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LURKER OF CHALICE (2005年)
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LURKER OF CHALICE
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解説 - LURKER OF CHALICE
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1. Usher-to-the-ETHER ★★★ (2008-05-18 20:15:00)

LEVIATHANのWrestによる別プロジェクトの2005年発表の1st。
2008年にSouthern Lordよりボーナストラック入りデジパック盤が再発。

LEVIATHANと比較すると、こちらの方はドローン/ドゥーム/ダークアンビエント/ノイズ色が強く、情景を描写するのにSEも多用するタイプといえますが、スタイル以上に異なるのは聴いていて受ける感触。

ギターやドラム等バンドの音が、怨霊の呻き声や異界の血や膿の臭いが漂うような生温い空気、闇の中に響く足音などバンドサウンド以外の「何か」に聴こえるような箇所が多く、LEVIATHANと比べると絶叫ヴォーカルやブラストビートなどエクストリームメタル的な魅力は控え目な代わりに、より情景描写に重きを置いてる感じです。

元々LEVIATHAN自体が単なる鬱だけではなく、心霊的、異界的、病的だったりと異形の感性が感じられるブラックをやっていたと思いますが、その異形性により焦点を絞った音と言えるように思います。不健康にも程がある!!と突っ込みたくなるような世界観(笑)。

NACHTMYSTIUMやXASTHURなど、この界隈のアメリカのブラックって抽象的な音像で世界観を構築する傾向が強いですが、その音像の中に蠢く「異形の何か」を感じさせる音作りにおいては、このWrestが頭一つ抜けているのではないでしょうか。

上記の2バンドは日本盤が発売され、XASTHURに至ってはEAT誌にインタビューが載るという快挙を成し遂げてますが、Wrest関連ももっと注目されて欲しいですね。XASTHURが受け入れられるならこの不気味で、健全からは程遠い音も行けると思うので…



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