サンタモニカ出身のスピード・コア・バンドCRYPTIC SLAUGHTERの1stアルバム。
現在はOzzy Osbourne bandで活躍中のRob Nicholsoが在籍していた事で有名(なのか?)。
その音はというと、NAPALM DEATHとSxOxBのやかましい部分だけ切り取ってアホ要素を加えたようなサウンドであり、いかにも突っ走ることしか脳味噌にないような奴らが作った音である。
ドラムは初心者がブラストビート的なことをやってるようにしか聴こえないくらい汚いし、しかもモタってる。
そこへ更にお粗末な発声をするボーカルがどうでもいいことをがなりたてるように歌う。
これは凄い。とにかく聴き手に何も考えさせずに当人達は暴れまくる。素晴らしい。
速さだけは凄まじいので疾走感に飢えている人には大好物の音だと思われる。
しかし、汚いといえば汚い音なので生半可な気持ちで手を出すと後悔するかも。買うなら中古がいいかな?
なお現在再発盤が出ており、ボーナストラック(ライヴテイク等)が多数ついたバージョンが存在する。
こちらは比較的手に入りやすいと思うが、ただでさえ汚い音を聞いた後に更に醜いライヴテイクを聴かされるのは人によっては拷問かも(笑)