LA—METALブームの火付け的存在のアルバム(全米NO1) ①②⑥⑦⑨とラジオでかかり易いナンバーと楽曲の粒がそろっている。 このアルバムの注目はやっぱりラストナンバーの⑩「THUNDERBIRD」この曲に思い入れのある人も多いのでは・・・ 「hello you,Yes it's me You can't come back,You're fry free」 泣ける!!!!
ふう、久々にブッ通しで聴いた。当時はランディ・ローズに捧ぐというPRで大好評を以て迎えられ全米チャート№1になった作品。だけど自分はあくまでも Cum On …だけが目当てだったのね。こんなタイトルだから、以来当分の間はこういうのをメタルと言うんだと思い込まされたっけ。時期的にDOKKENやMOTREYも80年代初めからいたけど、先輩格とは言え初めはアイドルバンドだったQUET RIOT がHM/HR色を強めて売れたから、結果こいつ等がLAメタルの先鋒ということになった。いわゆる深みや味わいには乏しいけど、シンプルに80年代HRを楽しみたいという向きは必聴だよ。個人的には転機だった83年の春を彩った作品だ。
徹底的してシンプル。その言葉を信条に完全無欠の陽性ロックンロールを作り上げた快作。なかでも世代を超えて愛されるCum on Feel the Noizeは、デモ行進などでも団結力を高めるために合掌するのだから恐れ入る。文化の違いとは言えロックを歌い上げるのだからなぁ。それくらい認知されている大ヒット曲が収録されている。 この成功体験がシーンを活性化、明るくてキャッチーなハードロックは売れる、その先駆けてとなったのは歴史的に重要だと思う。 しかし、その衝撃があまりにも強く、バンドは早くもマンネリ化。究極の一発屋バンドになってしまった。カバーソングとは言え大ヒットを飛ばした功績は揺るぎません。頑張れケヴィン・ダブロウであった。