SAVATAGE6作目であり、バンドの最高傑作。 アルバムタイトル曲は絶品でイントロのピアノ、リフすべてがかっこいい。 今は亡きクリスのギターもアルバム随所で凄まじい泣きのフレーズを連発しています。 特に、②~③~④の流れは素晴らしい。 ジョンのヴォーカルは癖があり、好みが別れる所かもしれないが、楽曲がよく練られ とてもドラマチック。ジョンのピアノも楽曲のドラマ性を高めてくれます。 次作「STREETS : A ROCK OPERA 」も名作だが、どれか1作と言われればやはりコレ。
今後のSAVATAGEの路線を決定付けた'90年発表のドラマティックな名盤。 このアルバムの売りはなんと言っても美しくドラマティックな超名曲「GUTTER BALLET」だろう。 個人的はこの1曲だけでアルバムを買っても損はしないが、風変わりなベース・リフの「OF RAGE AND WAR」、ジョンの慟哭のような歌唱が胸を締め付ける「WHEN THE CROWDS ARE GONE」、美しいギター・インストの小作品「SILK AND STEEL」、アグレッシヴな疾走曲「SHE'S IN LOVE」、壮大でドラマティックに展開する「HOUNDS」、劇的なオープニングの正統派ナンバー「THE UNHOLY」、心の琴線に触れるような感動的なバラード「SUMMER'S RAIN」等も捨て難く、いわゆる捨て曲というものは見当たらない。 クリス・オリヴァの官能的なギター・プレイも堪能して欲しい。
個人的にこのバンドで最初に聴いたのって超名曲②"Gutter Ballet"でした。ピアノの調べから展開する何処かミュージカルチックな展開とそのドラマティックさに感動した記憶は今も忘れません。 で、今ではHM/HRに拘らず様々な音楽を聴くようになり、完全後追いでしたがミート・ローフを始め、ジム・スタインマンの手がけた音楽も色々と聴くようになりました。 なるほど...このプロデューサーのポール・オニールとオリヴァ兄弟(特にアニキの方が)ってのはそのジム・スタインマンの作品からアイデアを拝借していたんだな...と思うようになりましたネ。 また故ボブ・キューリックが在籍してた事で知られる『BALANCE』という米国産トリオがいた事を知っている方もいると思いますが、その1st"セルフタイトル"(エンジニアはあのTony Bongiovi)には("Gutter~"や"Edge Of~"のようなイントロを持つ)ピアノを取入れた⑤"Fly Through The Night"というドラマティックさをアピールしている曲が収録されているのだが、この作品のベリー・スペシャル・サンクス・リストの上位にポール・オニールの名があるという事も興味がてらに指摘しておきたい。※興味の御ありの方はチェックしてみてほしい→曲:Fly Through The Night[1981年]-BALANCE