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Planet Satan

2014年発表の2nd。

前作「In the Stream of Inferno」から、フルアルバムとしてはおよそ18年振りとなる新作。ブラックメタルにマシンビートを導入し、インダストリアルブラックの礎を築いた事、独特のサイケデリックでカルトなムードを感じられる楽曲などから、大いにマニア受けしていたバンドだっただけに、新作の報を聞いて狂喜した人も多かったのではないでしょうか。私もショップの入荷情報見て速攻で買いに行きましたよ…無事手に入って良かったです(笑)。

肝心の音楽性の方は…「In the Stream of Inferno」期の路線を、大本は変えずシンプルかつクオリティを上げてきたような感じですね。まるで三・三・七拍子を魔改造したような奇妙かつ耳に残るリズムの「The Ether」を始め、独特のノリを醸し出すマシンドラムと、ノイズ質の粒子が精神世界へ誘うようなリフが絡み、強烈なサイケデリアを演出するインダストリアルブラック。

但し今作は前作やスプリット音源などで見られたような、アトモスフェリックなキーボードの導入がない代わりに、ギターリフの厚みが増していたり、マシンドラムの炸裂感がより強調されていたりなど、より本質的な部分が剥き出しになったような音作りがなされているように思います。音が太くなりクオリティ自体は上がった感じですが、相変わらず楽曲からはカルト臭がぷんぷん匂うのが素晴らしい。

…個人的な印象なので異論はあるかと思いますが、私は今作も含めたこのバンドの音源を聴いてるとプリミティブブラック期のILDJARNを思い起こすんですよね。こちらは妙なノリを感じさせるマシンドラム、ILDJARNはパンキッシュでシンプルなリズム構成とパーツ自体は異なりますが、どちらも聴き手をトランス状態に導く作用があるという点では共通してるかも。そういう意味で、ブラックの非日常性をマシンドラムに求めたこのバンドの視点は、まさしく慧眼と言えるのかもしれません。カルトな支持を得るのも必然と言えるでしょう。

かつてはかのEuronymousをも虜にしたという、彼らのユニークな音楽性。ブラックメタル黎明期より長らく間は開きましたが、その続きがここにあります。

Usher-to-the-ETHER ★★★ (2014-10-16 23:31:31)


Lost Masters of the Universe

2004年発表の音源集。
93~03年までの主にデモなどを集めて一枚に纏めた作品。

このバンドはブラックメタルバンドの中では、最も早くモダン・インダストリアルな要素を取り入れたバンドらしいですね。時々SE等を挟むのもそれを感じさせますが、最もそれを感じるのは独特過ぎるリズムトラック。明らかに打ち込み、それも打ち込みであることを隠そうともせず、逆に利用して無機質さなどを醸し出すような音色も独特ですが、リズムそれ自体が超独特。

高速テクノっぽいというかディスコっぽいというか、ブラックなのにダンサブルで、箇所によってはサーフロックみたいな音色が乗っても違和感無さそうなパートまであったり。メロディも他のバンドとは一線を画している雰囲気があって、寒さや邪悪さよりも神秘性や魔的な空気感を重視するようなメロ使いだと思います。
アートワークがキノコや宇宙、科学室だったり不思議な感じですが、それにぴったりな音といえるでしょう。

ヴォーカルはかなり潰れた、非人間的な高音絶叫系デス声ですが、時折無理に出してるような苦しさを感じる箇所も。とはいえ最新曲「BLACK MAGIC MASHROOMS」辺りになってくると声の切れ味は素晴らしいものになってきてますが。
音質は曲によって違いますが、デモが多いだけに悪めで、時折音飛びもあったり。何故か低音は割と効いていて、デモテープから起こしたと思われるモコモコした音質と相まって更に独特な雰囲気になっていると思います。

ライナーによるとあのEURONYMOUSや、MAYHEMのメンバーもこのバンドの曲をかなり気に入っていたらしいですが、それも頷ける個性的な音楽性だと思います。

Usher-to-the-ETHER ★★ (2007-02-11 20:45:00)


Mourning / Lost Masters of the Universe
4曲目と12曲目に同名の曲が入ってますが、個人的には4曲目のほうをお勧め。途中に金属音のSE(妙に音がデカくてびっくりする)を挟んで展開する箇所がありますが、そこのメロがかなり独特で好き。12曲目の方はイマイチメロが分かりにくい感じ。

Usher-to-the-ETHER ★★ (2007-02-11 20:30:29)


Lost Masters of the Universe

ノルウェイジャン・カルト・ブラック。過去の音源の寄せ集め作品。
スピーカが飛びそうな勢いの過剰な重低音エフェクトや、意表をつく効果音を織り交ぜた作風は、異様なカルト風味を感じさせます。
ブラストはなく、リズムマシンを使用した淡々としたリズム隊がオールドスクールテイストを感じさせるところがイイ。
また、モッサリしたギターがコレまたイイ雰囲気です。
宇宙をバックに仏のような仕草をする悪魔が描かれるジャケは、ある意味この音から感じる世界観にピッタリ。
深めの空間系エフェクトとアングラ臭漂う録音状態も手伝って、神憑り的な雰囲気があります。演奏力とか楽曲構成というよりも、異質な音世界に引き摺り込まれる・・といった感じです。

Kamiko ★★ (2005-08-26 02:14:00)