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QR III (1986年)
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QR III
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解説 - QR III
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コメント・評価

Recent 50 Comments



1. よし坊 ★★ (2003-03-29 08:50:00)

ヒット作2枚とボーカル入れ替え後のアルバムに挟まれて印象の薄いアルバムだが多様性に富んだ名作である。QRはポール・ショーティーノがボーカルになって音楽性が変わったと思われがちだが実はこの作品で過去2作とは全く違うバンドにでもなったかのようになったのだ。キーボードの大幅導入もさることながらその哀愁を帯びた曲調はこういう曲を書けるバンドであることがわかりびっくり。洗練されたQRが味わえる。



2. アラヤ ★★ (2003-04-21 11:22:00)

隠れた名盤だと思う。
個人的には「METAL HEALTH」よりも上。
モダンな音作りに一瞬ギョッとするが、この上なくキャッチーな曲の集合体。
「CONDITION CRITICAL」のタイミングでこのアルバムを送り込んでいたら、彼らの成功は
もう少し持続していたかもしれない。



3. Kamiko ★★ (2003-09-27 02:26:00)

このバンドの最高傑作はコレッスよ。
キャッチーで哀愁漂うサウンドが素晴らしい!




7. m.c.A.K. ★★ (2005-02-18 15:45:00)

念をおしておきますが、ここは86年に発表された「QRⅢ」の頁です(笑)。
歌っているのはショーちゃんじゃなくてダブロっちのほうです。
キーボードがギターと同じ位の割合で入っている(というかギターの音が引っ込み過ぎている)のが、当時はちょっと不満だったけど、コレが意外と隠れ名盤だったりする。
(名盤は褒め過ぎかな?)
前・前々作とは毛色の違った、この甘~い作風もなかなか良い。
“トワイライト・ホテル"なんかお洒落で哀愁があって素敵じゃないですか。
(今だからこうして気楽に聴けるんだけどね・・・)




8. Anal Cunt ★★ (2005-09-28 00:01:00)

メジャー・デビュー後のおバカ路線2枚に続く作品。
作風は前2作とは違いキーボードの導入があり(当時後にプロデューサーとして有名になるジョン・パーデルが正式メンバーになったとかならなかったとか・・・)、同時期にでたBON JOVIのSLIPPERY WHEN WETと個人的にはタメをはる名盤。
METAL HEALTHの過去とケヴィン・ダブロウのビッグ・マウスがなければ、このバンドの運命はえらい違いだったと思う。
ただ、案外ランディ・ローズ在籍時のQUIET RIOT Ⅱ(暴動に明日はない)あたりと通じるやわらかさがあり、聴いていて疲れない。
Twilight HotelやStill Of The Night(当時元TOTOのボビー・キンボールがケヴィンと掛け合いをやっている)、Slave To Loveのアダルト性が案外ポール・ショーティノというヴォーカリストを求めるきっかけだったのかも・・・。(当然ケヴィンの人間性なんでしょうけど)。
カルロス・カヴァーゾのギターの音が嫌いな自分にとっては、ちょうどいい塩梅でした。



9. シェベル ★★ (2006-07-05 21:23:00)

このアルバムの頃になるとMETAL HEALTHの頃とは比べ物にならないほど人気が落ちていた
クワイエット・ライオット。しかし洗練されたメロディアスな楽曲が沢山あり、
ポップなMain Attraction,The Wild And The Young,名曲のTwilght Hotel,バラードで
白蛇とは同名異曲のStill Of The Night,Slave To Love等粒ぞろいです。クワライで
本当に評価されるべき作品はMETALHEALTH、CONDITION CRITICALではなくこの作品と
ポール・ショーティノが加入した次のアルバムQRではなかったのでしょうか?
クワライ=Cum On Feel The Noize だけと思っている人はこの2作品を聴いてください。



10. ジョージベラス ★★ (2007-07-12 13:02:00)

これはクワライで一番メロディアスな作品ですね。次作でダブロウが脱退し、ポールに代わりブルージーになりましたが、故ダブロウの方が好きですね。ご冥福をお祈りします。



11. 80年代マニア ★★ (2007-10-25 03:45:00)

これは②のみ(確かシングル)突出していますが、クワライのアルバムは個人的には全部1~2曲のみ良い曲で後は・・・という感じです。しかしこのアルバムはタブロウの
ビックマウス発言を反省?し、パーティ色を排除しストレートなロックで勝負したバンドの姿勢が表れていると思います。話は変わりますが、初期(ランディ・ローズ期ではない。)3枚のジャケットはいかにもHM然としているが(硬派のイメージ)中身とのイメージがかけ離れている第1位ではないでしょうか?



12. HRおじさん ★★ (2010-03-10 01:25:00)

いいですね、このページ。
私も皆さんと同意見、名盤です。
おじさんになった今、これ聞くとあの頃のパワーがよみがえる感じがします。
HR全盛期の後半はポップなHRが一般的になりましたが、
すこし時代がはやかったんですかね。
おしいバンドを失いました。



13. hirarin ★★★ (2015-08-08 00:26:47)

当時はケヴィン・ダブロウの"ビッグマウス"っぷりや、スペンサープロファーによる作りこまれたサウンドで批判も多く、売り上げ的にも惨敗、、、と散々な事になったアルバム。

でも、個人的には前2作が「そんなに売れるほど凄いか?」と感じていたのでこの作品でのモダンで緻密に作り上げられた楽曲の方が好印象ですね。

特にM3「Twilight Hotel」は聴けば聴くほどに色んな発見も出来る隠れた名曲だと思います。



14. katsubou ★★★ (2015-11-12 11:27:58)

オーバープロデュースやシンセサイザー導入が批判され売れなかった作品ですが、食わず嫌いをやめてじっくり聴いて欲しいです。

M2「THE WILD AND THE YOUNG」はカッコいいロックアンセムだし、上の方がコメントしているM3「TWILIGHT HOTEL」もケヴィンのメロウなヴォーカルが楽しめます。何と!ベースソロ曲のM8「BASS CASE」も面白いし、個人的にはM10「SLAVE TO LOVE」はこの作品のハイライトだとさえ思っています。



15. 失恋船長 ★★★ (2018-04-09 13:31:16)

いきなりジョン・パーデル(日本人マスクマンKUNIのアルバムで活躍)のシーケンスで始まるとは驚きです。大幅にキーボードを導入、爽快なアメリカンロックである事に変わりはないが感触を変えてきた。カヴァーソングも止め全曲オリジナルと言うのも良かった。今までSLADEのカヴァーソングの位置にある②も、同路線のビックコーラスが映えるメタルソングで、サビメロの高揚感は、このバンドならではの魅力だろう。
元々がストレートで分かりやすい作風のバンドサウンドだっただけに、エッジを無くし丸みを帯びたマイルド路線になっても違和感はない、むしろ押しの強いケヴィン・タブロウの歌声は何を歌っても様になっているし、リズムセクションも前作よりもハマっている印象が強い。VAN HALENが『1984』でキーボードをフィーチャーして幅を広げたように、このバンドも音楽性を豊かなものにしてきた。だが、その分、所謂インスタントなロック感も強まり、イマイチ深みの欠けるのが難点。クオリティの高さを反比例しているのがもどかしい。その辺りが認知されなかったのか、セールスは振るわず窮地に追い込まれるケヴィン・ダブロウであった。
それにしてもなぜこれが売れなかったのだろう、内容は悪くないんだけどなぁ。そんなに大口を叩きメディアからもミュージシャンからも嫌われたのかね?




16. Akatsuki SS ★★★ (2018-04-26 12:24:04)

作風を変える, とケヴィンが発言していた通りキーボードの導入などそれまでとは違った形を目指した作品
シングルカットされたThe Wild and the YoungやThe Pumpのようにリズムそのものが別物という曲もある一方, Put Up or Shut Upのような曲も健在
この辺は新しく加入したチャック・ライト(ベース)の影響もあったのかなと思います
前任のルディ・サーゾとは異なるスタイルで弾くのでそうしたリズム隊の変化もアルバムのイメージチェンジに一役買っていたのではないかと

この後メディア, レーベル等々から総攻撃を受けケヴィンは出て行かざるをえませんでした・・・



17. 火薬バカ一代 ★★★ (2021-01-11 23:16:48)

ケヴィン・ダブロウ(Vo)のビッグマウスぶりが人々の鼻につき始めたのか、はたまた次々にデビューを飾るBON JOVI、DEF LEPPERDといった若くてイキのいい新人バンドに話題を奪われるようになったためか、ともかくウルトラ・セールスを記録したデビュー作以降はアルバムの売上枚数の下降に歯止めを掛けられずにいた(今にして思えば十分立派な成績なんですけどね)QUIET RIOTが、勝負作として’86年に放った3rdアルバム。
笑っちゃうぐらい1stアルバムの作風を踏襲していた前作に比べ、本作ではエッジを削って丸みを帯びた音作りの下、Keyとボーカル・ハーモニーのフィーチュア度を各段に上げた、メロディアスHR路線へと一気に傾斜したサウンドを披露。筋の取れた伸びやかな歌唱を心掛けるケヴィンのVoといい、派手さは抑えて楽曲を引き立てることに注力するカルロス・カヴァーゾのGプレイといい、全体的にバンドとしての成熟を感じさせる仕上がりで、QUIET RIOTの名を聞いて想起する底抜けに明るい溌剌としたHMサウンドとは隔たりはあるものの、ことメロディの魅力に関して言えば前2作を完全に凌駕。シンセによるイントロが新鮮な空気を運んでくるQR版“JUMP”チックな①、哀愁漂う②、ケヴィンの優れたシンガーとしてのポテンシャルが十全に発揮された感動的なバラード⑦等々…。中でもスタン・ブッシュとバンドの共作曲⑩は個人的にアルバムのハイライトに推したい名曲ですよ。実はこの曲目当てで本作を購入したぐらいでして。
結局セールス的に失敗しケヴィン脱退の引き金となった本作ですが、内容の充実ぶりからすれば、試合には負けたかもしれないが勝負には勝った!と言える1枚ではないでしょうか。



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