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1. Usher-to-the-ETHER ★★★ (2014-09-20 21:24:43)

2011年発表の2nd。

バンドロゴやアートワーク等から、なにかマイナー臭というか、垢抜けなさみたいなものを感じていたんですが…音を聴いたら土下座して謝りたくなりました(笑)。これはメロディックさとブルータリティ、そしてアングライズムがバランスよく共存した、メロブラやペイガンブラックとしてかなりの良盤なのではないでしょうか。

ブラックメタルらしい寒々しいトレモロを基調としつつ、スラッシュメタル由来のキレの良さや、正統派メタル由来のドラマティックさも感じられるリフを聴かせる作風は、初期~中期DISSECTIONに近いでしょうか。ただしこちらは、ペイガニズムをテーマにしているからか、メロディに民族的な哀愁が感じられるのも特徴ですね。お祭り系の笛などの導入は無く、あくまで民族色はギターメロに練りこんで聴かせる感じ。

そしてDISSECTIONと異なるのは、こちらはデスメタル的なダイレクトなブルータリティもまた強い事。バスドラをバキバキ言わせつつカチ込むドラミングと、耳を圧迫するようなノイジーさで迫るギターリフが合わさると、音の壁に押し潰されるような迫力。初めて聴いた時は圧倒されてしまい、メロディが実に甘美である事に一瞬気が付かなかったほど。音に慣れ、冷静に聴くと楽曲がかなりドラマティックに作られてることに驚きます。

これはメロディック・ブラックやペイガンブラックが好きな人になら文句無くお勧めできます。これだけダイレクトに暴虐性を発揮しながら、それがペイガニズムから来るメロディックさをスポイルしていないセンスが素晴らしいです。演奏時間はやや短めながら、かなり満足度の高い一枚。



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