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CROSBY, STILLS, NASH&YOUNG
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CROSBY, STILLS, NASH&YOUNG
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解説 - CROSBY, STILLS, NASH&YOUNG
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1. てらぴん ★★ (2005-08-22 12:18:00)

8月13日、Wolf Trap/VAでCS&Nを観ました。夏の野外コンサートということもあり、早くから芝生にシートを敷いてピクニック気分の年配夫婦・家族連れがたくさんいました。なかには若者もいくらかいました。僕は開演1時間前に着いたのだけど、すでに芝生は満席。しかし、親切な人が場所を空けてくれて、しかも、サンドイッチやぶどうまでいただきました。みんなビールやジュースを片手に、あるいは本を読んだり、芝生のうえをふわふわと飛んでいる風船をみんなでつついて時間を過ごしました。
そしていよいよ開演。1曲目はWoodstockでした。あの名曲を実際に聴くことができ、感動に我を忘れてしまいました。2曲目は軽快なリズムでMarrakesh Express。前半の最後はDeja Vu。比較的静かな曲が多かっただけに、盛り上がりもいっそうでした。休憩を挟んで後半の1曲目はHelplessly Hoping。夜の更けてきたころにコーラスが心にしみて来ます。Southern Crossでは大合唱。座っていられずほとんどの人が立ち上がり、こぶしを振り上げていました。僕の好きなStillsのLove The One You're With。原曲の緊迫感とはかけ離れたリラックスしたアレンジでしたが、Stills本人が目の前ですので十分楽しめました。NashのChicago、CrosbyのAlmost Cut My Hairとそれぞれに見せ場があり、Wooden Ships。この曲の静と動の見事さ、Stillsのギターがかっこいい。間奏部分がスリリングで素晴らしく、ライブ映えのする名曲だと実感しました。アンコールの1曲目は、Baffalo SpringfirldのFor What It's Worth。これには観客も驚きの声を上げ、総立ちになり、アンコールの最後の曲は、Teach Your Children。"And know they love you"の部分はもちろん大合唱。歴史のあるバンドだけに、ファンにとってもそれぞれの思い出があると思われる名曲だけあって、独特の暖かさと懐かしさのこもった1曲で幕が下りました。
全体的に観て、僕が思っていた以上にNashがコーラス部分を中心に演奏も纏めている感じで、体でリズムを取って、曲の最後も指揮者のごとく締めくくっていました。Stillsがときどき舞台脇へいくなどノイジーでワイルドなギタープレーとは逆におとなしい印象でした。Crosbyは堂々たる体格(?)での歌いっぷり、とくにAlmost Cut My Hairでは熱唱を響かせ健在振りをアピールしていました。Crosbyといえば、彼の曲Deltaを紹介するときに、Jackson Browneについて触れて、この曲は素晴らしいからぜひ書き上げるべきだとJacksonに励まされた、というエピソードを披露していました。
CS&Nのコンサートを野外で経験できたのはなんとなく歴史の証人になったような気持ちでした。もともとCS&NはStillsの曲に代表されるように恋愛に関する曲が多かったのですが、60年代後半から70年代初めという時代背景と、実力のある個人の緩やかな連帯というグループの特徴が、CS&Nを自由と連帯の象徴的な存在にしたこと、これはCS&Nのメンバー自身も想像しなかったことではないかと思います。そんなグループが2005年になったいまでもこうして熱狂とともに迎えられているのはなんとも感慨深いものがありました。そして、実際にコンサートにいってみて、CS&Nと観客とのつながり方が、懐かしさだけではなく、つねに現在進行形であるところに、CS&Nの魅力を感じました。彼らが歌い続けてきた恋愛、自立、自由、救済、意志などは楽観的ではなく、むしろ哀しみの色に帯びています。そういう視点から彼らが歌い続けていることがメッセージとなってつねに人々をencourageしているんだな、と感じずにはいられませんでした。とにかくCS&Nのコンサートは素晴らしく、一生の思い出になりました。



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