THE HORROR AND THE METAL (2024年)
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THE HORROR AND THE METAL
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解説 - THE HORROR AND THE METAL

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1. 火薬バカ一代 ★★★ (2025-03-19 23:51:26)

オリンピック級の気の長さで忘れた頃に新作アルバムをドロップしてくるスウェーデンはウプサラ出身のスラッシュ・メタル・バンド、FREDDY KRUEGER’S UNDERWEARことF.K.U.が、’17年に敢行された初来日公演を間に挟み、前作から6年のブランクを経て'24年に発表した6thアルバム。
ジャケットを飾るメンバーの風体とアルバム・タイトルが雄弁に物語る通り、今回も『悪魔のいけにえ』から『オーメン』『ZOMBIO 死霊のしたたり』『スキャナーズ』、果てはジェームズ・キャメロン監督の黒歴史『殺人魚フライングキラー』までホラー/スラッシャー/モンスター映画の数々を歌詞のテーマに採用。但しアレンジにシネマティックな大仕掛けは特に見当たらず、歯切れ良くホラー愛をシャウトするVoとタイトな演奏力を武器に、欧州よりはベイエリア勢からの影響が強く滲むスポーティなモッシュ対応型スラッシュ・メタル・サウンドをシンプルに叩き付ける、実にこのバンドらしい仕上がりとなっています。
エピック・メタリックな雄々しいコーラスを纏って猛然と突っ走る⑧のようなスラッシュ・ナンバーがカッコ良いのは最早当然のこととして、速度を抑えたミドル・テンポの楽曲も魅力的に仕上げてみせる曲作りの巧さが本作のポイントであり、口ずさみたくなるキャッチネスや、勝手に体が動き出すリズミックなノリの良さが盛り込まれた③なんかを聴いていると、個人的にはANNIHILATORのことを思い出したりも。
出来ればもう少し活動ペースを上げてくれれば御の字なれど、バンド的にはこれぐらいの湯加減が性に合ってるそうなので、「じゃあオメエはそれでいいや」と猪木風に呟いて感想を〆させて頂きます。



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