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BEHOLD THE SON OF PLAGUES
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BEHOLD THE SON OF PLAGUES
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解説 - BEHOLD THE SON OF PLAGUES
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1. Usher-to-the-ETHER ★★★ (2015-08-03 19:19:23)

2014年発表の1st。

カヴァー曲を演るにしても、敢えてVED BUENS ENDEを選んでしまう辺り、何となく只者でなさが垣間見えますが…その期待を裏切らない、真性な雰囲気を醸し出すブラック。路線としては、初期~中期WATAINをもう少しRawにしたような、オーソドックスなブラックメタルで、切れ味の鋭いオールドスクールなフレーズやオカルト性を感じさせるメロディをリフの中に練りこんで聴かせる、カルト性たっぷりな作風。

この手のメタルはリフでどれだけ惹き付けられるかだと思いますが、このバンドは同系統のバンドと比べてもその部分のセンスがなかなか優れているように思います。アングラな熱気だったり、焼け付くような絶望感だったり、「カルト」な雰囲気を保ちつつ色々な情景を見せてくれる感じ。人間性を失ったような歪み切ったヴォーカル、やや歪みの強いプロダクションなど、ブラックとしてもやや過激な方に位置する音ですが、まあこのバンドもチェックしてるような人には何の問題もない、むしろプラスでしょう。

ギリシャには真性でオカルトな雰囲気を持つブラックが増えてきている印象ですが、このバンドもその流れを汲んでいるように思います。ACRIMONOUSやSEPTUAGINT辺りまでチェックしているようなブラックファンならばおそらく気に入るでしょう。



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