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HUMAN (1991年)
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HUMAN
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解説 - HUMAN

1991年10月22日、Relativity Recordsよりリリースされた4thアルバム。
ギタリストPaul MasvidalとドラマーSean Reinertにとって在籍時唯一のアルバムである。
また、ベーシストSteve DiGiorgio加入後最初のアルバムである。
それまでのアルバムに比べ、演奏はよりテクニカルで複雑かつプログレッシヴになっている。
2008年までに、アメリカだけで10万枚、世界で60万枚を売上げている。
2011年には20th anniversaryとして、デモやリハーサルの模様が追加された仕様がリリースされた。

Producer:Scott Burns, Chuck Schuldiner
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コメント・評価

Recent 50 Comments



1. モ ★★ (2001-10-21 04:27:00)

CYNICの二人、そしてスティーブ・ディジョルジオを迎えて
豪華メンバーで制作された4作目。
特にリズム面で著しく洗練され、それ以前から格段の進歩を遂げた。
とにかくショーン・レイナートのドラムが素晴らしい。
個人的に後任のジーン・ホグランよりセンスは上だと思う。
至極テクニカルでありながら、ファーストに通じる原始的なパワーも満ち溢れている。
DEATHにおけるリード楽器=ドラムという図式はここで定着したのでは。



2. あきひろ ★★ (2002-08-25 00:47:00)

初めまして、あきひろと言います。俺はドラマーです!好きなドラマーはもちろんショーンレイナート!メタルとヒュ-ジョンとジャズの混合ドラミングはまじめにやられました!以来車の中でも部屋の中でも聴いて研究してました!ショーンレイナートといったら何と言っても入魂ツーバスですが、俺はそれだけでは片付けれないと思います。乾いたライドシンバルを曲芸的に叩き、スネアにも所々強弱をつけ、スプラッシュシンバルもおもしろい所に入れたり最高でした。アゴラの方もチラッと聞いたのですがこっちはシニックやデスとは違いむしろテクニックをグルーブの一環として叩いてる気がしました。いや、この人はテクニカルドラマーではなく、センスのいいドラマーですね。俺も確かにジーンホグランよりはセンスは上だと思います。でもでかい音だったらジーンホグランが上かな。



3. うにぶ ★★ (2003-03-18 23:16:00)

このアルバムでも独特のDEATHワールドが構築されています。何か不思議なバンド。
リフ、リズム、メロディ、声、サウンドの質感、雰囲気、どれをとっても魅力的。なんて素晴らしいアルバム。
ドラムめちゃくちゃかっこいいです。ドラムだけ聴いててもうっとり。
とても美しい音楽だと思います。傑作。
実に個性的なので、言葉でどんなに説明しても、実際聴いてみないとわからない音楽だと思います。
いちおー表現すると、テクニカル・スラッシュ的デスメタルの叙情的なやつ、ということになりますか。




4. Kamiko ★★ (2003-09-06 00:49:00)

全DEATH作品中、他の作風と比較して唯一無二の個性を放っている、と思う。
初期のブラッディB級デスまっしぐら路線や、後期の完成度高いより広範なリスナー向け職人デスメタルでもなく・・
血に塗れた濃厚なデスメタルといった世界観がより色濃く感じられる。
それは、音自体閉塞的な静かなる激しさを保ちつつ、高密度に圧縮した音数がそう感じさせる。
淡々としていながら高速で、流れるような静かなるドラミングと、同様にトリッキーなベースのコンビネーションが優秀。
激しく冷たい無機質な職人芸的演奏に、風格あるヴォーカルが乗り、異様なまでのカリスマを放つ。
決して最高傑作とは言えないが、このバンドでは最も異色な作品だと思う。




5. ローランDEATH ★★ (2003-10-25 01:14:00)

ジャケがいい!!
俺の購買意欲をそそってくれる。
CHUCK SCHULDINER、PAUL MASVIDAL、SEAN REINERT、STEVE DIGIORGIOという布陣。
紛れもない「DEATH」のサウンドである。




6. GEORGE ★★ (2004-05-04 20:21:00)

ググッと音質も洗練され、曲構成もテクニカルになりました。
摩訶不思議な質感を持つメロディが前面に押し出され前作までとは路線が変わってます。
ダラララララ…と走るツーバスが何ともいえず気持ちいい。
テクニカルデスという彼らの個性が確立された記念すべきアルバム。
ローランDEATHさんの言われるようにジャケもいいですね。
本作から3枚のジャケデザイン好きだなあ。




7. ヨーゼフ=メンゲレ ★★ (2005-02-05 12:16:00)

こいつがDEATHの最高傑作だと個人的には思うのですが。二番はINDIVIDUALかな。
SYMBOLICも好きだけど、この二作のCHUCKの声は物凄い物悲しい。



8. taketyan ★★ (2005-03-26 14:43:00)

チャック・シュルディナーの作るリフはどれもカッコいい。
ドラムも印象的。
最初の 2 曲が特に好き。



9. noiseism ★★ (2005-04-04 01:33:00)

CYNICのPaul MasvidalとSean Reinart、SADUSのSteve DiGiorgioというテクニカルメンバーで製作。
特にCYNICの二人のプレイヤーはかなり個性が強いため、インスト曲なんてもはやDEATHの曲に聴こえない。
DEATHとしては大体2nd~3rdまでが全盛期だと思うが、僕はこのアルバムも充分気に入っている。




10. ex_shimon ★★★ (2006-02-12 23:08:00)

俺もDEATHの最高傑作だと思う
最もデスメタルっぽくてダーク
叙情ぽいしこれがメロデスの原点なのかも




11. 火薬バカ一代 ★★ (2006-06-14 21:33:00)

直線的なスラッシュ・チューンが姿を消し、(若干)楽曲がメロディアスに聴き易くなった事から、
ハードなデスラッシャーからの評判はイマイチらしい'91年発表の4thアルバム。
どっこい本作こそ、禍々しいリフと印象的なギター・ハーモニー、狂気のシャウトとメロディアスなGソロといった美醜の対比の効かせ方、
凄腕揃いの面子による、高度なテクニックと表現力に裏打ちされた複雑極まる曲構成、「タメ」と「疾走」を繰り返しながら
テンション&ドラマ性を高め、その頂点で劇的且つメロディックに炸裂するGソロetc・・・と、後期DEATHのスタイルが遂に完成をみた記念すべき一作である。
バンド形態の崩壊に伴うDEATHのソロ・プロジェクト化、他メンバーからのインプットがなくなり、
開き直ったチャック・シュルデナーが好き勝手に創作活動を展開した事が奏功したのか、唯一無二のDEATH(流)メタルを確立させた彼は、
以降、この方向性に磨きをかけ、ドラマチックな「INDIVIDUAL THOUGHT PATTERNS」、キャッチーな「SYMBOLIC」といった傑作を発表していく事となる。




13. PICO ★★ (2007-02-16 19:42:00)

正直言って僕も初期の頃のDEATHが好みなのだけれど、このアルバムも
DEATHそのものの魅力は薄れつつあるものの、物凄く好きなアルバムである。
あまり他ではお目にかかれない元CYNICの二人やスティーヴ・ディジョルジオのプレイが聞けるだけでも嬉しい。
特にショーンのドラムはオカズや金物の使い方など、確かに後任のジーン・ホグランよりセンスはある…というか別格。
あのCRYPTOPSYのFloにすら「"Human"のドラムを聴いてから、自分のプレイスタイルが変わった」と言わしめるそのテクニックはまさに神業です…必聴。



14. KHR ★★ (2007-03-29 21:16:00)

これブルータルかつメロディアスでいいと思います。
デスメタルだって聞いたんで買ってみたのですが、見事ストライク!
ヘヴィロテアルバムに見事ノミネートって感じです。
全体的に美しくて暴力的で心に残りますね。
ギターリフの美しいこと!ギタリストは聞いてみると世界が広がると思いますよ~



15. アウトランダーズ ★★ (2008-01-27 18:15:00)

初期の殺跋とした雰囲気を残しつつもメロディアスなパートが増えてきて聴きやすくなった。
スティーブ・ディジョルジオのうねりまくるベースも凄いけど、それ以上にまるでマシンのようなショーンレイナートのドラムが凄すぎる!!!(これはCYNICも聴かねば)
チャックの作曲能力の飛躍的向上と豪華ゲスト陣?との相乗効果で、なんとなく煮えきらなかった前作から一転テク二カルデスの完成形とも言えるほどの名盤に仕上がっている。
しかし、これはまだ序章にすぎなかった。
以後3枚の新作をリリースするたびにチャックシュルディナーの芸術は孤高の域に達していく。




16. ムッチー ★★★ (2010-10-17 18:32:45)

少しでも近づこうものなら何でも切り刻んでしまうような、このギラギラ感がたまんないな~!
鋭いリフに美しいソロ、アグレッシヴなヴォーカル。やはりチャックは凄い!
それに、ショーン・レイナートのバスドラとスネアのコンビネーションも気持ちいいったらありゃしない。

しかも、「DEATH」の「HUMAN」ですよ!
このタイトル、ジャケも含めて、男らしい孤高性があってカッコいいですよね~。




17. Kriss ★★★ (2011-01-16 21:26:44)

過渡期といわれる3rdと、テクデスとして(ちょっと浮いてるけど)有名な5thにはさまれた、説明の難しい一枚。
展開もだんだんと複雑になっていき、ここぞというところでのメロディックなリフの出し方がニクいのは後期との共通点だろう。
なんといってもやはり現Cynicのシーン・レイナートのドラムがカッコよすぎる。
ジーン・ホグランもリチャード・クリスティも勿論すごくうまいけど、やっぱり歴代最強はこの人。
ちょっとドラムだけ聴いてたらすぐ一曲終わってる。

今作でのギターソロはわかりやすく疾走パートにのせてあることが多く、流麗なメロディにはさらに磨きがかかっている。一方でリフはかなりおどろおどろしくなっていて、全作品中もっともデスメタルしている印象。
今からきけばまんまCynicなインストが入ってたり、かなりCynicコンビの色も濃い独特の作品。ここまでのことをこの年代でやっていたというのは、やはり天才は違うなあ。



18. モハマドハニ ★★★ (2011-03-01 06:27:44)

当時のショーンは確か、通常右にしかないライドを左にも置いていたような・・・
とにかくフレージングが従来のメタルドラムの発想ではなかった。
全体的に裏拍からアクセントを入れたフィル、フレーズを入れてくることが多い。
タムとライド、ハットの3点の民族風フレーズにツーバスや溜めの聞いたスネアを効果的に散りばめたサウンドが斬新だった。SECRET FACEが顕著。
スコット・バーンズ製品のため金物がきれいに録音されていないので、単なるリスナーだったときはそのフレージングの斬新さにまったく気がつかなかったが、あとあと耳コピしようと思ってスピードを落として聞いたときの衝撃といったらなかった。

憶測だが、後任のジーン・ホグランはショーンのスタイルを吸収してレコーディングに望んだのだと思う。DARK ANGELでの彼のドラムとは全くかけ離れている。もともとオープンハンドだったところがよかったのかもしれない。



19. la mort ★★★ (2011-03-04 22:56:54)

前作のイメージでこのアルバムを聞いたら、あまりに鋭く研ぎ
澄まされててビックリした。こういうアルバムを作れるのは
デスしかいない。孤高の作品です。



20. netal (2013-02-21 23:34:15)

初期の比較的ストレートなオールドスクールデスから後期のテクニカルデスへと移る過渡期のアルバム。
そのためか、テクニカルな面よりもデスメタルらしい攻撃性やグロさが以降の作品と比べると色濃く出ている(勿論この時点で既に十分テクニカルだが)。
Steve DiGiorgioの不気味なベースの音色もそれに拍車をかけている。
一方で、時折挿入される流麗なリードギターや複雑な曲展開は既に違和感なく導入されており、後期路線の基盤も感じた。

おすすめ…Flattening Of Emotions



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