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ヘヴィメタル/ハードロック
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Bloodrock 2
前作同様グランドファンクのプロデューサーとして成功するテリー・ナイトを迎え制作された2枚目。前作同様ヘヴィな音楽性を継承しているが、幾分スマートになった印象を受ける。また、バンドとして実験的な要素も見えたりと次作の布石を感じさせるもポイント。スマッシュヒットを記録する原動力となったシングルの⑦もあり、バンドの名前を一躍ミュージックシーンに轟かせる形となった。
ブルージーな味わいもあるが、ハモンドとコーラスワークも色鮮やかな色彩美を魅せ、ロックの基礎となるアンサンブルの上を革新的な風合いで駆け抜けたりと、当時としては斬新と言えるスタイルを築いていた。
ブルースロックにだけ留まらないエモーションを込めたギター、時には冷徹に響くリズムの上で情熱的に輝く。ソウルフルな歌声は南部らしいが、このグループは、濁りよりも清々しいメロディを盛り込み、繊細さとロックの醍醐味たる野性味を際立たせている。
その背反する両面を兼ね備えた古典ロックの旨味、ヘヴィな姿勢を崩すことなく多様性を感じさせることに成功した今作もハードロック史において重要な一枚と言えるでしょう。
今日の認知度の低さが悔やまれますね。
失恋船長
★★★
(2021-01-17 21:57:51)
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Bloodrock
よもやブラッドロックの初めての登録をワタクシが行うとは夢にも思っていませんでした。アメリカ南部はテキサス出身の古典HRバンド。そのうねりを上げるヘヴィグルーブとギター、そこにオルガンが絡みバンドサウンドの厚みも倍増。一曲の中に緩急も設け、濃密な初期型ヘヴィロックサウンドを鳴り響かせている。MC5やBLUE CHEERのような生々しいガレージ臭はないが、上記のバンドやGRUND FUNKなどとアメリカンハードシーンの支えたグループとして有名ですね。
特にグラミー賞を取ったWOLFMOTHERにも多大なる影響を与えているバンドとして認知もされています。WOLFMOTHER自体は少々2000年代ならではのオシャレロックなエッセンスが入っていて、個人的にはやりに行ってる感がダメでしたが、こちらはオリジナルたる本物の響きを持っているので、古典HRを知りたいマニアなら是非とも聴いて欲しい一品です。
作品前にプチモデルチェンジしているので、時系列でいかなくても楽しめます。
ヒットしたのは次、プログレ風味が増したのが3枚目と、なかなか攻めてくるバンドですよ。
失恋船長
★★★
(2021-01-17 21:34:52)
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