EVOKE 2010-2020 (2020年)
1. Spirit Black (0)
2. 夜桜 (0)
3. Ground Angel (3)
4. 胡蝶ノ夢 (0)
5. Eversince (0)
7. Utopia (0)
8. Dominator (0)
9. Absolute (0)
10. Bind (0)
11. Dearly (0)
12. Deep (0)



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EVOKE 2010-2020
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解説 - EVOKE 2010-2020

コメント・評価

Recent 50 Comments



1. 失恋船長 ★★ (2020-04-19 15:03:40)

ヴォーカルがR!Nちゃんに交代(これでリンって読むのかな?)、その実力はNAMMショーで行われたステージで証明済み。YouTubeに速攻アップされているんだから、数か月遅れの紙媒体情報の限界を感じましたね。
前任者よりも明らかにレンジも広く柔軟、パワーもあり表現者としての正確性も高く、可能性を秘めたステージでした。

2010~20年までの軌跡を刻んだリメイクベストとなった今作の意味は大きい。ハードなバッキングの上にJ-POPよろしくなメロディアスサウンドが華麗に踊る、実に聴きやすい楽曲が売りのバンド。それは海外のマニアにも、独創性を感じさせるものだろうし、国内外問わず需要のあるものだと思う。
それだけにNAMMショーにおける新ヴォーカルのパフォーマンスには、大きな収穫となったであろう。

彼女たちのライブには過去2回参加した程度。新しいドラムになってからは一度も足を運んだことのないライトリスナーだ。音源も1stをライブの帰りに買ったくらいである。そんなワタクシでも、こういうバンドには頑張ってもらいたい。彼女たちはアイドルではない。楽器を持ちステージに立つホンマモンである。殺人的なスケジュールをこなすトラヴェリンバンドでもある。それだけに、こういう見た目にも麗しいバンドの成功を願わずにはいられない。
彼女たちには、ヘヴィメタルという偏見をなくすような魅力が十分にある。インディーズ時代を入れれば12年戦士の彼女たち、今後は彼女たちに影響を受けたバンドも出てくる。嬢メタルという、ある種の色物的なイメージすらも全て背負いこみ肥やしとて来たバンドサウンドの柔軟さ。世界がそうであるように、日本にもヘヴィなものを好む方が、ジャンル関係なしに聴く健全な土壌が欲しいものである。
ワタクシのような、かび臭いNWOBHMをシコシコと聴き楽しむ、オッサンには無用だろうが、彼女たちには可能性がある。今作には、歌メロの親しみやすさから誘発されるJ-POP臭、名ばかりのロックフェスが横行する世の中でも、彼女たちは違和感なく参加して爪痕を残すだろう。

新シンガーの加入によりドラスティックな改革に進むのか、より一層のハードサウンドへの深化を突き進むのか、ある意味、勝負への布石となる一枚だろう。単なるベスト以上の価値を見出せたアルバムでしたね。



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