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HOLE IN THE SUN (2007年)
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HOLE IN THE SUN
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解説 - HOLE IN THE SUN
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Recent 50 Comments



1. 190 ★★ (2007-06-23 23:35:00)

96年の来日ライブを経て97年に再結成後、アルバムを2作立て続けに出して以来、レコード会社の倒産等もあり、その後全く音沙汰ないまま長い年月が過ぎて・・・実に9年ぶり(8作目)のニューアルバム。
正直「そんなに経ってたのか?」って感じで、オリジナルメンバーでの再結成がついこの間だったように思えるぐらいあっと言う間の10年間でした・・・時間が経つのは早いですなぁ~。
・・・ジャックの「TMG」参加や、「DAMN YANKEES」再結成アルバムの噂も流れては消え・・・昨年の春夏ぐらいにこの新譜の噂が出始めて、ようやく契約先が決まり、ファンにとっては「待望の復活」と言った所か?・・・
で、この『HOLE IN THE SUN』。 聴き通してみての感想は、一度目の試聴では期待していたものとは違い「イマイチだなぁ~」ってのが正直な感想でした・・・。
過去の楽曲の方向性とちょこっと違った感じで、以前の(「ポップでキャッチーなメロディー」を最大の武器にした)分かりやすいサウンドがカゲに引っ込んでしまった感じ?・・・に思えた。
過去のアルバムと比べるとかなりへヴィなサウンドになっていて、逆にこのバンド特有の「聴きやすさ」「軽快さ」等が、ある意味半減されてしまっている部分も少なからずあるのかな?・・・という気がしないでもない。
ギタープレイの方も少しやりすぎな感じが少々・・・ギラギラと派手すぎて「S・VAI」みたいな一面が・・・。
このバンド最大の武器であるツイン部分も、もう少し2人のハモリや掛け合い、そして音域の高低強弱等、全盛期の絶妙なハーモニーをもっと聴かせてほしいなぁ~・・・ってのが正直な思いでもある。 (・・・とは言え、再結成以降の図太く濁りのあるへヴィなサウンドプロダクションだと、そこを再現するのは難しいけどね。)
そんなこんなで、ぶっちゃけ「今回のは期待外れかな」と思ってしまった部分もあった。
が、しかし、聴き込んで慣れてくるとこれが意外とイケる。 ・・・新しいテクニックや進化した二人のプレイも聴けてるワケだし「コレはコレ」という事でいいか?・・・これも一つの(個々のアルバムの)楽しみ方だし・・・。
アルバム全体的にも、(やや方向性をずらしたとは言え)「らしさ」をしっかり残しつつ、新しい方向性へチャレンジしている部分に関しては評価に値する。(これっは難しい事だからね!)
それに「モダンさ」と「へヴィさ」もなかなか上手くMIXされており、+αとしてパワーアップされているし、結構エネルギッシュだと思います。
過去に無いタイプの変化球的な曲も結構多かったせいか、聴いてて飽きが来なかった。新しいナイトレンジャーを魅せつつも、このバンドの基本形はしっかりと継承されており、結構上手い具合に融合されていたので結構楽しめました。・・・中途半端な事をしてない所がスゴイね!
意外とスルメタイプで、1回目より2回目、2回目よりも3回目、その後何度も聴く度に良くなってきて、最初のとっつき難さとは裏腹にいつの間にかどんどん慣れて好きになっていく・・・そんなアルバムでした。
もしかしたら、再結成後のアルバムの中ではある意味一番の出来かも知れない?かも知れない。 オリジナルメンバー再結成一発目の「NEVERLAND」も直球的な内容でかなり好きだったが、総合的な意味合いでは今作の方が聴いてて面白味があったように思う。
個人的なオススメナンバーは、タイトル曲の「Hole In The Sun」。そしてオープニングの「Tell Your Vision」。良質なお約束バラード「There Is Life」。ジェフ作の政党派ロックナンバー「Wrap It Up」なんかもカッコイイ。
また「White Knuckle Ride」あたりは非常に重要な位置付けになってると思う。このような玄人受けしそうな曲を造ってこのアルバムに入れてきた事に対しては素直に褒めたい気持ち。
その他「You're Gonna Hear From Me」なんかも面白いし、「Rockstar」なんかはアルバム全体のバランスを構成するには意外と良いアクセントになる。「Being」の閉め方もなかなか良いね。
う~む・・・これはNRの歴代作の中でも「MAN IN MOTION」「DAWN PATROL」の次いで3番目「NEVERLAND」と同じぐらい好きかも!・・・個人的には、バンドの代表作「MIDNIGHT MADNESS」よりも聴いてて全然面白い。
(最初の印象はさておいて) かなりバラエティーに富んだ内容で、聴き込むほどに良くなるアルバムでした!
久々の復活作であるのにも関わらず、世間では全く無視されているようだが、個人的には「NR完全復活」という言葉をあげてもよいぐらいの内容。
しかしながら、ジェフの脱退に関しては非常に悲しい限りだ(ToT)。。。 ショック、ショック、ショック・・・この言葉しか出てこないね・・・
とうとうオリジナルメンバーが3人になってしまいましたな。(涙)
なんだかまた危険なにおいが・・・大丈夫かなぁ~・・・是非ジェフには「戻ってきてほしい」の一言だね・・・やはりNRはジェフがいないと成り立たないでしょ・・・。
*ちなみにアラン最脱退後の後任は「GREAT WHITE」のマイケル・ローディー
で、ジェフ脱退後のツアー代役には「WINGER」のレブ・ビーチ




2. スーパークリーク ★★ (2008-02-16 14:18:00)

ここ最近好きなはずのHM/HRをあまり聴いてなかったし自分の好きだったアーティストからも遠ざかっていましたが、先日ふとなにげにCDショップを何の目的もなくブラブラ歩いていたら見覚えのないこのナイレンCDを発見し、大好なバンドでもあったので久しぶりに購入してみました。
新譜が出てたなんて知りませんでした(^^;)
結構バラエティーに富んでいて面白いアルバムですね。
昔のイメージとはちょっと違うように感じましたが、何度も聴いているうちにどんどん良くなってきました。
過去のナイレンらしい部分と新しい部分が上手くまとまっていてパワフルでした。
オリジナルアルバムとしては前作から9年も経つんですね。まだ現役で頑張っているのは嬉しいかぎりです(^o^)/
>190さん 細かく念入りに書かれてますねー(^^)
何となく分かりますよ。僕も同じように思った部分も多々ありますし、思ったよりも良い出来だと感じました。
あと、ジェフの脱退に関しては本当に残念ですね。是非、復帰してくれる事を強く願います。




3. 失恋船長 ★★★ (2017-06-13 13:57:01)

前作『SEVEN』から約9年ぶりにリリースしたアルバム。活動は停滞していたようですが解散する事無く継続していたようですね。今作の音楽性もかつてのような瑞々しいポップフィーリングは封印。時代性を加味したヘヴィなリフワークも取り込み、ファットな音像と共に今の時代を生き抜くスタイルを披露しています。ツインギターも絡みも少ないし、ハーモニーは効かせているが質が違うと言うのがファンにとって物足りなさを覚えるでしょうね。とは言いつつもヘヴィな音像の中に組み込まれるポップさには質は違えどナイトレンジャーなポップさを十分に感じ取ることが出来るので、過去の焼き回しに埋没しない等身大のバンドとしての在り方を模索していたのかなぁと思いますね。
正直、このメンバーで、乾いたアメリカンロック路線を進む事に意味があるのかと言われると答えに困るのですが、質の高い音楽性は健在なので、復帰後の彼らの路線を支持する方には迷う事無く手に取る事が出来る一枚ですね。



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