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LURKING FEAR (2007年)
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LURKING FEAR
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解説 - LURKING FEAR
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コメント・評価

Recent 50 Comments



1. GC8改 ★★ (2007-10-08 18:32:00)

復活第一弾アルバム。
全体的にスラッシュ寄りのスピードナンバーが主体で、ある意味
初期のスタイルに戻りつつあるとも言えるが、独特のメロディ、
ギターコード、変拍子はまぎれもなくMEKONG DELTA
である。テンションも最後まで全く落ちないのはさすがプログレ
スラッシュの最高峰として名を馳せただけの事はある。
ただ初期のスタイルとはいえ、あの頃のアクの強さは無く、演奏も非常
にシャープなので彼らの全作品中一番聴きやすいのではないだろうか?
個人的にはクラシックをモチーフにした④、⑦、⑩が気に入ったが
他の曲も完成度が高い。まさに復活後入魂の一作である。




2. HIDETOYO ★★ (2007-11-18 18:58:00)

祝!復活!
1stから5thあたりまでの集大成的なアルバム、という感じで、特に#1~#4の流れは2nd、3rdの頃をこよなく愛する自分的には悶絶モノ。
ラルフ・ヒューベルト以外のメンバーは総入れ替えだが、Theory in PracticeのGや、WolfspiderのVo、といったツボを突いた人選で、彼ら自身このバンドの何たるか、を
判っているようで(プレイにも表れている)、不安要素はない。
ただし、AAARRGからの付き合いであるはずのウリ・カッシュのプレイ(…というか、プロダクションか?)が今ひとつで、ヨルグ・マイケルが
叩いてくれていたら、と思わずにはいられない。ともあれ、6th、7thあたりよりはよっぽど良い。



3. 火薬バカ一代 ★★★ (2018-07-12 22:24:34)

鬼才ラルフ・ヒューベルト率いるMEKONG DELTA、'08年発表の復活第2弾アルバム。
実験精神が先走っていた90年代後期の作品に比べると、'05年の復活以降に発表された作品はどれも独産スラッシャーならではの切れ味と攻撃性、テクニカルな演奏の応酬がもたらす張り詰めたテンションという、従来のMEKONG DELTA節が大幅回復。特に本作はジャーマン・メタル・シーン屈指の凄腕ドラマー、ウリ・カッシュが参戦しているということもあり、事前の期待値の高さにゃ並々ならぬものがありましたが、変拍子を交えた神経症気味曲展開と有無を言わせぬ突進力で、その期待に見事に応えてくれているのは流石。
欲を言いえば、個性的且つ押し出しの強い楽器陣に完全に存在感を抹消されてしまっているVo(ANGEL DUSTやSCANNERに在籍していた人物らしい)は、多少ヘタクソでももっとキャラの立った声質の持ち主か、もしくはこの面子に対抗し得るだけのメチャウマな実力者を引っ張って来て欲しかったかなと。全体的にVo入りの曲よりも、RPGラスボス戦劇伴のスラッシュ・バージョンみたいな④や、映画『プレデター』と『スターウォーズ』を足してスラッシュで割ったような⑧といったインスト曲の方が印象は強め。
それでも、例えば「よ、MEKONG DELTAの真骨頂!」と思わず声を掛けたくなる⑩のような、スパニッシュ・タッチの旋律を奏でるG、怒涛の突貫精神を発揮するリズム・セクションといった強めの圧を掛けてくる楽器陣に対し、Voが一歩も引かずに踏ん張る名曲を聴くと、ラルフの人選眼が決してくもってはいなかったも理解できるのですが。
80年代のMEKONG DELTAの諸作を愛聴する方なら、押さえておいて損のない力作。



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