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Recent 50 Comments



1. MK-OVERDRIVE ★★ (2015-08-27 08:00:10)

91年リリースの3rdかつラストアルバム、個人的には最初に聴いたPROPHETの作品。前作が結局売れなかったため、今作は1/12の予算で再チャレンジの形になった。当時折しもリサイクルが定着してきたとはいえ、前作の拾遺集みたいなタイトルは殆ど開き直りだ。SCOTT METAXAS自らがプロデュースを務め、ソングライティングの中心はG.のKEN DUBMANに移行。のちS.METAXASとお揃いでNUCLEAR ASSAULTに行ってしまうDAVID DIPIETROが加入しツインG.体制になったことも相まって、またもやPROPHETという名の別バンドが誕生した。Key.主体のドラマティックな叙情メロハーからエッジの効いたG.オリエントのHRへ、サウンドの変化は1.のイントロだけ聞いてすぐ分かる。最初聴いた時はポップでメロディアスな良作と感じたのに、前2作を聴いてしまうと…やはり不幸は比較することから始まる。



2. 失恋船長 ★★ (2016-08-28 13:54:19)

前作で聴けた80年代中期のKansas風サウンドを封印、T.T.QUICKのデイブ・ディピエトロを新たに加え6人編成で挑んだ意欲作。2ndアルバムではコマーシャル性を高めた作風で打って出たが見事に玉砕、討ち死に果たす結果に、メガフォースとの契約も失い、ドン底の中で新たなる作風でシーンに殴り込みをかけるのですが、今作も結局話題にならずに活動休止、その後Nuclear Assaultのメンバーになるなど露ほどにも思わなかったのですが、スコット・メタクサスのしくじりぶりに、世知辛さを味わいます。ストレートなアメリカンHM/HR路線に舵を切った事は自身のアイデンティティを損なう結果となるも、彼らの強みは演奏力、その手腕を全開で発揮する場面は少なくとも、随所に拘りのアレンジを施し安定感のある演奏力で楽しませてくれるので、能天気でライトなアメリカンロックが苦手な人などにはピッタリの音楽性でしょうね。器用貧乏さを感じ無難過ぎる楽曲の熱量は低いが、エッジを効かせすぎないギターサウンドと嫌みにならないコーラスワークは肩肘張らずに楽しめるサウンドとなっております。



3. 火薬バカ一代 ★★★ (2023-09-08 00:33:39)

故ディーン・ファザーノやテッド・ポーリーといったタレント達を輩出。現役時代よりむしろ解散後に再評価が進んだバンド、PROPHETが'91年に地元ニュージャージーのインディーズHALYCAN RECORDSに残した3rdアルバムにして最終作。制作費削減の影響で(?)プロデュースはメンバーのスコット・メタクサス(B)自ら手掛けています。
Keyを生かしたプログレ・ハード路線の1st『聖なる予言』(’85年)、アメリカン・ロック色を強めた2nd『CYCLE OF THE MOON』(’88年)ときて、後にNUCLEAR ASSAULTに加入することとなるデイヴ・ディピエトロ(G)を加えツインG編成となった本作では、曲作りの主導権が(前2作のセールス的不振を踏まえてか)スコットからケン・ダブマン(G)に移譲されたことと合わせて、よりギター・オリエンテッドなHR路線へと作風を刷新。曲によってはブルージーな香りが漂ってくる辺りは、いかにも90年代前半に生み出されたアルバムだなぁと。
とはいえ、ラッセル・アルカラ(Vo)の情感豊かな歌唱を生かした③、哀愁のアコギ・バラード⑥、重厚なボーカル・ハーモニーに彩られた⑦のような初期作の色合いを残した楽曲もちゃんと要所を締めてくれますし、何よりハードネスとドラマ性が見事な融合を遂げた⑧なんて本作だからこそ生み出しえた名曲じゃないでしょうか。
SDGs丸出しなアルバム・タイトルに「蔵出し音源集かよ」との印象を持つ方もいるやもしれませんが(やや収録曲の出来栄えにムラが見受けられる点は事実)、しかしながらスルーしてしまうのは勿体なさ過ぎる立派な品質が保たれていることは強調しておきたい1枚です。



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