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1. Usher-to-the-ETHER ★★ (2007-12-03 16:50:00)

2005年発表の音源集。
2000年から2004年までのEPなどを纏め、カール・オルフの曲をイントロに付けた内容。

音の方は、ギターの荒いディストーションが暗い森の中を疾走するかのような情景を想起させる、雰囲気たっぷりなブラックメタルで、時折出てくるペイガン系にも通じる叙情メロといい、悪魔のような中~低音域でのデスヴォイスといい、ブラックでしか表現し得ないであろう邪悪さ、アングラな魅力のたっぷりと詰まった作品。ほんと、「これぞブラック」と言いたくなるような、魔性ムード濃すぎな音楽です。

興味深いのは、後の作品になるに従って、何故か音質が悪くなっていく事。時期的に最も初期の「Darkness EP」はまだギターの歪みに厚みが感じられるし、リズムも打ち込みっぽさがそれほど感じられないのに、続く「Blood and Fire EP」ではギターの音が薄めになり、更に「Ritual EP」の曲ではドラムがあからさまに打ち込みっぽい音になってます。これはこのバンドが、一般的な音質の良さという価値観を曲げても、自分達の表現したい世界観を追及している証拠ではないでしょうか。

ちなみに、2004年の「Resistance EP」はアンビエントっぽい作風になってますが、2曲目にはギターが入っており、それ以前の曲と比べると明らかに耳に優しくない音になってます(笑)。ブラックの、自分達の世界観を重視するような作風に共感する方にはかなりお勧めの作品です。



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