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1. kamiko! ★★★ (2021-01-22 00:50:38)

ロシア産ブラックメタル2020年作
処女作Neverending Journey(2013年作・未所持)は当時購入を悩んで何度か試聴した程度の知識しかないが、真面目でストレートなシンフォニックブラックだ。
通算4作目にあたる今作を発見し、処女作からどれだけ変化したか試聴してみたところ、想像以上のクオリティの高さから、ゲットしてみた。
また、購入検討中に、前作Another Realm(2017年作・未所持)とも比較してみたが、前作の自然崇拝的テーマと雰囲気が、更に円熟したような完成度を感じるところだ。
適度なザラザラ感のあるギター、トレモロリフで疾走するパートとミドルテンポを織り交ぜたオーソドックスなシンフォニックブラックだが、妙に惹きつけられるモノがある。
このバンドはFoltath Eternumという人物を中心としたバンドで、ギター・ヴォーカル・シンセ・プログラミングを担当している。しかし、今作クオリティの底上げを
している大きな要因は、ボクが一目置くバンドAlleyのギタリストEgor Moskvichevがアコースティックギターとサウンドアレンジで参加しているところじゃないかと思う。
また、このサウンドのコンセプトとして、ウクライナ出身の詩人Maximilian Voloshinの詩を歌詞に採用しているようだ。まあ、その詩を翻訳する気にはならないが
ロシアの史実をテーマにしたヒューマニズムに寄った詩人ということと、土着的・神話的な楽曲タイトルから、その世界観を想像しながら聴くのが良い鑑賞方法だ。
このサウンドは自然崇拝ブラック寄りではあっても、霧や森林を感じさせるサウンドとまではいかず、そういう雰囲気を仄かに漂わせたオーソドックスな音響で
霧の雰囲気を残響音で誇張させる感じは無く、低音部分もしっかり聴こえるところはむしろ好感触。純粋に刺激的なブラックメタル様式の演奏と音作りが魅力だ。
更に、Egor Moskvichevのアコギの存在感が程よいスパイスとなっている上、彼の持ち味である非メタル的なシットリした雰囲気が見事に融合されている。
ちなみにFoltath Eternumのサイドプロジェクトと思われるFrozenwoodsというバンド作品の方が自然崇拝度は高い。が、こちらはまた一口で語り尽くせない音楽性で
一般的な自然崇拝ブラックとはまた一線を画す作風だ。たぶん、無名なんでしょうが、ここのところ、彼の作品、関連あるアーティストの作品に注目しているところだ。



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