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PLAY DIRTY (1983年)
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PLAY DIRTY
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解説 - PLAY DIRTY
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コメント・評価

Recent 50 Comments



1. SID VICIOUS ★★ (2009-01-10 22:04:00)

タイトル曲は今でも新鮮に聴ける。
すごく洗練されたロックなんだ。
ちなみに2008年末に新作が出たんだ。
KELLYへの追悼盤だってさ。
TONY IOMMIが参加してるんだよ。
これは聴かなきゃ!
まだまだロックしてるよ、このおばさん達。
R.I.P. KELLY



2. はっちゃん ★★★ (2014-08-12 02:04:59)

時、折りしもLAメタルが隆盛を極めんと勢力を拡大させていた時代。

MOTORHEAD直系の乱暴で荒々しいへヴィR&Rが彼女たちの真骨頂だったんだけど、時代の趨勢なのか
レコード会社の圧力なのかはわからないけど、キャッチーな楽曲が増えて明らかに売らんかなの思惑が
一聴しただけで解かります。曲によってはキーボードやシンセベースがフィーチャーされていたりして
ものすごい違和感に「これは俺の知っているGIRL SCHOOLじゃない」と、しばらくはターンテーブルに
乗ることは無かったのです。僕はいまだにロックバンドに対し変化は認めるが洗練は求めていないので
このときの落胆ぶりは相当だったなぁ。

が、ファンとして「こんなダサいアルバムを作ったのも何か深い意味があるはずだ」などと常軌を逸した
ポジティヴシンキングで再び本作をきいてみたところ、初期の彼女たちとはまた違う魅力を発見。

このアルバム以前は投げやりなコーラスワークがカッコよかったんだけど、今回は整然としたアレンジに
よるキレイなコーラス。意外と悪くない。てか、やれば出来る子だったのね。
ツーバスによるドコドコの疾走曲は無くなってしまったけど、「20th Century Boy」のカヴァーで
グレイト・ブリテンらしいブギー感はしっかりと継承。そしてアルバムの白眉はなんと、あのSLADEの
ノディ・ホルダーとジム・リーが提供した「Burning in the Heat」と「Running for Cover」!
GIRL SCHOOLらしくはないけどドエラいカッコよさ。これらを軸としてアルバムを聴いてみると
これはこれでなかなか楽しめる。悪くはないよ、悪くはないけど…


僕はこれ以降GIRL SCHOOLから離れてしまう。ケリーの訃報を聞くまでは。




3. 失恋船長 ★★★ (2015-07-22 13:06:39)

いきなり①でシンセが聴こえてきたのにはビックリしましたが、この切ない哀愁がエエ具合に琴線を刺激します。個人的には大好きなタイプの曲なので掴みはOK。前作である程度、サウンドへの変化の対応は出来ていたので驚くほどの違和感はなくすんなり受け止められました。同じ路線の②もキュンキュンとさせるし、T-REXのカヴァーも④全然ハマっています。幅の狭い音楽性でいったりきたりを繰り返すわけにはいかないので、いい意味でメロディックに舵を切った今作の哀愁度を生かしたハードサウンドは実に心地よく、爆走しない彼女達に不良少女が更生して品行方正になったかのような錯覚を覚えるのでしょうが、根っこは完全にロックだし全然音も軽くない。スパーンとキレのあるドラムは健在だしこのような曲調だから余計にメタル然としたワイルドさと貫禄を感じました。哀愁がズパッと切れ込んでくる⑤の洗練度の高さ、スレイドのカヴァーも⑥も今アルバムの流れの中でスンナリとハマり芸の細やかさをアピール、カッカッカッと前のめりなリフワークは影を潜めましたが、ノリの良い⑩で締める辺りに意地を垣間見ましたね。時には冷ややかな手触りすら感じさせるメロディと万人受けするキャッチーさを際立たせた今作も彼女達の側面を端的にフューチャーした魅力的な一枚ですね。シンプルだけど⑧とかカッコいいよ



4. 火薬バカ一代 ★★★ (2016-08-07 09:04:05)

ケリー・ジョンソン(G)在籍時代、最後の作品となった’83年発表の4thアルバム。
GIRLSCHOOLと言えば「MOTORHEADの妹分」との評判と、それを裏付けるかの如き破天荒でパンキッシュな初期作のサウンドが強烈なインパクトを放っていたので、初めて本作を聴いた時は、のっけから大胆にKeyを取り入れてハーモニーも増量。ミッドテンポの楽曲を中心に、DEF LEPPARDばりに洗練された小奇麗なアレンジを身に纏うポップでメロディアスなサウンドの変化にビックリ仰天。思わず「マジっすか?」とジャケットで睨みを効かせる姐さん方の顔を二度見してしまいましたよ。まるで工業高校のスケ番が、女子高への転校を切っ掛けにしれっと普通の女の子デビューを飾ったのを目撃してしまった気分というか…。いや、勿論⑤や⑩のような疾走ナンバーも収められてはいるのですが、どっちも「アグレッシブ」というよりは「軽快」という表現の方がしっくりと来る塩梅で。
しかし初聴の衝撃から立ち直れば、後はケリーが伸びやかな歌唱を披露する①、哀愁湛えたGがよく歌う②⑦、アリーナ・ロック的キャッチネスが備わった③…と言った具合に、ガンガンズイズイと楽曲の出来の良さが沁み込んできます。T-REXのカヴァー④も楽しい仕上がりですし、高水準を維持した収録曲に捨て曲/埋め曲の類は見当たりません。
発表当時はセールス/批評両面において失敗作の烙印を押された1枚なれど、今聴けばメンバーが「気に入っている作品」と胸を張る理由も、アメリカ市場で健闘したという話も納得出来るというもの。GIRLSCHOOLがこれを演るか…という気持ちは良く分かるのですが、「悔しい、でも素晴らしい!」(ビクンビクン)な1枚。



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