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Silent Cries / Naked Soul (火薬バカ一代)
Naked Soul (火薬バカ一代)


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Silent Cries / Naked Soul

アレッサンドロ・デル・ヴェッキオ、ピート・アルペンボルグ、
クリスティアン・フィール、フレドリック・バーグといった、
単独でも十分名曲を書き上げられるソングライター達が束になって仕上げた
哀愁のHRナンバー。そりゃあ素晴らしい楽曲にならんわけがない。
3人のハーモニーが映えるコーラスにグッときますね。

火薬バカ一代 ★★★ (2023-11-23 23:58:05)


Naked Soul

アレン/ランデとかキスク/サマーヴィルとか、シンガー2人にコンビを組ませてプロジェクト立ち上げるのはFRONTIERS RECORDSのお家芸ですが、本作はそこに更にもう1枚看板を追加。ロビー・ラブランク(FIND ME、BLANC FACES)、トビー・ヒッチコック(PRIDE OF LIONS)、ケント・リッヒ(PERFECT PLAN、GIANT)という、同レーベルが誇る実力派シンガーの共演で贈るメロディアスHRプロジェクト、T3NORSが'22年に発表した1stアルバムとなります。
尤も、例えばメタル・オペラ作品のような各シンガーの異なる個性を強調するためのシアトリカルな大仕掛けが用意されていたりするわけじゃなく、ここで聴けるのは飽くまでAOR志向のシンプルなメロディアスHR。正直、FRONTIERS RECORDS発プロジェクトとしてはよくあるタイプのサウンドな上、3人のシンガーの歌唱スタイルが似通っていることもあって「トリプル・ボーカル体制の有難味はそこまで感じられないかなー?」との感想が頭をよぎったりもしますが、とはいえ名手アレッサンドロ・デル・ヴェッキオが仕切り役を担っているだけあって収録曲のクオリティは折り紙付き。腕っこきのソングライター勢が総力を挙げて書き上げた哀愁のHRナンバー⑤や、劇的なバラード⑦といった、三位一体の熱唱と美しいハーモニーが存分に堪能できる名曲の数々を聴き終える頃には、「上手い歌と優れた楽曲があれば大仕掛けなんていらなかったんや!」と前言撤回している己に気が付く次第で。
是非継続プロジェクト化を期待したくなる1枚。スケジュール的に厳しければ、テリー・ブロックとかトム・グリフィンとか、顔触れ替えての第2弾とかいかがでしょうかね。

火薬バカ一代 ★★★ (2023-11-23 01:08:27)