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The Valley of Cut Tongues (Usher-to-the-ETHER)


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The Valley of Cut Tongues

2013年発表の4曲入りEP。

ドス黒くサタニック、かつクオリティの高いブラックメタルを提供する事にかけては定評のあるDAEMON WORSHIPからのリリースとしては珍しく、かなりデスメタル寄りのブラックメタル。ブラック的なダーティさと、デス由来のヘヴィさで武装したプロダクションを纏いつつ、BEHEMOTHばりの突進で根こそぎ蹂躙し尽くすような音で、ヴォーカルのスタイルもデス的な低音グロウル。

ただ、この手のデスメタルに寄ったブラックメタルとしては、「アンダーグラウンドなブラック」の匂いも強烈に漂っているのが特徴でしょうか。悪意に満ちたメロディを奏でるトレモロを、ウォーブラック並のハイテンションで撒き散らすような部分なんかはたまらないものがありますね。この辺りはやはりDAEMON WORSHIP所属のバンドらしいと言えるのかも。

レーベル買いしたら予想と大分異なる音だったんですが、これはこれで良いですね。凶暴かつ邪悪な音で叩き潰されたい人にお勧め。

Usher-to-the-ETHER ★★ (2014-05-08 09:43:36)