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Profanations Beneath the Bleeding Stars / A Daker Shade of Evil (Usher-to-the-ETHER)
I Saw Claws / Last-minute Lies (Usher-to-the-ETHER)
Fragmenter av en fortid / Min tid skal komme (Usher-to-the-ETHER)
My Resurrection in Eternal Hate / A Daker Shade of Evil (Usher-to-the-ETHER)
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FLEURETY - 最近の発言
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Department of Apocalyptic Affairs

2nd。

1stと2ndの間に「LAST-MINUTE LIES」というミニアルバムをリリースしている。

ピアノ、エレピ等の他に、女性ヴォーカル、サックス、打ち込み系ドラムス等が導入されている。

その為、アヴァンギャルドな要素が非常に強く、ブラックメタル本来の殺傷能力は低く、楽曲によってはポップな要素も垣間見ることが出来る。

まぁ、何でもありなアヴァンギャルドブラックでしょうか。

作品として統一性は殆どというか、全くありません。

首も吹っ飛ぶ血の海地獄な、聴いていて苦痛を伴うブラックメタルも好きだが、このバンドのこの作品はそれとは全く方法論が違うアプローチだ。

アゴ 勇 ★★★ (2020-05-24 15:46:28)


Profanations Beneath the Bleeding Stars / A Daker Shade of Evil
…ブラックとしての出来も勿論良いんだけど、どうしてもヴォーカルの歌手生命を犠牲にした、魂の超音波絶叫の方に耳が行ってしまいますね…。血を流しているのはヴォーカルの喉の方では…。

Usher-to-the-ETHER ★★★ (2007-03-19 23:20:15)


I Saw Claws / Last-minute Lies
展開は凝りまくっていて複雑なんですけど…その複雑さが、難解さやスノッブさというようなマイナスにではなく、むしろキャッチーさに繋がっているのが凄い。複雑≠難解であることを示した一曲ではないでしょうか。

Usher-to-the-ETHER ★★★ (2007-03-19 23:16:31)


Min tid skal komme

…やっぱノイズに聴こえますよねぇ…私もこれが人の声だと知ったときには薄ら寒くなりました。
いやしかしこれはブラック・メタル・ボーカルの究極というか、デス声とブラック声の違いを決定的にする好サンプルになってます。デス声は突き詰めると「獣の咆哮」になるわけですけど、ブラック声は突き詰めると「鳥の鳴き声」になるということです。
ちなみに擬音にすると「ピャーッ!!」です。いや本当に。

本編は簡単に言って初期IN THE WOODS…辺りの長尺で緩やかなブラックです。アヴァンギャルド要素が強いのでSATYRICON初期の方が近いかもしれない(あんなに凝ってはない上演奏も上手くないが。特にドラム)。アヴァンギャルド・ブラック・和み系になりますか。遠くから生暖かい目で見守っていると癒されなくもない。
…つーか、意図的かしれんが、変拍子使わなすぎです。これがFLEURETYだと思ってもらったら困る!!

コンピ提供曲は上手くまとまってます。いや、むしろまとまってないんだけど、脈絡のなさがキャッチーに聴こえるレベルに到達したというか。
…そのレベルはどの辺りにあるんだ、と聞かれても私もよく分かんないですけど…。

木札 ★★ (2007-03-08 01:24:00)


Last-minute Lies

ブラック・メタルの殻を破って出て来た、「アダルト」「ファニー」「不条理」を三種の神器に据えた前衛アートロックとでも言うのか。
前衛的と言えるのに取っ付きづらさがなくキャッチーで聴いてて楽しいというのは奇跡的なアレンジとしか言いようがない。
プログレッシブ/アヴァンギャルド系ブラックは、ULVER、IN THE WOODS…、MANES、THE 3RD AND THE MORTALなどエレクトロニカ方面に足を踏み入れるのが常道という感じで、これもそうなんですけど、このバンドが最も愛嬌振りまいてます。全然どんよりしません。普通に女性ボーカルものの(変態)ポップスとして聴けなくもなく、ギタリストがいるからか印象的(センスのねじくれた)なギターリフが随所にあるのでハード・ロックとしての体面も悪くない。
何に似ているとも言えないから誰に薦めればいいのか分からないけど、あえて言うなら、「ブラック・メタル・ファンやめたい人は必聴」。

木札 ★★ (2007-03-07 03:05:00)


Fragmenter av en fortid / Min tid skal komme
ああ、もう1曲目から涎が出そうなぐらいの名曲だわ(笑)
もうこのドラマティックさは「劇的」なんて言葉では表せないですね。なんか壮大な歴史の物語をパノラマ映像で体感しているかのよう…FLEURETYはもっと評価されても良いと思います。

Usher-to-the-ETHER ★★★ (2007-03-06 19:51:55)


My Resurrection in Eternal Hate / A Daker Shade of Evil
この曲は冷涼なリフを伴って疾走する箇所もありますし、普通にブラックメタラー受けしそうです。ヴォーカルは…確かに、「声」というより、「音波」ですね、これ(笑)。人間がここまで高い声を出せるとは…男性でこれより高く歌える人いるんでしょうか。

Usher-to-the-ETHER ★★★ (2007-03-06 19:48:48)


My Resurrection in Eternal Hate / A Daker Shade of Evil
この時点で既に愛嬌あるリフが出てきます。やっぱ持ち味です。「愛嬌なんかブラック・メタルに要らない」などと93年デビューのこのバンドに対して発するのは野暮。MAYHEMとEMPERORの1stすら出てませんわ。
合いの手のボーカルが格好いいですね。メインボーカルが怪音波なんで無駄ですけど…。

木札 (2007-03-06 01:27:52)


Min tid skal komme

タイトルの意味は「我が時は来たり」。95年発表の1stアルバム。
2003年に「BLACKEND COMPILATION」に提供した曲である「ABSENCE」と93年発表のEP「A DARKER SHADE OF EVIL」の計4曲を追加したリマスター盤が再発されています。リマスター盤はノルウェー語詞の曲に英訳付き。

音楽性のタイプとしては、プログレ的な展開の妙と濃ゆいアンサンブルで聴かせる、VED BUENS ENDEタイプのアヴァンギャルド・ブラックという感じでしょうか。流石にアンサンブルの聴き応えでは、Carl-MichaelとSkollというブラック界でも最強のリズム隊が在籍していたVBEと比べると部が悪い気がしますが、こっちは叙情的なメロ使いやトレモロリフの多用、女声ヴォーカルの導入や展開の明確さといった要素もあるので、一般的なブラックメタラーから見たら取っ付きやすさでは上なんじゃないかと思います。

続くEPでは、随分前衛方向に音楽性を傾けましたが、この作品はブラック然とした絶叫ありでヘヴィな音像なので、しっかりブラックメタルをプレイしてます。
また、ボーナスの「A DARKER SHADE OF EVIL」はある意味凄い音源。この作品のレコーディングでNordgarenは喉を痛め、歌う事を止めざるを得なかったという曰くつきのヴォーカルパートが凄すぎ。最早Dani Filthなど問題にならない程の高音絶叫でぱっと聴いただけでは人間の声かどうかすら判別不能な程。私も最初聴いた時はノイズを取り入れてるんだと思ってました(笑)。もちろん曲の方も十分良いので、そのインパクトを求めてネタで買ったとしても後悔はしないと思います。

しかし、ブラックメタルの金字塔といえるMAYHEMの1stが出たのが94年で、その一年後にこんなブラックを自己流にアレンジした、ハイクオリティな作品をリリースするとは…「A DARKER~」に至っては93年だし。本当に北欧、特にノルウェーって才能の宝庫ですね…。

Usher-to-the-ETHER ★★★ (2007-03-05 22:47:00)


Last-minute Lies

99年発表のEP。
ブラックメタルからより前衛的な方向に進んだEPらしいですが、これは良いですね。

ほとんどブラック色は無く、どっちかというと男女ツインヴォーカルをフィーチャーしたアヴァンギャルドゴシックという感じのサウンド。もちろん普通の女声ゴシックみたいなパートもありますが、不思議なキーボードやインダストリアルの要素、サックスなど様々な音楽のパーツを取り込み、かなり前衛的な作風。時折VED BUENS ENDEやVIRUSにも通じる奇妙なアンサンブルも聴かせてくれますが、変態フレーズ、変拍子が当り前の世界で実に聴き応えありです。

こうやって要素だけ並べるとどうも難解なサウンドを想起してしまいがちですが、パート毎にフックがあるのでそれほど取っ付き辛いとは思いません。フックがあって、酩酊感、中毒性の高いサウンドなのに掴み所がない…素晴らしいですね(笑)

脱ブラックしてからのULVERや、DODHEIMSGARDや上記のVED BUENS ENDE、VIRUS等の風変わりなブラックが好きな方なら買って損は無いんじゃないかと思います。
ちなみに、このバンドの中心人物は元DODHEIMSGARDのメンバーらしいですが…これを聴くと、
DODHEIMSGARDがブラックからはみ出した音楽性になった理由が良く分かる気がします。

Usher-to-the-ETHER ★★★ (2007-03-05 00:12:00)