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ユグドラシル (2004年)
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ユグドラシル
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解説 - ユグドラシル

2004年8月25日、トイズファクトリーよりリリースされた4th Album。
ユグドラシルとは、北欧神話に登場する「世界樹」であるが、命名理由は言葉の響きが良かったからで、深い意味は無い。最初と最後の楽曲の命名も北欧神話に由来する。
ジャケットの絵は藤原によるもの。
藤原のイラストと、直井の写真を組み合わせた独特の歌詞カードが特徴的である。
最初と最後の曲として、アルバムとしては初めてのインストルメンタル楽曲が収録された。藤原は「本の表紙と背表紙をつける感じ」と語っている。
前作『jupiter』同様、オリコンチャート初登場1位を記録した。
初回版にはユグチャリ(オリジナル自転車)連動抽選応募ハガキ同梱。当選者の話によると「普通にドンと大きな箱で届いた」らしい。尚、『車輪の唄』にはこのユグチャリの紐の抽選応募ハガキが付いてきた。
3ヵ月後の11月にドレミ出版よりバンドスコアが発売された。

全曲作詞・作曲:藤原基央

チャート最高順位
週間最高順位1位(オリコン)
2004年9月度月間順位2位(オリコン)
2004年度年間順位19位(オリコン)
登場回数140回(オリコン)

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コメント・評価

Recent 50 Comments



1. 3割2分5厘 ★★ (2005-03-11 10:36:00)

全作聴きましたが、これがぶっちぎりでよい。それまでの3作から・・・
・・・いやこの作品含めてベスト盤を作っても、これ1枚には絶対勝てないですね。俺の中では・・・
何と言っても曲の完成度が抜群。歌詞、メロディ両面において見事な進化をしていると思う。
例えばお得意のストーリー仕立て「車輪の唄」も、無理な展開が一切なく、スマートな仕上がり。
あとは「オンリーロンリーグローリ—」「ロストマン」なんかはストーリーを交えつつ、
メロディの起伏などよく練られている。
最高傑作だ!!




2. shouhei ★★ (2005-10-09 19:15:00)

バンプで一番好きなアルバム。
この静けさが最高です。
癒されます。



3. N男 ★★★ (2005-12-05 19:46:00)

2004年発表の4th。
若干落ち着いた印象がある。
全体に「冬」を感じさせる、少しもの寂しい雰囲気が漂っている。
そんな雰囲気によるアルバム全体の統一感が素晴らしい。
できれば後半にもう1つくらいアップテンポの曲が欲しいところだが、良い曲がそろってるのでそこまで気にならない。
スローナンバーでは暖かいバンプ節炸裂ですし。
オススメは強力なシングル②、⑥、⑧、⑨、⑬に加え、③、④もガチで良い!!


91点。




4. 帰ってきた男 ★★ (2006-03-05 00:29:00)

詞は、今までより主張が前に出た印象で、我が強いのにトータルでは柔らかいものが
多い。楽曲的にはミドルテンポで聞かせる曲が多く流れはあまりスムーズでは無いが、
完成度高い曲ばかりでかなり成熟し始めてきたように思う。
ただ、最高傑作かと言われればちょっと疑問かなぁ。




5. BLAZING BLAST ★★ (2006-09-30 22:41:00)

正直、シングル曲の方がインパクトが強いような気がしないこともないが、
より力が込められた作品に仕上がっていると思う。
ダイナミックで温かみのあるサウンドがよりパワーアップしています。
個人的には、アートワークが素敵だと思います。



6. ぐるぐる ★★ (2010-06-02 00:05:00)

この頃から曲調や歌詞がだんだん暗くなっていく。
それでも「ギルド」「レム」のような歌詞をかけるのはやはり彼らがただ者ではないというオーラを感じる。
作詞に半年以上かけたという「ロストマン」も哲学的でかっこいい。
悪くはないけど個人的にはガツンとくる曲がもう一曲くらい欲しかったかな。佳作。



7. 名無し ★★★ (2016-03-01 13:06:33)

ミキシングも関係しているのだろうけど、このあたりから音が洗練されていったような気がする。
個人的に最高傑作はこれですね。
今と比べるとギターがジャキジャキしてバンド感もありました。
正直、もともとこのバンドにあまりバンド感とか演奏力は求めていないのですが、このメリハリがちょうどいいんです。
前作と比べると、ギターの粗削りな感じはなくなり代わりに外部の楽器を導入する動きが出始めました。
この変化に未だに難癖つける方はいますが、どのバンドでも変化は必要なんで致し方ないでしょう。
自分にとっては当時から良い意味での変化を感じました。

そして、藤原氏のルーツであるカントリミュージックの影響を感じるのはこの作品から顕著になってきましたね。
最近発売された新作「Butterflies」は近年流行しているEDMとカントリーが絶妙なバランスで調合されたなかなか面白いアルバムでした(さすがに表題曲のあまりの変貌ぶりに驚きましたが)。

「動」と「静」を使い分けてるようで、全体的に物寂しい暗さを感じますね。
特に「Embrace」と「太陽」は個人的に忘れない思い出の曲です。
暗いけど、どこか温かみを感じるのはなぜでしょうかね。
このバンドはコード進行に「この部分で泣かせてやるか」みたいな要素がないのが好感持てます。
それなのに泣けてくる、それが不思議な魅力だと思っています。

心を洗われるようなヒーリング効果のような音楽です。
それは人間誰しもが抱える「孤独」や「痛み」を歌っているからでしょうか。
決して薄っぺらなんかでない、藤原氏だからこそ生み出せるリリック。

近年は「RAY」以降久々に彼らの良さに気が付き再び聴くようになりましたが、発売から10年以上たった今でもこのアルバムは思い出の一枚ですね。


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