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Panopticon
米国産ポストロック2004年作
ギターの質感、ヴォーカルスタイルから、ハードコア的なカオスが色濃いが、シューゲイザー、オルタネイティヴロック的にも聴ける翳りがあり
激しさと愁いの対比がとても魅力的なサウンドだ。非常に尖った、突き刺さるような歪みを持つギターだが、突っ走らないので疲労感が無い。
ブラックメタル的なトレモロリフも、クランチトーンが強い硬質なギターの質感から、ブラックメタルには聴こえない。
まとめると、ゆったりとしたテンポで、クランチーなハードコア的カオティックさを含ませた、シューゲイザー的サウンド、という異色作だ。
カオティックな音ながら、ブルーな地味なジャケの印象からも、内省的な世界観を感じ、落ち着いて聴ける作品だ。
kamiko! ★★★ (2020-08-24 23:09:28)

Panopticon
これは名作
口では形容し難いので、まず聴いて欲しいです
この手の音楽はかなり好き嫌いが別れるかもしれないし、決して王道サウンドではないけど、ポストメタルという括りの中ではDeftonesに次いで聴きやすいくらいだと思います
内容としては時にダーク、時に美しく、時には激しく、と言った感じです(本当に表現しにくいです笑)
それと、クリーンVoとデスVoが使い分けられていますが、そこまでがっつりデスVoが使われている訳ではないので、苦手な方でも入りやすいと思います(というか、ほとんど歌詞がないです)
何回か聴いてると癖になってしまい、時間を忘れて全部聴いてしまうくらい中毒性があるアルバムです
ISISは解散してしまいましたが、もし興味があるならこのアルバムから入門することを個人的にはオススメします
sixxrated ★★★ (2016-05-28 12:20:50)
Panopticon
轟音リフとクリーンギターの浮遊感あるメロディによる、独特で抽象的な世界観が印象的である。
クリーンパートでは、 清浄だが儚く捉え所のないサウンドが中心となっていて、精神を支配されて感情が抜け落ちたかの様な人間の空虚を象徴している。
一方で轟音が社会の見えざる闇みたいなものを想起させ、アルバム全体が空虚と化した人の精神や社会を表現している様に思われる。

曲展開の方は、淡々としたスロー~ミドルのインスト中心で、同じフレーズの反復又は僅かにフレーズが変化していくパートが殆どである。
その為か、私の場合睡眠不足で聴いていると確実に催眠効果をもたらしてしまうのだが、世界観がよく作り込まれており、問題無し。
むしろもっと浸っていたい陶酔感を感じさせるという点では、ミニマルなフレーズを繰り返すのがプラスになっていると思う。
手数は少ないが溜めの効いたドラム(
netal ★★ (2013-03-23 17:57:28)

Panopticon
芸術的という言葉に尽きる作品ですね。
集中して聴けば聴くほど、重厚な世界観に驚かされます。
歌はほとんどなく、反復性のある演奏が続きます。
普通なら退屈なのですが、雰囲気が洗練されているので、もの凄いオーラの渦に巻き込まれ、気がつけば中毒になっています。
個人的にはToolよりも聴きやすかったです。
チャイチャイ ★★ (2009-08-04 20:10:00)

Panopticon
こんな音楽聴いたことないって言うのが最初に思ったこと。
なんというか、とてもリアルなサウンドだと思う。このバンドの曲を聴いた後だとどのバンドの曲もごてごてと飾られた大衆的な音楽に感じられてしまいます。
本当に、これはアートだと思います。
ただ、少し単調に聴こえてしまう・・・。僕の耳はもう少し大衆的なものが好みらしいです。
中毒性があるのは本当。なんだかんだで最近こればっかり聞いてます。
アイスウォーリア ★★ (2007-11-03 00:46:00)
Panopticon
寝つきに聴く事が多いんですが、これがなかなか眠れません。
トランス状態ってホントですネ。なぜかじっとしてられない。焦る。
独り高速に乗って東北方面へドライヴしたい・・・とか思う。
hiromushi ★★ (2007-05-23 00:40:00)

Panopticon
航空写真っぽいアートワークは、このアルバムのテーマであるパノプティコン(一望監視施設)を象徴しているんでしょうか。
ボドムっ子さんがおっしゃるように、プログレっぽいですね、これは。
ミニマル・ミュージックとか、アンビエントなんて言葉が浮かんで来ます。普段、ロックを聴かないっていう人でも聴けるかも。
一応ヘヴィ・ロックなんでしょうけど、けっこう透明感や開放的な感じ、浮遊感などが感じられます。
ルーツはハードコアということで、ヴォーカルも濁声(ほとんどデス声)ですが、サウンドは全体的に美しいとさえ言えます。
ヘヴィ・メタルを期待して聴くと厳しいと思いますが、スローな反復音楽も好きだっていう人にはおすすめできます。
うにぶ ★★ (2006-04-26 23:04:00)

Panopticon
全体的にヘビーでありながら曲調はまったりしているんですが、構成が良く練られているせいかすんなり受け入れられます。ジャケットの青い世界そのままですね。
スターリン ★★ (2006-02-17 17:17:00)

Panopticon
これもカオティックハードコアに分類されるそうですね。
ドゥーミーに引きずるスラッジパートと音響系ポストロックのような爽やかなパートの対比が別世界に連れてってくれます。
上でも書かれてるようにNeurosisやToolに似て非なるものを感じますがこっちはまだ救いようのある明るさが音にあるんで聴きやすいといえば聴きやすいかも。
これが気に入ったらPelicanなんかの同系統バンドもオススメしたいです。
RioT ★★ (2006-01-02 21:28:00)

Panopticon
何と表現していいのかわからないが中毒性を備えたサウンドです。
暗い、重い、遅い、地味という第1印象でしたが…
何度か聞いていると耳をひくリフが多くあることに気づき
クリアな音の絶妙な絡みが快感になり
次々と快感を感じる場所が見つかり中毒性を感じています。
ためのある絶妙なタイム感をもつリズムが脳裏に徐々に焼きついてきて
ある種のトランス状態になります。
HHC-2 ★★ (2005-12-20 23:43:00)
Panopticon
これは凄いの発見とおもわず嬉しくなりました。
轟音とクリアなサウンドをいったりきたりするで、一種の陶酔を引き起こします。
NEUROSISやに通じるところもありますが、NEUROSISが救いのない闇の音とするなら、まだこちらは光を連想させる明るさもあります。1、3曲目が特によかった。
NEUROSIS TOOL好きは必聴。
グリズリー ★★ (2005-12-20 17:07:00)

Panopticon
04年リリースの作品。
前作OCEANICよりクリアな音作りで、ジャケのごとくにスッキリしてます。
プログレと言ってもいいような作品。
重めのギターとクリーンなギターを上手く使い分け、ベースが鳴り響き、スローなドラムがえもいえぬ感覚を呼び起こす。
相変わらず歌は少なめで演奏が大半を占めてます。
自分の意識をどこかに飛ばしたいときはこのアルバム。
この手のサウンドはどうにも表現しづらいので困ります。
今年出たBURSTというバンドの新作にちょっと似ているのですが、どマイナーバンドを比較に出しても想像できないですよね・・。
ボドムっ子 ★★ (2005-12-11 01:08:00)

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