さてさて、2002年にACCEPTの各アルバムのリマスター盤が次々と発売される中、このアルバムもリマスターされたんだけど・・・。 私以外誰も書いてないのね・・・。 やっぱ人気ないんだ・・・。 ひょうすべにとっては「心の名盤10傑」の1枚なんですけど・・・ という訳で布教活動と言いたい所だが、「カッコイイ!!」「全曲イイ!!」「センスある!!」ぐらいしか出てこない自分の語彙のなさにほとほとあきれ果てる。 では例えてみよう。 RINBOWでいえば「DOWN TO EARTH」 IRON MAIDENでいえば「SOMEWHERE IN TIME」 JUDAS PRIESTでいえば「TURBO」 SCORPIONSでいえば「SAVAGE AMUSUMENT」 WHITESNAKEでいえば「SLIP OF THE TONGUE」 RIOTでいえば「NIGHTBREAKER」 RUSHでいえば「PERMANENT WAVES」 MSGでいえば「SAVE YOURSELF」 NIGHT RANGERでいえば「MAN IN MOTION」 DOKKENでいえば「UNDER ROCK THE KEY」 CHEAP TRICKいえば「STANDING ON THE EDGE」 QUIET RIOTいえば「QUIET RIOT」 Y&Tでいえば「IN ROCK WE TRUST」 VANDENBARGでいえば「HEADING FOR A STORM」 MAMA'S BOYSでいえば「GROWING UP THE HARD WAY」 MAGNUMでいえば「VIGILANTE」 TRIUMPHでいえば「SURVEILLANCE」 AUTOGRAPHでいえば「LOUD & CLEAR」 RAILWAYでいえば「RAILWAYⅡ」 みたいなアルバムかな~。
私にとってACCEPT初体験版。そしてACCEPTが作ったとは思えない名盤。 KISSのHOT IN THE SHADE同様、このEAT THE HEATもそれ以前のACCEPTに触れる きっかけが無く、それ以降出たアルバムも殆ど退屈なものばかりに感じたから 私にとってはコレがACCEPT最高傑作。 こんな事書くとACCEPT氏信者からは、「おまえにACCEPTを語る資格は無い!」といわれそうだが。 別にウドの声が嫌いなわけではないが、ヘヴィに徹する余り一本調子になるのは否めない。 ウドの声はヘヴィメタルという点では満点だが、押すばかりがヘヴィメタルなのだろうか。 起伏に跳んだ展開があってこそヘヴィな曲が際立つと私は思うのだ。 その点で言えばデヴィットリースの声はエモーショナルであり、 また叫びは鬼気迫る緊迫感に満ちており、実に上手いVo.だったと思う。 ACCEPT信者からはかけ離れすぎている彼の声に批判の雨アラレだったが、 先入観を抜きにして語ったとき果たしてどのくらいの人がこのアルバムを批判するだろうか。 世の中捨て曲なる単語がまかり通ってるが、この駄作と評されるEAT THE HEAT、 まさに捨て曲が見当たらん。D-TRAINやHELLHAMMERみたいなガンガンな疾走曲あり、 MISTREATEDみたいな哀愁バラードあり。発売当時は狂ったように聴きまくっていた。 今聴いてもどれも古さが感じられず、実に素晴らしいアルバムだ。 ウドの呪縛から逃れられず、不評の嵐で残念な結果に終わったこのアルバム。 是非本来のACCEPT未体験の若い人達に聴いてもらって、どんな感想が出るか聞いてみたいものだ。
15. Jackson Mockingbird ★★ (2008-01-14 14:23:00)
僕もこのアルバムは好きです。 BALLS TO THE WALLやRUSSIAN ROULETTEが1番好きなアルバムですが、 MIDNIGHT MOVERみたいなキャッチーな曲も好きな僕としてはこのアルバムも大好きです。 ただ唯一の重大な欠点は音がダブダブして締まりがなく、曲の魅力を殺してるところ。 僕はリマスター前の輸入版を持ってるのでリマスター版も買おうと思ってます。
ACCEPTもU.D.O.も好きですが、実はウドのヴォーカルには特別思い入れのない(殆どのVoに対してもそうですけど)自分にとっては、長くやってるバンドによくある実験作として聞けました(むしろ再結成後のアルバムの方がしっくりこない)。 ロックやメタルにとって「一般受け」や「コマーシャル」という言葉はどうしてもマイナスイメージになりがちですが、 前作の流れをひきついだようなBREAK THE ICEやこのアルバムじゃないと聴けないであろうポップなSTAND 4 WHAT U Rなど楽曲はその分練られており、上の皆さんがおっしゃるように出来は決して悪くはありません。 ただ「ACCEPTのVo=ウド」とイメージがあまりに定着しすぎた故に、結果的にバンドにとっては自殺行為になってしまったのは仕方ないでしょう(本作が出る前にU.D.O.がデビューしたことも大きかったのかも)。 初めてACCEPTに触れる方には広い心を持って、いやむしろ最初にこのアルバムから聴いて歴史を遡って行って欲しい、そんな1枚。