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The Omniclasm (火薬バカ一代)
Lich King VI: The Omniclasm / The Omniclasm (火薬バカ一代)
Crossover Songs Are Too Damn Short / The Omniclasm (火薬バカ一代)
Lich King IV (Born of the Bomb) / Born of the Bomb (火薬バカ一代)
We Came to Conquer / Born of the Bomb (火薬バカ一代)
Born of the Bomb (火薬バカ一代)
ED-209 / World Gone Dead (火薬バカ一代)
World Gone Dead (火薬バカ一代)


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The Omniclasm

米スラッシュ・メタル・シーンの中堅選手となったマサチューセッツ州の5人組が、前作から5年ぶりとなる’17年に発表したニュー・アルバム。
間にシングルやEPのリリースがちょくちょく挟まれていたので、然程待たされた気はしないとは言え、何故こんなにブランクが空いてしまったのか?その理由は…いや全然知らんので誰か教えて欲しいぐらいなのですが、もしかすると本作発表後間もなく、これまでバンドの創作面を一手に担ってきたオリジナル・メンバーである、トム・マーティン(Vo)が脱退してしまったことと何か関係あんのか?と。つかLICH KINGの明日はどっちだ。
とまれ、音楽性の方は何一つ変わっちゃいません。どこかファニーな雰囲気も撒き散らす③や、7分以上の長尺が(全く走ることなく)重厚に迫り出して来る70年代HR風味の⑧辺りは今回の新機軸と言えるかもしれませんが、ラフネス優先の音作りの下、間断なく刻まれるササクレたGリフ、突き動かされるように走り回るリズム、その上でひり出されるハイテンションなシャウトetc.と、基本的なサウンドは、ほぼほぼこれまでのスタイルを固守。全方位にちょっかい掛けていく姿勢も健在で、特に今回のヒットは“CROSSOVER SONGS ARE TOO DAMN SHORT”なるタイトルからして最高な⑥ですかね。(ちなみに彼らはD.R.I.の楽曲をカヴァーしているぐらいの彼らのファン)
本編の最初と最後をサンドイッチし、アグレッシブなだけでなく、そこはかとないドラマ性もその身に纏わせたLICH KINGシリーズ最新作②⑩や、切り裂くように突っ走る⑨等、信頼のブランドとしてスラッシュ愛好家の期待にきっちりと応えてくれる1枚。

火薬バカ一代 ★★★ (2017-11-12 23:00:25)


Lich King VI: The Omniclasm / The Omniclasm
ラストに鎮座まします、ファンにはお馴染みLICH KINGシリーズ最新曲。
6分越えの長尺が物語る通り、スラッシュ・ナンバーとしての
攻撃性や疾走感は十二分に保ちつつ、アルバムの締め括り役に相応しい
ツインGを有用してドラマ性とスケール感もさらりと漂わす
堂々たる名曲に仕上がっています。

火薬バカ一代 ★★★ (2017-11-12 22:59:09)


Crossover Songs Are Too Damn Short / The Omniclasm
“クロスオーバー・ソングはどれもクソ短い”の
タイトルに相応しく、1分ちょいのランニング・タイムを
畳み込むように突っ走るクロスオーバー・スラッシュ然とした
アグレッションを発散するスピード・ナンバー。
「クロスオーバー・ソングあるある」が綴られた歌詞も
最高なので、国内盤出して対訳付けて欲しい。

火薬バカ一代 ★★★ (2017-11-12 22:40:42)


Lich King IV (Born of the Bomb) / Born of the Bomb
アルバムのラストを飾るお馴染み“LICH KING”シリーズ。
7分以上もある大作なれど、緩急?知ったことか!
とばかりに猛スピードで押しまくるスラッシュ・ナンバー。
ゲストにMORBID SAINTのメンバーも参加して
華麗なGソロを狂い咲かせてくれています。

火薬バカ一代 ★★★ (2014-10-29 21:30:08)


We Came to Conquer / Born of the Bomb
威勢の良い掛け声コーラスを導入に、
爆発的な疾走感から掻き毟るようなGソロ
ハイテンションに畳み掛けるVoまで
スラッシュ・メタルの権化の如きOPナンバー。
あと本作の隠し味はMANOWARでしょうかね。

火薬バカ一代 ★★★ (2014-10-28 23:09:03)


Born of the Bomb

お遊び盤『SUPER RETORO THRASH』で「8ビット・スラッシュ」なる新たなジャンルを開拓して(?)、ファンを引っ繰り返らせつつ楽しませたLICH KING、'13年発表の4thアルバム。(『SUPER~』もカウントするなら5thだけど)
野郎コーラスに先導されて、MANOWARばりに高圧的なアティテュードを撒き散らかしながら突っ走る②が開巻早々に太鼓判を押すように、今回はスラッシャーの本道へと復帰。勢い重視のラフい音作り、ヒステリックに叫び倒すハイピッチVo、腕利き料理人の包丁捌きの如く、刻んで刻んで刻みまくるGリフから、初期衝動に突き動かされるよう遮二無二に突撃するリズムまで、「スラッシュ・メタル」という概念をそのまま音像化したかのようなサウンドを、相変わらずのテンションの高さで展開してくれています。
ガリガリと回転するGリフがSLAYER風の③から、アグレッシブな曲調の中にもLICH KING流のユーモアが光る⑤⑧、ツインGによるメロディックなアプローチが冴え渡った大作⑥、そしてお約束の“LICH KING”シリーズ第4弾⑩・・・と、畳み掛けるVoとGリフとリズムのコンビネーションに血管が拡張する逸品を多数収録。バンドのルーツを開示するANGENT STEELの名曲“ANGENT OF STEEL”のカヴァー⑨もばっちりハマっていますよ。

火薬バカ一代 ★★★ (2014-10-27 23:13:34)


ED-209 / World Gone Dead
ブルータルな暴れっぷりから、階段が降りられなくオロオロする姿まで、
フィル・ティペット渾身のアニメートが冴え渡る傑作ロボ、
『ロボコップ』のED-209を題材にしたスラッシュ・ナンバー。
ちゃんとジョーンズ副社長の誇らしげなプレゼンからスタート、
中盤にはED-209の警告がフィーチュアされ、機銃の発射速度とシンクロして
Gリフとリズムが刻まれるアレンジ、更にはエンディングでは
『ロボコップ』のテーマ曲までちょろっと引用されていたりと
満載の遊び心とクールなスラッシュ・ソングのカッコ良さとが
見事な融合をみた名曲。最高です。

火薬バカ一代 ★★★ (2014-10-26 09:58:13)


World Gone Dead

猛るシャウト・スタイルのVo、殺伐と刻まれる摩擦係数高めのGリフ、そして楽曲に印象的なフックを構築するメロディック且つ正統派へヴィ・メタリックなツインGとが、さながら尿意を堪えてトイレに駆け込む小学生の如き忙しないリズムに乗り突っ走る、「BACK TO 80'S」なスラッシュ・メタル(ブレンド割合はEXODUS:5、SLAYER:3、VIOLENCE:2ぐらい)を実践する、アメリカはマサチューセッツ州チコピー出身の5人組、'10年発表の3rdアルバム。
イントロ①で焦らしてから一気にスパートをかけて来る②や、バンドのテーマ曲的な“LICH KING”シリーズ第3弾の⑩といった、彼らの面目躍如たる高速スラッシュ・ナンバーを最初と最後に配置。その間にはSLAYERの“AGRESSIVE PERFECTOR”のカヴァー⑨を収録して持ち前のスピード感覚に鈍りがないことを宣言する一方で、映画『ロボコップ』へのトリビュート・ソング③では遊び心満載のアレンジを、エピカルなスケール感を有する④や、イーヴルにうねるヘヴィ・チューン⑦ではドラマティックに聴かせきるアレンジ能力の高さを披露して、「俺達の武器は勢いだけじゃないんだぜ?」とのアピールにも余念がありません。
順調な成長の跡が刻まれた1枚・・・と書こうとして、これが初めて聴いた彼らの作品であることに気がつきました。初期作を再発して欲しいなぁ。

火薬バカ一代 ★★★ (2014-10-24 23:12:23)