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ヘヴィメタル/ハードロック
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V
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VASSAFOR
ELEGY OF THE ARCHEONAUT
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1.
Usher-to-the-ETHER
★★
(2014-10-27 22:36:32)
2012年発表の音源集。
未発表曲やリハーサル、BATHORY、BETHLEHEM、BEHERITのカヴァーなど、10曲入りで約75分とボリュームたっぷりの内容。
CDを再生し始めてまず、音作りのカルトさに圧倒されますね。明らかに意図的にやってる感じですが、包み込むような感触を持ったノイジーなギター、ヴォーカルやドラムにリバーブを掛け、得体の知れなさを増強し、低音を強調することでドスの効いた感触を醸し出すプロダクションが合わさると、疾走パートではウォーブラックさながらの衝動性、ミッド~スローパートではドゥーミーな質感を感じられ、芯のある邪悪さが表現されている感じ。
何気に大作主義なバンドで、10分前後の曲も結構多いんですが、大作曲を作るバンドにありがちなプログレッシブさやアヴァンギャルドさはほぼなく、ひたすらに暴力的で陰惨で密教めいた音が展開されている感じ。ただ、徹底して冒涜的な音像が貫かれている反面、メロディや叙情性などは敢えてオミットしているという印象で、その辺りは多少好みが分かれるかもしれません。ウォーブラック的な衝動性や、ドゥーミーな密教性こそブラックの醍醐味だと思う人は、充実した1時間15分が得られるのではないでしょうか。
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