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ヘヴィメタル/ハードロック
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グラムメタル/LAメタル
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Kill the Hunted
/ LEATHERWOLF
オープニングナンバーを聴き、まずは一旦停止。これがあのレザーウルフなのか?同名異バンドかと思うほど、ムッチムチの剛毅なアメリカンメタルに変貌している。このバンドと言えば、暗く湿ったメロディ、あの濡れていないが湿り気のある光沢艶めかしい、あの緻密で豪快なサウンドが売りだったのだが、今作では主要メンバーが抜けているために、表現方法が違う。サウンドメイクも往年のものではないので、違和感は強い。
あの光沢艶めかしい硬質感がなくなればレザーウルフ感は後退なんだが、曲によっては感触も違うので、違和感を感じるならば飛ばして聴けば問題ないだろう。シンガーも変ったし、時代も違うのだから違和感は致し方ないでしょう。癖の強い面を武器に、従来の魅力である正統性の強いサウンドもあり、やはりこのバンドはこうでなくてはという存在感を示している。まだこなれていない部分も散見されるが、まぁねぇ。個人的には、日本盤のボーナストラックであり、現在はシングルとして配信されている初期のリメイク作Thunder (MMXXII)が、一番レザーウルフしているなぁと納得したのが評価を別ける最大のポイントだろう。
やっぱりこのバンドはThunder (MMXXII)の音楽性とサウンドメイクに尽きるでしょうね。オープニングナンバーってヨーロピアン調の哀愁パワーメタルとはもっともかけ離れた曲だったからねぇ。それが新生サウンドなんだけど、そうなると、往年のファンを歓喜させたリメイクは入れない方が良かったという問題が頭をもたげる。
難しいねぇ。やはり自分たちの音を持っていたバンドの苦悩。何に期待をして何を聴きたいかですよね。速ければ何でもいいという耳はもっていないから厳しいが、2022年仕様と捉えると好意的に聴けますよ。
失恋船長
★★
(2024-12-03 22:14:46)
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Lay Down the Law
/ KEEL
何故か発言が消えていますねぇ。ホントに投資詐欺に引っかかった気分です。一体どこにいったのでしょう?
STEELERが最もシュラプネル系列では売れた作品と言われている。それだけイングヴェイの存在が功績をもたらしたのでしょうが、その煽りを一番受けたのがロン・キールかも知れません。
なんかイングヴェイを越えられない男、みたいなネガティブな感情を個人的に持ってしまうのですが、でもロン・キールは大好きですね。彼が女性をバックに従えたバンドもチェックしたし、メタルカウボーイ時代から、カントリー時代も抑えております。
世間から評価の低いサーベルタイガーの歌入れさえもワタクシはロン派です。
何故か憎めない男ロン・キール。ここでも彼の不器用なスタイルが良い味出していますよ。上手い下手じゃないロッカー、ロン・キール。イングヴェイの離脱により、人気が出始めでバンドは瓦解するも、こうしてKEEL名義となりシュラプネルからアルバムが出たのは喜ばしい限り。
二人のギタリストも切れ味鋭いリフワーク、そしてソロでは派手にキメ、これぞシュラプネル感を誘発。アメリカンメタルならではの剛毅なリフとの対比も絶妙、それでも主役はロンという作りは聴きやすさを誘発している。
耳馴染みの良い歌メロ、一発で覚えられますよね。知らずにサビを口ずさみたくなる親しみやすさが今作最大の魅力でしょう。
力技一発なストロングスタイルながら、商業性も鑑みたサウンドは、デビュー作としては申し分ない、ロン・キールと言えば、コレでしょうという歌とパフォーマンスに溢れている。STLLELR時代からやっていたと言われるラストのカヴァー曲もクロージングソングとしてはピッタリでしょう。
L.Aスタイルって最初は硬派だったよなぁと、思い出させてくれる一枚です。
失恋船長
★★★
(2024-10-22 01:14:25)
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Glamour
/ SHOW-YA
秋元康作詞の曲までやり夜のヒットスタジオなどの歌番組にも出ていたSHOW-YA。なんか中途半端なイメージが付きまとっていた彼女達だが、今作のリリースを機に一気にハードサウンドが花開く。それまでも、そういうテイストの曲はあったが、今作はオープニングナンバーからツーバスも全開。軽やかなキーボードソロ、そしてギターソロという展開までねじ込みグッと男前になる。そのオープニングナンバーの導かれ勢いよく飛び出した、艶やかなメロディックメタル、③などジョナサン・ケイン、リック・ニールセンによる楽曲提供まで受け、シングルとしてリリース。ラストには、その英語ヴァージョンまで入れて充実ぶりをアピール。哀メロナンバーの②も①と③の合間に埋もれることなく自己主張出来ているのが、このアルバムの出来の良さをアピールしている。
特にソロではギターが目立つようになり、歯応えが増した。80年代のL.Aメタルムーブメントが背中を押してくれたのかも知れないが、このバンドにとっては、ようやく一本筋の通ったハードサウンドを展開出来なのは嬉しい限りだったろう。
ヒット曲の多い次のアルバムの方が人気も知名度もある、でも、それはこのアルバムで作品としての手応えが後押しとなったのは間違いがない。メジャーレーベルでメタルバンドが飯を喰うのは困難だ。
そういう難題と向き合い闘った彼女達、寺田恵子恋の逃避行で瓦解するのだが、彼女達には時代を超越して魅了する秘訣がる。
それは普遍的なメロディと聞きやすさに特化したバランスに尽きる。適度にハードでエッジの効いたサウンド。キーボードが奥行きを広げるから親しみやすさがある。また寺田恵子の個性的な声だが癖がないのも一役買っている。
失恋船長
★★★
(2024-10-18 16:13:08)
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Speed
/ The Missing Peace / L.A. GUNS
→YouTubeで試聴
ヘヴィ・メタリックなGリフに、疾走する曲調に乗っけられた
ライブ映えする掛け声コーラスと、L.A. GUNSの新たなアンセムと
呼べそうな会心の名曲。DEEP PURPLEの“HIGHWAY STAR”の歌メロを
部分的に拝借しているのは、タイトルに引っ掛けているからでしょうかね。
火薬バカ一代
★★★
(2024-10-16 00:49:01)
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The Missing Peace
/ L.A. GUNS
共に成功の美酒を味わっても、一旦人間関係が拗れるとその修復が簡単にいかないことはセバスチャン・バックとSKID ROWを例に出すまでもなくよくある話ですが、一方でかつては「もう仲直りなんて無理なんじゃね?」ぐらい派手に舌戦を繰り広げてたのに、恩讐を乗り越えてトレイシー・ガンズ(G)とフィル・ルイス(Vo)が合流、現在に至るまで順調に作品リリースを重ねるL.A. GUNSのようなバンドもいるわけで。
'18年にFRONTIERS RECORDSから発表された本作はL.A. GUNSが'18年に発表した…もう何枚目のアルバムなのかはよう分かりません。ただ両雄のパートナーシップ復活を祝うに相応しいだけの強力な内容を誇っていることは間違いないところ。トレイシーが刻むGには老成とは無縁の力強さが宿り、看板シンガーたるフィルのVoも円熟味を増しつつ独特のクセの強さも健在。妖しく重厚に押し寄せる④、枯れた哀愁漂わすパワー・バラード⑤、ヘヴィ・メタリックなGリフをフィーチュアして突き進む⑧⑩、Keyを隠し味にドラマティックに盛り上がっていく⑪、悲壮感に満ちたバラード⑫…と、「L.A. GUNS=能天気なロックンロール・サウンド」という先入観にうっちゃりをかます、明るさよりも哀愁成分の方が勝る収録楽曲の数々にもグッと来ますよ。中でもJUDAS PRIEST風のGリフにDEEP PURPLE調の歌メロが乗っかった疾走ナンバー②と、フィルのVoとトレイシーのGから激情が迸りまくる⑨はアルバムのハイライト的名曲じゃないでしょうか。
「今がL.A. GUNSの全盛期」って意見に、冗談でもなく同意したくなる説得力を有した1枚ですね。
火薬バカ一代
★★★
(2024-10-14 22:49:33)
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No Pain No Gain
/ The Final Frontier / KEEL
→YouTubeで試聴
スリリングなギターソロバトル
流石はマーク・フェラーリ
こういう派手なのかまして欲しいよね
懐かしい80年代型サウンドだよ
豪快でキャッチー
だから聴きやすい
失恋船長
★★★
(2024-10-13 11:27:10)
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The Final Frontier
/ KEEL
うーん、過去の発言がなくなっている。KEELの大半がなくなっている。うーん、投資詐欺にあった気分である。なぜ消えた?
気を取り直して再投稿。どうも気乗りしないのだが、③のヒット曲にはお世話になったので再投稿しますよ。
プロデューサーにジーン・シモンズが名乗りを上げKEELをバックアップ。③のカヴァーからも感じる売れるぞと言う意欲。そしてジーン・シモンズと成功の方程式を当てはめ豪快なKEELサウンドを時流に合わせて作り上げた。練り込まれた楽曲に付け焼き刃感はなく。彼らのもつ豪快さが際立つ形となったのは正解。
押し引きを作ることで懐が深くなったという事だろうが、キャッチーでポップな旋律が増えた事で不満も出たのだが、プロデューサーがジーンである。随所にKISSらしさを感じるのはプロデューサーの名前がなくとも感じるほど、王道アメリカンロックを踏襲している。
シンプルでノリのいいロックサウンドに、情緒と足し芸術点を上げた今作。ギターワークもソロでは派手目に決め、見せ場を設けメリハリが効いている。まぁ、ロンの、あの金切り声が聞こえてくれば、もうどれもがKEELサウンドになるだろう。マイケル・デ・バレス大活躍の⑥なんて、らしさ全開&MTVを見越している。
1986年と言えば、時代の潮目となった時代、ラストに収められている疾走ナンバーが多い方が好みだが、バラードで一発ヒットという図式が出来つつある時代に上手く立ち回った。当時よりも今の方が評価も高くなりそうだ。聴きやすさでは今作が一番だろう。
失恋船長
★★★
(2024-10-13 11:24:47)
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Don't Say Goodbye
/ 天使の炎 -Flame of the Angels / SHOW-YA
→YouTubeで試聴
寺田恵子さんと東京ドームでライブを行った
そしてステファニーもドームにたった記憶がある
英詩に変えて歌ったりと苦労したろうなぁ
この曲を聴くと当時の事を思い出す胸キュンする
彼女の力強い歌声が刹那に響く
甘酸っぱい味わいがある
オープニングのキーボードも印象的だが
徐々にバンドサウンドに移行
スケールの大きいバラードへと変換していく
ステファニーの歌声あっての迫力だ
失恋船長
★★★
(2024-10-13 10:37:19)
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天使の炎 -Flame of the Angels
/ 天使の炎 -Flame of the Angels / SHOW-YA
→YouTubeで試聴
ワイルドなギターが耳を惹くミドルナンバー
クッキリを分かりやすい歌メロが耳を惹く
ドラムの音を前に出すミックスは芸能界的なサウンドだが
メジャーフィールドなので仕方がない
迫力のある歌声と女性らしい繊細さがダイナミズムを伴い聴き手を圧倒する
このパフォーマンスあっての一曲
一発で覚えられる歌メロ
いかにもシングル向けだ
失恋船長
★★★
(2024-10-13 10:30:36)
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天使の炎 -Flame of the Angels
/ SHOW-YA
寺田恵子がワイドショー&文春級のスキャンダラスな私的事情でバンドを去った。メンバーからしたら殺意を抱くレベルだろう。シングルも売れTVにも露出が増えた、売れ初めて海外進出も夢ではなくなった彼女達。しかしバンドは最大のピンチを迎える。空白の期間を最短で埋めるべく見つけてきたのは、懐かしのステファニー・ボージャス。急場しのぎ感は否めなかったが、実力派折り紙付き、あとは日本語詩をどこまで、こなせるのか、沢山の曲を覚えるのは大変だったが、彼女は、英詩に変えてライブで歌ったりとバンドにフィット。
ハッキリ言ってバンドとしてはワンランク上に上がったと思っている。これは個人の思いだが寺田さんはライブではイマイチだった。
ステファニーは、よりパワフルでハードな側面を補完する強い声を持っていたので重責を果たすどころかスケールアップに貢献したのだが、結局は彼女達も日本のバンドなのである。
ファンの大半は日本語の歌が聴きたいのである。残念ながら時代の流れや、本格志向を打ち出すバンドと芸能界ではそりが合わず、自主制作のアルバムをリリースして終了。実力のあるメンツが揃ったのに残念だったが、それだけ自分たちで何かをやるというのは閉鎖的な世界では困難だったのだろう、また海外でもグランジ/オルタナムーブメントがやってきた訳だから、彼女達の居場所はなかった。あと数年時期がズレていれば結果は違ったろうが、今作がオフィシャルな形で抹殺されている現実が悲しい。
もはやステファニー時代はなかったことになっている。
とくに①は名曲だ。ベストアルバムに入っていてもおかしくない。なんなら寺田恵子さんに歌い直して欲しい。
そしてステファニー時代のライブ音源は世に出すべきだ。彼女が歌う楽曲はどれもが素晴らしかった。
失恋船長
★★★
(2024-10-13 10:26:43)
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Living on the Edge
/ Anthology ’83–’89 / WHITE LION
→YouTubeで試聴
整理整頓された正規ヴァージョンもいいのだが
このラフなハードエッジが効いたこちらのヴァージョンも捨てがたい
ヴィト・プラッタのギター
忘れて欲しくないねぇ
センスのある男だったよ
失恋船長
★★★
(2024-10-12 13:48:39)
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Red Hot
/ Shout at the Devil / MOTLEY CRUE
→YouTubeで試聴
言わずと知れた初期の名曲。緊迫感を湛えて疾走する曲調といい、
ツインGの用い方といい、個人的に初めて聴いた時は『BRITISH STEEL』の頃の
JUDAS PRIESTを思い出しました。MOTLEY CRUEってこのタイプの楽曲も
演ってたんだと吃驚しましたね。
火薬バカ一代
★★★
(2024-08-26 23:54:52)
→
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Danger
/ Shout at the Devil / MOTLEY CRUE
→YouTubeで試聴
一介のLAメタル・バンドだった時期のMOTLEY CRUEだからこそ
生み出し得た、このアルバムでしか聴けないタイプの名曲。
火薬バカ一代
★★★
(2024-08-26 23:48:11)
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Shout at the Devil
/ MOTLEY CRUE
散々煽った末に萩本欽一ばりの「カイサーン、なしよ」なちゃぶ台返しや、その後のミック・マーズとの泥仕合等、最近は何だかなぁと思わされることが多いMOTLEY CRUE。本作は彼らが'83年に発表した2ndアルバムで、先日CD棚の整理をしていて発見し久々に聴き直してみたら、このアルバムってこんなにカッコ良かったっけ?とその出来栄えに惚れ惚れとさせられてしまいましたよ。
トム・ワーマンによるタイトな音作り、ファッショナブルさよりも威嚇重視のメンバーのルックスに、切れ味の鋭さを増したパフォーマンス、売れ線のバラードなんぞには目もくれず、ひたすらクールなGリフ作りに心血が注がれている楽曲といい、本作はまさしく「LAメタルの教科書」と評されるに相応しいクオリティ。イントロSE①に続いて炸裂するヘヴィ・メタリックなKISSといった趣きの②、頭振りたくなるキャッチーな③.歯切れ良く駆け抜ける④、一転叙情的に奏でられるインストの小曲⑤、THE BEATLESの名曲の攻撃的なカヴァー⑥、愁いを帯びたリフが刻まれる⑧、ドラマティックに盛り上げて本編の幕を下ろす⑪…といった具合に、これ聴くと初期LAメタルがブリティッシュHMからの強い影響(NWOBHMのアメリカンな解釈)の上に成り立っていたことが良く分かりますね。特に疾走する名曲⑦のツインGの運用法等はJUDAS PRIESTを彷彿とさせるぐらいですよ。
これが最高傑作か否かはさておき、個人的に最も愛聴するMOTLEY CRUEのアルバムであることは間違いありません。せっかく解散をなしんこにしたのなら、ツアーに精出すだけでなく本作に負けないような新作スタジオ・アルバムの制作を是非お願いしたいですね。
火薬バカ一代
★★★
(2024-08-22 23:15:01)
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Babe
/ Let Them Talk / STONE FURY
→YouTubeで試聴
洗練されてますよね
甘いメロディを独特のハイトーンで彩る
今では聴かれないタイプの曲
スタンダードな空気に包まれている
類似性の指摘は余り意味がない
失恋船長
★★★
(2024-08-17 14:26:27)
→
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Too Late
/ Let Them Talk / STONE FURY
→YouTubeで試聴
洗練された哀愁のハードサウンド
こういうのをサラリとやれるのが
このバンドの強み
失恋船長
★★★
(2024-08-15 12:40:01)
→
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Caution!
/ ODIN(U.S)
→YouTubeで試聴
この幻のシングルが配信盤で登場しているとはね。単体で1500円とかで売られるような商品でしょうが、それは手が出ないがマニアは欲しくなる。そんな悩みを解消してくれたのがサブスク生活ですが、でもいつ配信停止になるか分からない音源もあるので、痛し痒しでも、膨大な音源を棚から探すことなく簡単に検索できるのはありがたい。とくに買うまでもない音源を気軽にチェック出来るのは、あらゆる意味でもアドバンテージだ。たまにアナログ盤からCDに移行した時代を重ねる人間もいるが、全然比較にならない。
ODINがツインギター体制だった初期の音源、そのギタリストは一瞬、メタリカに参加したブラット・パーカーことダミアン・C・フィリップスというマニア好みのギタリストがいるのがポイント。既にダンカン兄弟も揃っているし、シンガーはクセ強のウエンディOだ。
このバンドの持つ退廃的ムードが醸し出す毒気、アメリカのバンドだから情念はないが、妖艶なるダークでミステリアスな世界が口を開け待つトワイライトゾーンな音楽性を披露。既に確立された魅力がここにある。シアトリカルな歌い手の存在感と、真面目に取り組むショックロック的な路線も初期の彼らならでは、癖が強いシンガーも味となり独自性を高めている。
音質的には厳しい物だが、当時の空気をパッケージした今作を配信してくれたことは大いに感謝する。
失恋船長
★★★
(2024-08-05 15:39:30)
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Blue Monday
/ Body and Soul / SUSIE HATTON
→YouTubeで試聴
王道ガールズ・ロック!といった趣きでポップに跳ねるアルバムのOPナンバー。
甘くキャッチーなメロディ作りの巧さは流石ブレット・マイケルズといったところでしょうか。
星3つはPVバージョンに対してということで。
火薬バカ一代
★★★
(2024-07-24 23:55:56)
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Body and Soul
/ SUSIE HATTON
80年代前半にデビューし、大なり小なりの成功を手中に収めたバンドのメンバーが自身のキャリアが一段落したことを契機に、今度は新人の育成業に乗り出す事例が目立った90年代初頭。オハイオ州シンシナティ出身の女性シンガー、スージー・ハットンはPOISONのブレット・マイケルズの全面バックアップを受けて'91年にこの1stソロ・アルバムを米メジャーのWEA RECORDSから発表しています。
才能に目を留めたというよりは、当時付き合ってたにあった恋人のデビューに手を貸したというのがぶっちゃけたところのようで(POISONの“FALLEN ANGEL”のPVにも出演している)、正直シンガーとしては声質にパンチが欠け、表現力もまだまだ発展途上。ただ貫禄に乏しくとも「一生懸命歌ってます」感はひしひしと伝わってくるので、ブレットならずとも応援したくなる気持ちは分からなくもないという。
また収録全曲の曲作りに彼氏が関与しているだけあって、甘くキャッチーなOPナンバー①、ゴキゲンに跳ねる②、サックスをフィーチュアしたゴスペル風バラード③…といった具合に、明るく軽快なロックンロールはPOISONにも通じる親しみ易いポップ・センスに彩られた仕上がり。まぁスージー嬢の歌唱力同様、これ!という決定打に乏しいため全体を通じて強烈なインパクトを残せていない辺りは歯痒いものがありますが…。
2枚、3枚とアルバム・リリースを重ねてシンガーとしての実力アップを披露して欲しかったところなれど、残念ながら本作が最初で最後の作品となり、間もなくブレットとも破局した模様(それに関しちゃ「良かったんじゃね?」と思わなくもない)
火薬バカ一代
★★
(2024-07-23 01:22:57)
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Off to the Sun
/ Hungry / XYZ
→YouTubeで試聴
本作の中でも特によく聴きましたね
スローでヘヴィなG.リフ...そして独特のグルーヴ感と時に少し気怠く唄ってみせるテリー・ルイーズの歌唱、そしてそのグルーヴ感と一体となるポール・モンローのドラムが効いていてとにかく素晴らしいと思います
また出だしG.リフは...T.T. QUICKの1st収録"Child Of Sin"のG.リフを意識したのかは知らんがマンマですナ
シン・聖なる守護神
★★★
(2024-07-13 09:10:31)
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No Matter What
/ Poetic Justice / LILLIAN AXE
→YouTubeで試聴
オリジナルは英国パワーポップバンドBADFINGER・1970年のヒット曲ですね。先日2002年のGREAT WHITEによるカバーを聴いたばかりなのに今度はその10年前、やはりUSハードロックバンドがカバーしていたのを発掘しました。LILLIAN AXEにとってデビュー5年目の3rdアルバム収録曲に過ぎないのですが、いやいやこれはなかなかいいですよ! まだまだ若いしバリバリのグラムメタルサウンドです。パワーポップと言うからにはパワフルにカバーされた方が不遇の末路に至ったBADFINGERにしてみれば本望でしょう。その意味でこちらの方が名カバーと判定させてもらいます。
MK-OVERDRIVE
★★★
(2024-07-09 00:50:05)
→
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No Matter What
/ Recover / GREAT WHITE
→YouTubeで試聴
BEATLESの弟分としてデビューしたBADFINGERが1970年10月にリリース、USチャートでTOP10内に入るヒットとなり"パワーポップの草分け"と言われる"嵐の恋"をこのUSハードロックバンドがカバーしていました。GREAT WHITEはヴォーカルもギターも上手いから当然上手いカバーになりますが、あくまで個人的な主観として"SUBSTITUTE"や"GIMME SOME LOVIN'"はオリジナル以上の出来だったけどLED ZEPPELINやこのBADFINGERのカバーは"上手いカバーだが名カバーではないな"という感想になります。それでも名曲を後世に蘇らせた功績は評価せざるを得ません。ジャックのいたGREAT WHITEは素直に"いいバンド"と言える存在でした。
MK-OVERDRIVE
★★★
(2024-06-30 01:23:36)
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