アコースティック・ギターの音色で始まるイントロを持つWHEN THE SUN BURNS RED から幕を開ける5枚目。 ギターソロも前作に比べて充実、一本調子な退屈さも解消され、曲も良く練られているように感じる。 リフの力強さも幾分戻って来ているし、曲中でのメリハリの付け方が巧くなっている。 更に所々で初期の暴力性が垣間見えたりするのも面白い。 初期3枚が強烈だっただけに、ここ2作は大人しい印象を抱くが依然スラッシュ・メタル以外の何物でもないサウンド。
20. 名無し ★★ (2012-05-23 00:09:28)
攻撃性だけでなくメロディ面の配慮を忘れない今現在のKREATORの音楽性の素となるのは、間違いなくこのアルバムでしょう。 現に、アルバムを象徴するタイトル曲とTERRORZONEは今も演奏されているし。 この後、問題作「RENEWAL」とスラッシュ路線に強引に揺り戻した「CAUSE FOR CONFLICT」を経て、 方向を変えてゴシック路線へと進んでいったことを考えると、本作は一つのターニングポイントだと思う。