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NO FIXED ADDRESS (2014年)
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コメント・評価

Recent 50 Comments



1. 帰ってきたクーカイ ★★ (2014-11-24 03:43:44)

 相変わらず上手い。
 何がというと、曲作りと音作り、それにアルバムにおける楽曲の配置だ。
 一曲単位でのダウンロードが主流になりつつある昨今、ここまでアルバム・オリエンテッドな製作姿勢を保持しているのは、まことに好ましい。彼らが我々同様にロック・ファンであり、自分たちが聴き親しんできたもの(形)を大切にしているという証しであると思われるからだ。
 本作はメンバーのコメントにもあるよう、ヘヴィなものはヘヴィさを損なわず(「よりヘヴィに」)、ポップなものはディスコソングに通ずるアレンジが施されているものもある。ホーンが入ったりラップが入ったりしているのだが、それでもきちんとニッケルバックの楽曲であることは、その特徴的なヴォーカルメロディや男気溢れるチャドの声が主張している。バラードも充実しており、全編あっという間に聴き終えてしまうし、すぐにまた聴きたくなってしまう。
 個々の楽曲は一聴して耳を捉えるフックを有すだけではなく、繰り返し聴いても飽きがこない。メロディに深みと滋味があり、アレンジのセンスも良い。
 AC/DC・Def Leppard系のバンドは、ある意味、自らが理想とする楽曲の形が明確にすぎるきらいがある。聴き手も大きな変化を求めないため、基本軸はそのままにしつつ、作品が画一的なものとならないことが至上命令だ。このバンドも同系統のバンドなのだが、今回も上手にマンネリ化を回避した。
 職人の意地、ここにあり、というところか。




2. ヤングラジオ (2014-12-08 15:02:59)

音楽性を全く変えないバンド......GODSMACKの新作の所でも書いたけど、それを自分達がどれだけ意識しているのか分からないけど、このバンドも例に漏れず何も変わっていない。
所謂ポスト・グランジにジャンル分けされるバンドにもこの傾向が強いけど、楽曲の出来が落ちない限りに置いては、僕はずっと好意的に受け止めてきた。

1曲1曲のインパクトについては、バンドの歴史が長くなれば当然薄れてくる。
音楽性が変わっていないのに、常にインパクトを残すのは無理な話でもある。

僕はこういったバンドの新作を聞く時、自分なりのチェックポイントがある。
それに当てはめると、この新作僕の評価はあまり高くない。
もしこれを無名の新人が出したとしたら評価は変わってくるけど、敢えて言うならば中盤の出来が少し弱いのといつものダイナミックな音作りで弱さをごまかしているように僕は感じる。
いつもの彼らと言われれば、そうなのかも知れない。
何も変わっていないと感じる人も、きっと多いだろう。

でも、僕は好きなバンドには厳しく接したい。
「All The Right Reasons」の出来は、この作品の比ではない。
ここ3作品で言えば、出来が徐々に下降線をたどっている事が残念である。
前作で言えば「When We Stand Together」路線の楽曲を、僕は聞きたい。
このバンドの力量から言えば、やっぱり物足りなさは感じる内容である。




3. Voja ★★ (2014-12-13 16:26:32)

十分聞きごたえのアルバムだとは思う。
だが、やはり今作よりも前作、前作よりも前々作の方がよいと思ってしまう。
音楽的な多彩さを求めるということはこういうことなのかもしれないが、その結果ニッケルバック特有のあのパワーが減退しているように感じられる。
something in your mouth を聞いた時のあのハードな感動が得られる曲がなかった。
だがやはりバラードは美しいし、へヴィな曲もいつものようにかっこいいとは思える。
いつもと違う音楽がニッケルバックから聞えて来て、多少驚いているだけなのかもしれない。
これから二度三度と聞いていけば、またきっと好きな曲が出て来るだろう。


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