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1. 火薬バカ一代 ★★★ (2018-11-29 00:10:27)

いまやWHITESNAKEのKey奏者でもあるミケーレ・ルッピ(Vo)が、ミュージシャンを志す切っ掛けとなった原点でもあるAOR/産業ロックを追求するべく立ち上げたプロジェクトLOS ANGELES、'09年発表の2ndアルバム。
これまで彼については「メロパワ界の人」と認識していたため、本作に託されているのがメロディアスHRサウンドだったことには意外な思いを禁じ得ませんでした。しかし元来実力派シンガーとして鳴らす御仁だけに異なるジャンルでも見事に歌いこなしている…というか、ルッピのことを熱心にフォローしてきたわけではない身ゆえ、遅ればせながら本作を耳にして初めて「えっ!この人こんなに歌ウマ男だったの?」と衝撃を受けたという。
数々のメロハー・プロジェクトで腕を振るうファブリッツォ・V・グロッシをパートナーに迎え、トミー・デナンダー、ジョージ・リンチ、VEGAのマーティン兄弟らに曲作りの協力を仰いだ本編のクオリティが楽々K点越えを果たしていることは不思議でもなんでもありませんが、それにも増して感心させられるのはルッピの歌ウマっぷり。声域/声量/表現力の三拍子揃った伸びやかな歌声は、只でさえ高品質な楽曲を更なる高みへと導いてくれています。終盤の盛り上がりに胸打たれる④、爽快にハジける⑤、Gも負けじと歌う⑥、冷ややかな曲調と熱を帯びたルッピのVoのコントラストが鮮やかな⑦、リンジー・ローハンの名曲のカヴァー⑪etc…。またこれらの楽曲に備わった抒情性や都会的な雰囲気を効果的に増幅する、流麗なタッチで奏でられるピアノのナイス・アシストぶりも特筆ものですよ。
カバー曲が大半を占めた前作に対し、LOS ANGELSの真のデビュー作と呼ぶに相応しい完成度を提示してくれる1枚ではないでしょうか。



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