35歳予備校講師のオッチャンです。21世紀人見元基さんは高校教師をされていたのかぁぁぁ。まあ元々の職に戻られただけかなぁ。約20年前の私の高校時代は、レベルの高すぎる演奏・世界ロックシーンに刻み込まれる楽曲の連発に日々圧巻の思いでございました.特に初期のロバートプラントと人見元基は地球を代表するヴォーカリストです.個人的には5人の初期メンバーの高すぎる能力の衝突が旨く曲毎に纏められており、イントロの「BREAK DOWN」を聴いてブットンだアルバム「BEAT OF METAL MOTION」が超スキです。宇宙時代の21世紀を担う若者達よ、VW鑑賞はハードロック入門の常識である.
kotoraさんも書いているように、湿った憂いの感じがいい。それでいて重い。完全なるアルバムオリエンティッドな構成でありながら、一曲一曲がシングルカットされても良いクオリティ。実際にDon't Leave Me NowはCMにも使われたしね。「F1最多優勝回数を誇るアラン・プロスト」ってね。あのCMでVowWowとF1に興味を持った人は多いと思う。初期のF1ブームを支えた影の立役者だと思う。 一曲ごとのクオリティはその配置の良さの中でさらに光る。このアルバムは個々の曲を聴くべからず。アルバムごとまとめて聴くべき交響曲だ。堂々と演奏される曲は、Cry No Moreで一息与えてくれるが、そこで感じられる悲しいまでの切なさ。しかし、その刹那、Same Townでアドレナリンは急激に高められる。そして、Born To Die、Waited for a Life timeで興奮の波は高まり、ついにはあの曲、Don't Leave Me Now へ突入するのだ。高まったアドレナリンは一気に放出へ向かう。 もはやこのアルバム、中古でも手に入りにくい。見つけたら即買うべし。「日本人にしては」「当時にしては」などの形容詞は一切必要ない傑作。
恭司、元基、玲衣がスゴイのは誰が聴いても間違いないけど、 新見俊宏のドラムも忘れちゃいけない! VIBeの時はプロデューサーの意見で渋々「おかずを少なく」してたらしいけど Mountain Topの折にはボブ・エズリンから「思いっ切りやって」と言われ 新見さんならではのド迫力ビートになってますからね。 それに遡る「V」は世界同時発売のその日に買いました。当時は高校一年生。 ぶっ飛びましたね! “Don't tell me lies"の歌の出だしにからいきなり大満足し、 特に“Somewhere in the night"の疾走感から “The Girl in red"のドラマチックな曲へと移行する構成は最高でした。 一番大好きなアルバムです。 そう言えば、“Don't leave me now"を夜のヒットスタジオで演った際、 布施明が「VowWowスゴイ!」って大絶賛してたのに優越感を覚えたのは僕だけではなかった筈。
ついに、ついに手に入れました「V」! いや~、やっぱ凄いアルバムですね。 しかしSame TownのイントロのキーボードにはSHOT IN THE DARKを彷彿とさせるものを感じ期待大だったのですが、サビの印象がメチャ弱い気がします。 あとBorn To Dieの歌詞ですが最近のメロスピバンドの曲にありそうな単語がズラリ、どうしちゃったんでしょうかねw ただBreak OutからCry No Moreへのつなげ方は感動! これには参った、降参です。
日本のHR/HMファンが漠然とイメージしていた『湿ったブリティッシュ系ハードロック』を、イメージ通り忠実に曲とプロダクションで表現した、ある意味「天上天下唯我独尊」的アルバム(元々このバンド(ユニット?)自体にその気はあったが...)。 アルバム的にはVOWWOWのピークとなった名作。“Waited for a Life time"は、 やっぱカッコいいっすね。 そういえば、このアルバムは当時一部で「メガロック」と形容されていましたっけ。
当時14歳の俺にとってNHKのベストサウンドで観た"Hurricane"はあまりにも圧巻で、当時日本のHM/HRと言えば鋲打ち革ジャン汗臭バンドかキモ系厚化粧バンドしか知らなかった俺にとって、人見元基の卓越したVocalと「だから何?」的なクールなキャラは真に"憧れ"だった。再放送録画したくて親にせがんでビデオ買ってもらったし。(それからバンドを組み東京進出しましたが今では福岡で単なるバーのマスターです)ところで夜ヒットの"Nightless city"はありますが"Don't leave me now"録画してる方居ませんか?お礼しますので連絡下さい。
24. nab ★★ (2004-09-27 17:53:00)
↑夜ヒットの"Don't leave me now"録画したビデオ実家にあると思います。多分相当荒々の画像だとおもいますが、なんせ20年前くらいですよね。 好きで何度も見ていたので内容も覚えています。 一緒に出ていた布施明が人見さんのボーカルを絶賛し、チューブの面々も大喜び(昔チューブはvow wowのコピバンをやってた)司会の古館も芳村真理も興奮ぎみ。 あとのりピーとかシブガキも出てました。 そんなこたどーでもよいか。。 はぁ、なつかしー。
Vはたまたま中古で手に入れたので持っています。 名曲だらけだったのでお得でした。 Don't leave me nowはいまでも良く聴くネ。
41. こねこ王子 ★★ (2007-12-28 03:05:00)
「V」(1987年9月5日発表) 脱退した佐野賢二の後任ベーシストに、誰もが驚いた世界のトップ・プレイヤー、N・マーレイを迎え、制作された4作目。「DON'T LEAVE ME NOW」では、元KING CRIMSON、ROXY MUSIC、U.K.、ASIAと名だたるバンドを渡り歩いてきたJ・ウエットンがプロデュースと作詞、コーラスを手掛けている。(ベースも弾いたという話も聞いたように思うが実際は不明) ファンの間でも評価の高いアルバムで「Ⅲ」と双璧の人気を誇る。この2作の違いを簡単に言うならば「ヘヴィ・メタル」サイドの最高傑作が「Ⅲ」、「ハード・ロック」サイドの最高傑作が「V」ということだろう。音像からして、ハイがきつくメタリックな「Ⅲ」、ウエットで深いエコーが掛った「V」と、両者は全く異なる印象を与える。「V」は文字通り「正統派ブリティッシュ・ハード・ロック」と呼ぶに相応しい。(もう少し派手な装飾がされれば「1987WHITESNAKE」に近くなるような感じもする) 客観的に楽曲の水準を比較すれば、間違い無く「Ⅲ」のほうが上だと思う。しかし、若干、散漫な印象を与える「Ⅲ」に対して、「V」は各曲が絶妙に配置されたコンセプト・アルバムという感覚に近いのではないだろうか。「V」の重厚感や質感、圧倒的な量感はVOW WOWというバンドの素晴らしさの一面を鮮やかに切り取っていると言えるだろう。 新見の重量感のあるドラムから始まるヘヴィな「DON'T TELL ME LIES」から、不当に過少評価されている名曲「SOMEWHERE IN THE NIGHT」に続く。この曲での人見元基の歌唱は凄まじい迫力を誇り、曲の終盤での転調は正に鳥肌物。(その感覚はライヴで生に聴いた時のほうが凄かった)続く「THE GIRL IN RED」は彼らのキャッチーな側面を表した佳曲なのだがサビの練り込みが少し足りないと感じる。「BREAK OUT」は捨て曲だが、この位置には必要だろう。「CRY NO MORE」も「ありがち」な曲。「SAME TOWN」も面白い曲だが、サビの無理矢理なコーラスに違和感を感じなくもない。「BORN TO DIE」も楽曲自体は並レベルだが、人見の歌唱と山本恭司のギター(当時、厚見がインタビューで「僕が聴いてきた中で、恭司君の最高のギター・ソロ」と語っていた)で聴かせる。「WAITED FOR A LIFETIME」は正にロック・シンフォニー。山本のソロ「ELECTRIC CINEMA」の世界観を彼ららしく再現している。そして名曲「DON'T LEAVE ME NOW」が炸裂し、人見の神憑り的なシャウトに深い感動を味わっている内に、これまたVOW WOWらしい何とも微妙な「WAR MAN」でアルバムは幕を閉じる。 このように各曲を個別に分析すると、捨て曲や微妙な曲が多いのは事実だが、(あくまでVOW WOWとして)「V」というパッケージになり、アルバムを通して聴くと全く印象が異なってくるから不思議である。其々の曲が相乗効果をもたらし、当時、音楽雑誌等で彼らを形容する時に頻繁に使われた「独特の雰囲気に包まれ、マジックに掛ったような」気分になるのである。 VOW WOWが、名実共に「世界水準」に到達した記念碑的作品であり、日本ロック史上の数多有る作品の中でも突出した完成度を誇る最高傑作と言える。
'86年リリースのライブ盤『HARD ROCK NIGHT』を一区切りとして、レディング・フェスティバル参戦を含む本格的な英国進出、オリジナル・メンバー佐野賢二(B)の脱退とニール・マーレイの加入等、激動の時代を迎えていたVOW WOWが'87年に発表した4thフル・アルバム。 “SHOT IN THE DARK”の如きヘヴィ・メタリックな疾走ナンバーや“SHOCK WAVES”級の超名曲が見当たらない代わりに、収録各曲のメロディやアレンジはこれまで以上に丹念に練り込まれ、粒が揃った本編は前作『Ⅲ』を大きく凌駕するクオリティの高さ。 スリリングに切り込んで来る“SOMEWHERE IN THE NIGHT”や、哀愁に満ちた“THE GIRL IN RED”、猛烈に泣かせに掛かる劇的なバラード“CRY NO MORE”といった「これぞメガロック!」な楽曲で堪能出来る、各メンバーの硬軟自在のパフォーマンスは相変わらずの見事さですが、今回、特にその良い仕事っぷりが光るのは厚見玲衣のKeyワークで、彼の流麗にして華やかな演奏は楽曲の叙情性とドラマ性底上げに大きく貢献。中でもUKチャートにおいても好リアクションを得たという先行シングル曲“DON'T LEAVE ME NOW”はその筆頭に挙げられる名曲。ジョン・ウェットンが作詞とプロデュースを手掛けているだけあって、どこかASIA的な響きを持つキャッチーな哀メロが心地良いったら。アルバムのハイライト・ナンバーじゃないでしょうか。 個人的には、デビュー作『BEAT OF METAL EMOTION』と並んでVOW WOWの最高傑作に推したい1枚ですね。