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1.
失恋船長
★★★
(2018-08-15 14:38:44)
Tebeo~Banzaiと渡り歩いたスペイン人シンガー、ホセ・アントニオ・マンザノが1988年に自らが中心となり立ち上げたバンドがコチラになります。
音楽性は正に華やかに成熟した1988年まんまのサウンドを披露。シャープに切れ込んでくる疾走ナンバーで幕が開け、お次はキャッチーでメロウな曲を放り込み、クールダウンとお約束の展開も踏襲と、早くも名作の予感を漂わせていますね。
全般的にはヒット作狙いのメジャー感溢れる作りになっているが、このバンドにはメタルバンドならではのエッジの立った攻撃的なギタープレイをしっかりとフィーチャーしており、親しみやすいメロディとコーラスワークを生かしたソフトケイスされたサウンドとのバランス感覚が絶妙な絡みを見せている。
エッジの鋭いメタルナンバーからポップロックまで多種多様な楽曲を収録した今作、この一枚で当時の世相が分かる作りになっていて面白い。しかもそれがスペインからというのが興味深いですよね。
コチラはスペイン語で歌われているのですが、翌年にはRED HOTというタイトルの英語ヴァージョンがあり、未聴なのですがミックスもプレイも違うとのことなのでマニアなら両方押さえておきたいですね。また語感が気になる人にも朗報でしょう。
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