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POSSESSED BY TELLURIC FEELINGS
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解説 - POSSESSED BY TELLURIC FEELINGS
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1. Usher-to-the-ETHER ★★★ (2014-05-08 09:49:19)

2013年発表の2nd。

スペイン産のペイガンブラック…との事ですが、これはかなり良いですね。作品のクオリティが高いのは大前提としてある上で、メタリックさ、アトモスフェリックさ、土着性などペイガンブラックを構成する要素が、非常に均整の取れた状態で詰め込まれた良質な作品だと思います。
作風としては、民族楽器の使用は一部で、主にリフに土着的なメロディを練り込み、叙情的に聴かせるスタイルですが、このメロディがかなり秀逸。ペイガンブラック特有の、身を切るような哀感のたっぷり篭もったスタイルで、個人的には特に疾走パートにおいてはDRUDKHやAGALLOCH辺りの、アトモスフェリックに寄った作風のペイガンブラックに通じる叙情性も感じたり。

ただ、アトモスフェリックな質感もありますが、楽曲の展開自体はドラマ性を重視している感じで、メタルとしてのダイナミックさも強め。また、ヴォーカルは絶叫とクリーンを使い分けるタイプですが、特にクリーンの方がVintersorg氏似の陶酔しながらマイルドに歌い上げる歌唱でかなり素晴らしい。この手でクリーンが喉締め系のナヨ声とかだと一気に現実に引き戻されて萎えますが、このヴォーカルはバンドの演出するシャーマニックな世界観の語り部として十二分と言えるでしょう。絶叫パートの迫力も及第点は軽く超えてるかと。

マイナー臭さも薄く、ペイガン系の叙情メロが好きでエクストリームメタルの凶暴さに耐性・嗜好があるメタル好きであればお勧めできる一枚。変に癖のある音ではありませんが、ペイガン系の美味しいところはしっかり感じさせてくれる好盤だと思います。



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