル性に富んだ音楽性披露していますよ。彼らの音源に初めて触れたのは次作は初めてで、今作を聴いたときはちょっと驚いたものです。そして初期の3枚が、あれなのだから器用なバンドだったんだなぁと2度驚いたものです。時代に翻弄され決定打に欠けたバンドでしたが、どの時代の音源にも一本芯が通っており、今作のような大衆性が増したヨーロピアンメタルでも根っこにはメタルスピリットがソコかしこに蔓延り聴いてきて心地よいのです。メロディックなミドルナンバー④バラード⑤の流れなんかには、バンドの本質たる一面が強く感じられますね。



2. シン・聖なる守護神 ★★★ (2024-06-16 09:45:49)

その昔の学生時代に聴いた作品でして、このバンドに最初に触れた作品でもあったと思います
確かに本作も弱流通ながら「JIMCO」から国内発売されたり、その後の作品も「テイチク」辺りからとかあったと思いますが、一般にはやはりマイナーバンドという認識が強いんでしょうね
まぁそのドイツの一マイナーメタルバンドだった訳で、予算的に厳しい条件下で製作されたのだろうと想像するが、それまでの如何にもなイメージから脱却を図ったりすると共に作曲という事でもよりメロディ面に力を注ぎ、また女性Vo.をゲストに迎えたりと出来る限りの事は行った意欲作となっていると言えるでしょう
特に..."夜明け!?"を意識したのかは分からんですが出だしからそれらしいKey.からというタイトル曲などは顕著でしょう
あくまでメロディはキャッチーでありながら前述のゲスト女性Vo.(Lisa Wheeler)を起用する辺りはアレンジにも相当気を使った事がわかりますし、ヨーロピアンな空気感をしっかりと残している辺りも素晴らしいです
アナログ盤のA面ラストとなる何処か儚さを感じさせるバラード⑤"Tears By~"も秀逸といえるのではないでしょうか
またスローに展開するエピカルな⑦"Russia's On~"などのヘヴィさを求められる展開での裏声ハイトーンの非力さは如何ともし難いのですが、その辺も含め愛すべきジャーマンなのでしょう
そして⑧"Cheyeme(Where The~)"に於ける疾走感はそのジャーマンメタルの維持のようなモノを感じさせます
次作後に中心とも目されていたLee Tarot(G.)が脱退してしまい、その後はやや精彩のない作品を連発し一時活動停止に追い込まれますが、'02年の復活作"Dance With The Witches"は中々の会心作だったと記憶します
でもまぁ初期作品の中(1st~5th辺り迄)という事なら本作をオススメしたいですね


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