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High Proof

いくら兄弟と言えどもココまで声が似るもんかねぇ、と言わずにはいられないウドの実弟ピーター・ダークシュナイダーがフロントマンを飾るバンドが2000年にリリースした3rd。前作から1年と言う短いインターバルに、引き続きステファン・カウフマンがプロデュースを担当を、2ndがある程度成功したのかな?と推察しますが、そのACCEPT、U.D.O.スタイルは益々磨きが掛り、キャッチーさもあるが勇壮で魂を鼓舞する男泣きの哀愁美と、豪胆極まりないアグレッションが共存する、男儀溢れる哀愁のパワーメタルサウンドを披露。本家に肉薄するなりきりぶりは相当なクオリティを誇っています。ステファンのプロデュースもさることながら、マスタリングまでU.D.O組のマンフレッド・メルヒオールだもん、そりゃ、よせにいったらソックリになるよね。
とある種のパロディ臭が漂い、今一つ本意気で聴けない欠点はないとは言いませんが、一本芯の通った作風は聴いていて心地が良いし、ココまで似た性質なら、あえて避けないでやりきるのもありでしょう。それだけ。ウド・ダークシュナイダーの声は特徴的だったと言う事でもあります。
激烈なスピードナンバーがないと熱くなれない方にはおススメしませんが、ヘヴィなミドルナンバーを聴き血沸き肉踊る、筋金入りのメタルマニアなら安心して聴けるでしょう。勿論、疾走感のあるパワーメタルももれなく収録されていますのでね。

失恋船長 ★★★ (2017-02-04 13:53:56)


Bootlicker

前作から4年後の1999年にリリースした2nd。ウド・ダークシュナイダーの実弟ピーター・ダークシュナイダーがフロントマンを飾るバンドとして知られる彼らですが、今作ではついにプロデューサーに、ステファン・カウフマンまで登場と、モロそのまんまやんな音楽性は益々磨きが掛り、予算も掛けれたのか、ステファンのおかげで音質も向上、タイトにソリッドにシェイプされたサウンドは必要不可欠な要素、彼らが目指すACCEPT、U.D.O.スタイルを忠実に再現、メタル魂に着火するような構築美のあるアグレッシブなHM/HRナンバーで聴き手を鼓舞し続けるでしょう。
おそらくOUTRAGEのアルバムを手掛けたステファン・カウフマン繋がりだとは思いますが、個人的には4曲目に国産スラッシャーOUTRAGEのBlind to Realityに収録されている『Call of the Hunter』をカヴァーしてくれたのも好印象でしたね。
これを聴くならワシャ本家を聴くわいと言われたら、一ミリも反論など出来ませんが、『こんなん出ました~』と泉アツノ風に言いたくなる一品としてマニアの方の教えたくなりますね。

失恋船長 ★★ (2017-02-03 22:56:49)


Twins?

ウド・シュナイダーの実弟、ピーター・ダークシュナイダーがフロントマンを務めるバンドが1995年にリリースした1st。オープニングからACCEPT印満載のHM/HRナンバーで幕が開き、兄弟と言う事もあり声も激似と知らないで聴くとズッコケそうになるのですが、血を分けた兄弟だからこそ許せる同系統の音楽性に共感を覚える方には、本家同様に楽しめる要素も強いでしょう。
この音楽性はかつてピーターが在籍していたDANTONでもやっていたのですが、2回目なので意識していると思われる軽めのミックスが気になるも、やはり激似ぶりが一番の気になるところでしょう。もうウドが歌っているもんね。
ミドルナンバーではズンズンと歩調を合わせ突き進むリズムプレイ、疾走ナンバーでは高速8ビートで突っ走るリズムプレイ、そこに絡むメロィックなギターと、こっちもU.D.O.だしACCEPTだもんね。
モノマネだし模倣の域を出ていないと感じる面もあれど、本家を差し置いて、ここまでの音楽性を聴かせてくれるバンドはある意味貴重な存在だし稀有なバンドだったと思いますよ。そしてU.D.O.もACCEPTも実に偉大なバンドだったと気づかせてくれましたね。
ちなみにココでドラムを務めるAndré Hilgersさんは、RAGEやSilent Forceのドラマーとして知られていますよ。

失恋船長 ★★ (2017-02-03 22:37:31)