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DAUGHTER OF TIME (1970年)
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DAUGHTER OF TIME
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解説 - DAUGHTER OF TIME
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1. 杉本 剛 ★★ (2009-02-08 02:43:00)

前作"Valentyne Suite"リリース後、ギター兼ヴォーカルのジェームズ・リザーランドが脱退。代わって元ベイカールーのデイヴ・クレムソンが参加。数曲をレコーディングした後、今度はベースのトニー・リーヴスがプロデューサーに専念するために脱退。元ルネッサンスのルイス・センナモが参加するもまたもや数曲を録音した後脱退。元フランク・ジェームス・インファーマリーのマーク・クラークが加入。そして更に既にソロ・ヴォーカリストとしても活動していた、元サンダーバーズのクリス・ファーローが加入するといった数回のメンバー・チェンジを経た後にリリースとなったサード・アルバム。これらの経緯により作品の参加メンバーが統一されていないが、全く違和感はない。それどころか前作に劣らない素晴らしく、完璧な内容だ。テクニックとパワーを併せ持つジャズ・ロック、ブルース・ロックが展開され、時間をテーマとした数曲がコンセプト・アルバム的な統一感を感じさせている。特にデイヴ・クレムソンに代わったことでよりテクニカルなギター・プレイが聴けるようになり、パワフル&ソウルフルなファーローのヴォーカルによって、最高にエネルギッシュなバンドへと変貌したことが容易に感じ取れる。各曲とも素晴らしい出来で、本作を最高傑作と推すファンも少なくない。圧巻は最後に収録されている唯一のライヴ録音。よく聞けば前作収録の"The Machine Demands a Sacrifice"の最終ヴァースからフェイド・インされており、そこから8分に及ぶジョン・ハイズマンの怒涛のドラム・ソロが始まる。とても一人で叩いているとは思えない手数の多さだけにとどまらず、殆どずっと鳴っているツーバスにも唖然とさせられるばかりである。私個人としてもドラムの師匠と勝手に崇めている。


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