マンニがいた頃が一番好きで、4人編成になってからもクオリティーは認めつつ、独特のレイジ臭がなくなってきたのを、悲しく思っていたのだが、クラシックに裏打ちされたヴィクター参加のこのアルバムから、レイジは完全に生まれ変わった。 非常にドラマッティックで3人編成だが、テクニカルで扇情的。 レイジ臭は曲によって辛うじて感じられる(3・8やヴィクター作曲の7など)が、マイナーなバンドから一皮向けたようだ。 いい曲は多いがばらすのではなく、アルバムを1枚通して聴いたい作品。(長いけどね) 日本盤は、おまけで名曲「DON'T FEAR THE WINTER」収録。