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THE SICK, THE DYING… AND THE DEAD! (2022年)
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THE SICK, THE DYING… AND THE DEAD!
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解説 - THE SICK, THE DYING… AND THE DEAD!
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コメント・評価

Recent 50 Comments



4. AMASAG ★★★ (2022-09-06 22:19:54)

例のウイルスやベーシストの解雇、度重なる発売延期の結果、6年という年月を経てようやくリリースされた作品ですな
2年に一枚良作を生み出すメガデスだから、当然期待しました。
1回聴いた。すごかった。メロディアスさは幾分減っているけれど、それをすべて攻撃性に置換したようなサウンドです
音作りも最初は軽いな~なんて思いましたが、スラッシュメタルとしてはこちらの方が合っています
3曲目までの流れは初期のような攻撃性抜群。4のような期待を裏切らない曲も、6のようなイカれた曲も、8,9のようなメロディアス系の曲も、10,11のようなカッコいい曲も、
12のようなスラッシュメタルのアンセムも、果てはカバー曲までハズレがなく、さすがデイヴ大佐という感じです。とてもおじいさんが作ったとは思えません。
何気に好きなのがカバーの13で、ボーカルが凄く合っています。こういう系統の曲を作ってほしいわ…



5. 失恋船長 (2022-10-15 17:55:15)

最近まで90年代の中頃からメガデスの新作をまともに聴くことがなった。サブスクリプションサービスの恩恵を受け、金が掛からないから彼らの過去のカタログに触れることが出来るのだが、その変遷ぶりには驚きを隠せなかった。もはやメガデスというバンド名が形骸化していた時代もあるのだが、ある時期からスラッシュの世界へと戻ってきたという印象が強い。デイブ・ムステインがいればメガデスなんだという価値観の下、メンバーチェンジを行い新たなるスタイルにチャレンジする様は、好き嫌いとは別の次元で評価されるべきであろう。

なにより人それぞれ趣味嗜好で楽しめばよい、どの時代がベストなど他人が決められるモノではない。個人的には初期の彼らには影響を受けた身としては、あの時代のメガデスが全てとも言えるのだが、今作は前作同様キコを相棒に、似たようなスタイルの作風になっている。古典メタルへの邂逅というのか、より突き詰めたメガデスのルーツたる姿も垣間見えるが、やはり今作は、メガデスメタルの集大成のような側面を感じる。とは言え90年代の中くらいからのアルバムは数えるほどしか聴いていないのだが、今作は前作以上に正統性の強いメタルへ傾倒している姿に驚く。

ジャンル分けなど便宜上なので、どうでも良いことなのだろうが、頭4曲、タイプの異なる作風を聴かせ今作の色合いを決めているのもポイント。メロディアスな①に驚いている、毒気のあるメガデスサウンドは何処へやら、その品行方正なサウンドミックスは全般的に貫かれており、昨今の流行を知らないのですが、今のメジャーアクトはこういうクラシックなサウンドミックスを好んでいるのかと驚きを隠せない。ある意味、外行きのサウンドミックスにダイナミズムを一切感じない。

地味な歌声と地味な曲調、これが9曲入くらいなら良いのだが、14曲となると多い気がする。メガデスの爽やかな側面をここまで強調されると戸惑いは隠せないが、正統性の強いメタルが好きな人には、癖がなくなった分、随分と聴きやすくなったと感じるだろう。
とにかく上品なミックスである。上手く当てはまる言葉が見つからない。
前作よりも違和感がある。叙情派メガデス、今作を表現するならば、そういう言葉がピッタリな気がする。④のようなメインストリーム寄りのハードサウンドが一番ヘヴィな仕上がりになるとは驚きである。

今作最大の聴きどころは多様性であろう、それを統一感のあるミックスで仕上げたという事です。最新作はパワーメタルだよなぁ。でも前作から入った人ならば大歓迎だろう。ニヒルなムステイン節も随所にねじ込まれいるのだが、刺激を感じないのは何故だろう?




6. うにぶ ★★ (2022-12-23 20:02:17)

今年はかなりメガデスにはまり直して、夏ごろは毎日のようにとっかえひっかえ旧譜を聴いていました。(昔は四天王で四番目くらいだったのが一番になるくらいドはまり)
このアルバムは先行3曲を聴いた時点でかなり期待していたのですが、全体を聴いてもやはり私好みで、愛聴盤です。
デイヴの声はさらに音域が限られ、歌メロは多彩になりようがなく、迫力にも欠けてくるわけですが、それすらも逆手にとって曲の演出に取り込んでいるような気がします。語り・SEが多いのも特徴。(そこ気にすると退屈な作に)
1曲目のタイトルトラックなんて「yeah, yeah」「Die, die, die」とか普通絶叫するところを、力を抜いて嘲笑することで邪悪さをアップさせている感が。(絶叫系スラッシュの方が普段は好みなんですけどね)
演奏陣は無論、キレっきれなので、緊張感が削がれないから良いんだろうなぁ。
なんだろう、『DYSTOPIA』は複雑ながらも曲自体がかっちりよく出来ていてスムーズな感じでしたが、今作はチグハグ感やこじらせ感、不愛想さが逆にフックを生んでいて耳に残るスラッシュ・アルバムになった印象。



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